[韓ド]太王四神記

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<20>それぞれの思惑

5千の太王の軍がこちらに迫っていると契丹のホゲ軍たちにも知らせが入り、ホゲを真の
チュシンの王と信じてついてきた部下達もタムドクが神器を3つそろえたことを噂で聞いて
かなり動揺している様子。
真面目なチョク・ファン騎馬隊長は朱雀の神器の持ち主はホゲを選んだのだから、そんな
ことはないとムキになる。
タムドクの伝言を持ってきたカムドンを殺したときに、自分たちがいずれ反乱軍になる
ことを覚悟していたのかと部下に詰め寄られ、そんな噂を流したのは誰だと気色ばむホゲ。

チュムチは戻ってきたタルビとパソンを助け出す。
(パソンは兄を殺されて放心状態のまま)
でも直後にホゲの部下イルスに捕まってホゲの前に連れていかれます。
王の伝令を持って護衛としてやってきてから、そのままここにいるのだなと聞くホゲに
「周りくどいことは苦手だから正直に話す」
と王から3つの指示があったことを明かすチュムチ。
一つ、伝令の護衛をする。
二つ、兵士達に事実を話し、自分たちが置かれていることを判らせる
三つ、鍛冶職人とそばにいる女を助ける。

クンネ城はどうなった?というホゲの質問に、ファチョン会とかいう悪党どもを一掃して
彼らに脅かされていた奴らも助けたと答えるチュムチ。
それだけじゃ自分の父親がどうなったかわからなくて、父のことを聞くと
「言っただろう。悪党どもから助け出したってな」
と父が無事なことを教えるチュムチ。
で、ホゲが一番聞きたかった天地神堂のキハについてはチュムチが何の情報ももっていない
のでイラついたホゲ。

傭兵団ならお前達と契約を・・・と申し出るホゲに、もう雇われている身だからムリと
にべもないチュムチ。
タムドク自らが足を運んでチュムチと契約したことを知り、パソンもタムドクが直接会いに
来てくれたと言っていたと苦々しい思いのホゲですが、鍛冶屋を返す代わりに噂を広めた
チュムチの部下達を連れて我が軍から出ていくように言います。
チュムチが出て行ったあとで、イルスにチュムチたちを始末するように指示したホゲ。
「このまま返せば太王軍にとって都合がよくなるだけだから」と。

チュムチは最初タルビとパソンを馬車で連れて帰ろうとしますが、イルスたちが兵を集めて
いることに気づいて、タルビとパソンを馬に乗せることに。
何で?と聞くマンドゥクに、
「王様から教わったことが一つ、攻め時と逃げ時の見極めだ」
と自分たちを討伐する兵が動いていることを教えるチュムチ。

案の定兵たちが追いかけてきて騎馬民族のチュムチたちは必死で逃げて、何とかイルスの
追っ手たちをかわします。

ホゲが皆殺しにした村に到着したタムドク達。
生き残りがいれば周辺の村に知らせるだろうからと赤子まで殺していることに、そしてその
襲撃の素早さに呆れながらも少しだけ感心するフッケ将軍。
この近辺で高句麗の兵を襲おうと兵が集まってきているから移動するスピードを早くしよう
というコ将軍の言葉には耳を貸さず、殺された人々の葬儀をするように手配するタムドク。
「遺体が腐れば病が広がり、ここは死の土地になるだろう」
そう話すタムドク。
あれこれと他の部下に指示するタムドクに、こんな見晴らしのいいところにいたらやられ
てしまうと気をもむフッケはヒョンゴに
「王の先生なんだから何とか言ってくれ」
とつつくんですが、ヒョンゴはそんなのムダムダと笑って相手にしない(笑)
「時々手足を縛ってじっとさせておきたくなります」
というコ将軍に、ならやってみろというフッケを一瞥して行ってしまうコ将軍。

タムドクたちの動きを契丹のキドゥハリ部族トゥタイが様子を見ていて・・・

百済のアシン王は自分たちの味方だ。
アシン王が狩場で命を落として王位が回ってきたのは自分たちの活躍があったからだと
大長老に言う百済の使者。
「王が留守になった今、百済がクンネ城を攻めるチャンスだ」
という大長老に、ホゲを王にする予定だったのでは?と痛いところをつかれてちょっと
睨む大長老にそれ以上は聞けなくなった百済の使者。

奪われた百済の城とクァンミ城を取り戻して高句麗に攻めろとという大長老の言葉に困った
顔をする使者。
奪われた城にいるのは百済の者達であって高句麗の者ではない、しかも城の中にいる者達が
自らの意思で高句麗のタムドクにつくと言っているのだから難しいとサリャンも言い出す。

アシン王も年に似合わずなかなか賢くて、自分のそそのかしにものってこないとグチる
使者に、この百年なんのために我慢して百済の王室にへつらってきたのだと怒る大長老。
何としてもクァンミ城ぐらいは落とせと使者につめより、自分は後燕にいくという大長老。

タムドクが契丹とそしてホゲ軍の四万の兵を手にいれるかもしれないという最悪のシナリオ
を想定して動く大長老はサリャンにキハのところへいくように指示します。
「キハ様のそばでやってもらうことがある」
自分がキハにするはずだったことをサリャンにさせるようで・・・

サリャンはキハのところにやってきますが、キハはかなり警戒していて刃を突きつけます。
「どうぞ復讐なさってください、命ならいつでも差し出します」
平然と言うサリャンに刃を引っ込めるキハですが、後燕にいった大長老が自分のそばに
サリャンを残した魂胆に警戒するキハ。
ホゲのもとへいって神器を捜す手助けをするようにと大長老からの伝言を伝えるサリャン。
それを信じたかどうかわからないけれど、キハは他にも気がかりがあって・・・
「あの子は無事だろうか・・・かなり出血していた」
とスジニを心配している様子。
そしてサリャンに大長老を裏切って自分につくようにと迫るキハ。

チョロは橋の上で朝も夜もずっとスジニを待ちつづけていて・・・

夜。
タムドクは集めた遺体を火葬して弔います。
炎がかなり目立つので武装しましょうというコ将軍やヒョンゴたちに、弔っているのに
武装なんてしてたらおかしいと笑って相手にしないタムドク。

コムル村の若い修行者ヒョンドンはこのときのことを記録に記している様子。
『速度を重視していた百済戦とは違ってゆっくりと進んでいる。目についた遺体をすべて
 集めて、主のいなくなった家畜を養った。そして臣下と同じ物を食べ、同じ酒を飲んだ。
 それから太王はクンネ城を出てから夜眠れない病がますますひどくなったと・・・』

タムドクはスジニと最後に過ごしたときのことを思い出していて・・・

妻の浮気を心配する兵士のところにやってきて一緒に同じ物を食べるタムドク。
(タルビがいなくなってご飯がまずくなったらしい)
コ将軍はそんなタムドクを微笑ましくみていて・・・

南に行った偵察隊がキドゥハリ部族に襲撃され、周辺にも契丹の部族同士が手を組んで
兵を集めているとタムドクのもとに報告が入る。
タムドクはヒョンゴに「先生、あれを用意してください」と指示を出します。
そして襲われた高句麗の兵士達の遺体を回収しにいくといいだしたタムドクに、待ち伏せ
されているから危険だと言うコ将軍。
フッケにそのことを指示して、くれぐれも勝手に兵を動かしてはいけないというタムドク
の言葉に「自分も一緒に行くつもりですか?臣下が信じられないのですか?」とコ将軍が
タムドクに聞きます。

2人きりだと知ってタムドクは胸のうちを明かします。
「兵が信じられないのではなく、自分が信じられないのです」
参謀達が助言や情報を提供してくれるけれど決定するのは自分。その度に怖くなる。
「私が判断が間違っていたら?私が誤っていたら?
 私がいらぬ意地を張って私が・・・みなを死なせるかもしれない」
不安にかられるタムドクにコ将軍は、私は15の時から先頭にたって戦に出陣してきたけど
いつも死を怖れていたと。
「しかし、ご存知ですか?陛下にお仕えして初めて『死んでもよい』と思えたのです。
 皆同じ気持ちでしょう。この方のためなら死んでもいい。
 ・・・陛下の存在そのものが大切なのです」
自分を励ますコ将軍を見つめるタムドク。

一人になったヨン・ガリョは大広間の玉座の前を歩いていて、コムル村のカムドン?に
呼び止められます。
王があまり玉座に座っていないのは歴代の王からの宿題がとけていないから玉座に戻る
資格はまだないのだというカムドンに、王が出立する前のことを思い出すヨン・ガリョ。

タムドクは貴族会の紋章を再びヨン・ガリョに返し、自分が留守にしている間は叔父上に
任せるといいます。
自分は息子を選んだのですよというヨン・ガリョに、政事に長けていて愛国心がある
叔父上が適任だからと笑って言うタムドク。
「叔父上、チュシンの意味をご存知ですか?我らペダル民族の住む世界。それを取り戻す
 ためには道のりはまだまだ遠い。ですからここは叔父上に任せます」
タムドクはヨン・ガリョにそう話す。

ヨン・ガリョがホゲに自分たちの置かれている状況をわかっているのかという伝令に、
自分たちが反乱軍扱いされて怒る将軍達に、これからは高句麗のために戦って、敵味方の
区別もつかない王と戦うというホゲに賛同する将軍達。

遺体を拾いにいった高句麗の部隊を襲撃したキドゥハリ族に、それを取り囲むようにして
高句麗の軍が周りを取り囲む。
タムドクが出てきてトゥタイに契丹の首長アチラに自分の文と贈り物をします。
そして去っていくタムドクたち。
フッケは去り際に騎馬隊が帰れるように道を開けろと言い残して・・・

ヨン・ガリョの屋敷にキハとサリャンがやってきます。
自分がファチョン会を乗っ取ると言い出したキハに、半信半疑のヨン・ガリョですが
神器を戻してさえくれたら青龍の神器はホゲに渡すというキハ。
「私の息子ホゲはそなたにとって何なのだ?」
と聞くヨン・ガリョに黙って自分のふくらんだ腹を見せるキハ
「これが答えになりますか?」
というキハに動揺するヨン・ガリョ。

チョロは子供たちからスジニの行方を探し出します。
ケガは治っているのに何日も眠っているというスジニを医者に連れていきますが、生きる
気力を失っているからどうにもできないと言われて・・・
チョロはスジニを森の中へ連れていってずっとそばについていることにします。
スジニの額に触れるチョロ、昔自分がセオと呼ばれてファヌンのことを思い出して意識を
戻したスジニ。
「もう起きろ・・・あの方がお前を捜している」
そう伝えるチョロにスジニは・・・

タムドクのもとに契丹の使者トゥタイたち4部族がやってきます。
「本日太陽が空の中央にくる時、こちらの指定する場所で高句麗の王に会いたい。
 但し7人の部下と7頭の馬しか連れてきてはいけない」
そう伝えたトゥタイにくってかかるフッケですが
「そのうちの一人は・・・俺だろ?」
斧を掲げて戻ってきたチュムチに笑顔になるタムドク。

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感想コメント

今日でもう20話なんですね。
あと4話でどういう展開になるのか気になります。

キハってば子どもを守るのに必死でヨン・ガリョ相手に卑怯な手段に出てましたね~
スジニを心配しているところではちょっと同情したんですが・・・

スジニは自分がタムドクを苦しめる存在にはなりたくなくて、自らの命を否定するように
生きる気力を消そうとするんですが、古代の記憶がよみがえるとともに意識も戻ってきた
ということですね

ホゲは言葉巧みに自分達が正しいんだと将軍達に言い聞かせ、ここまできてしまった以上は
反乱軍の汚名を着せられたタムドクを倒さないと引き下がれないと将軍達もホゲについて
いくことにするんですけど、あとでタムドクこそがチュシンの王だと知ったら死ぬほど
恥ずかしいんじゃないかと思います。
あんまり頭のキレがよくない人ばかりをホゲは連れていったのかしらん・・・

チュムチも合流してきたので、そろそろ白虎の神器が目覚めてもいいころじゃないかと
思います。
こればっかりずっと待って、かなり焦らされている気分です。
来週は見れるかなぁ・・・(でも予告ではそんなシーンなかったですね)
<19>背中に告げた別れ

キハはスジニを振り払い、チョロに攻撃されて劣勢になったサリャンを救うため朱雀の力を
チョロに使う。
朱雀の玉を受けたチョロは負傷し、その炎は消えずにチョロを苦しめる。
スジニがキハに消して!と頼むけれど、キハは
「火をつけることはできるけど、消せない」
と答える。
苦しむチョロにどうすることもできないスジニは何とかしようと炎に手をかける。
・・・するとスジニがその炎を吸収してしまった。
驚くキハとサリャンの前に、その炎の力を剣に集めて朱雀の力を目覚めさせたスジニが
キハに攻撃を再開する。
もうサリャンのかなう相手ではなく、キハもわが身に剣を振り下ろされそうになり、
「おなかの子を傷つけないで!」
と思わず口走ってしまう。
それでも攻撃をやめないスジニだが、スジニがキハに振り下ろした剣はキハを守る不思議な
力で跳ねのけられてしまい、スジニも吹っ飛ばされて大怪我を負う。

キハは全てを思い出した。
大長老に背中に刻印をされたこと、母から朱雀の神器と妹を託されたこと、母が殺される
場面を見たこと、妹を隠した後で神器の力が発動したこと・・・

「・・・サリャン、サリャン!・・・あの子はあたしの妹ね?」
その問いかけにサリャンは答えなかったが、答えないことこそが答えでもあった。

タムドクは部下達を久しぶりに休ませて、家族のことを聞いてねぎらう。
そして契丹への出兵について、兵を増やしましょうというというフッケや部下達に、
荷物持ちだけを200名ほど増やすだけにすると答えるタムドク。

今回は戦が目的でなはい、だから戦は最後まで避けたい。だからどんな階級の者であっても
先に手を出した者は見つけた時点で首をはねる。

このタムドクの言葉にまた「そんなぁ~」と文句を言うフッケ。
自分たちはホゲ軍のためだけに物資を運ぶのかと反論するんですが、
「将来我々の兄弟となるものと手を結びにいくのです」
と説明するタムドク。

これ以上新しい兵を補充すれば、女や老人だけで田畑を耕さなければならなくなるので
兵の補充はしない。
物資を普通に購入すれば物価が上がると考えたタムドクは、貴族や商人に出せるだけの
物資を出してほしいとカムドンが王の言葉を通達します。
「で、あの代金のほうは?」
と聞くチョ・ジュドに「払いません」とアッサリ言うカムドン。

その言葉にビックリする貴族や商人たちですが、その物資の度合いによって塩の貿易権と
経営権を分け与えるというカムドン。
契丹の西北に塩の出る土地があるので、そこで塩をとって分配しようというのです。
その言葉に何も言わずゾロゾロと席をたってしまう貴族や商人たちですが・・・

帰ってきたチョ・ジュドはそのことをヨン・ガリョに報告します。
塩はかなり魅力的なアイテムだったらしく、みんな色めきたっていたと言うチョ・ジュド。
我々も表向きだけでもちょっとは協力しないといけませんよね?と聞くチョ・ジュドに
ヨン・ガリョは早馬を用意させます。どうやらホゲに手紙を送るらしく・・・

スジニが目を覚ますとケガは治っていた。チョロは皮膚の内側の内臓までヤケドをしていて
重傷だとコムル村のものが診断する。
ヒョンゴにことの詳細を聞かれたスジニだけど、自分が何をしたか覚えてないという。
「自分を・・・抑えられなかった。ただ、自分の意志と関係なく怒り狂い、火を使って
 人に襲いかかり、殺そうとした・・・・こういうこと?」
そう聞かれて思わず顔をそらすヒョンゴ。
「朱雀の守り主が暴走するってこれでしょ?・・・てことはあたしが朱雀の守り主か。
 参っちゃったな。これ・・・取り消せませんか?朱雀なんてやりたくありません」
そういうスジニにヒョンゴはもう一度やってみろと言い出します。
「俺の前で正気を失い、怒ってみろ。俺が確かめてやる」
とスジニが朱雀であって、力が制御できないということをできれば認めたくないヒョンゴ。

「記録では、朱雀の守り主が暴走してチュシンの王を殺そうとしたんでしょ?」
「俺は知らん!そんな大昔の話がわかるもんか・・・」
スジニを見守ってきたヒョンゴは来るべきときが来たとわかっていても、そのことを
否定したくて・・・

「いつまた正気を失うかわからないし、世界を火の海にするかもしれないし、それにほら
 ・・・王様の手で殺されるかもしれなんでしょ?」
「だから知らん。もう一度やってみろ。な、俺がみて判断してやる」
「・・・最後に一度だけ会ってもいい?」
「誰に?」
「あたしたちの王様。これで最後ですから・・・一度だけならいいでしょ?」
みんなの前から姿を消すことを決めたスジニの言葉に、かける言葉がなくて何も言えなく
なったヒョンゴ。
スジニはヒョンゴの手を握り、
「お師匠様に殺させるなんてできない。
 あたしを殺したりしたらお師匠様は一生泣くでしょ?
 お師匠様が重湯を飲ませたり、あたしのおしめを替えながら育ててくれたのに、今まで
 いろんなことを教えてくれたのに、恩を仇で返すなんてこと・・・
 師匠、あたしやっぱり育ててもらった恩・・・返せないみたい・・・許してね」
スジニは涙まじりでそれだけ言うと手を離してそっと立ち去る。
「・・・まったく、あいつは・・・」
ヒョンゴもそれ以上は言葉が出てこず、涙で声が詰まる。

キハは大長老のもとにいき、
「百済の海辺の屋敷を襲って神器を奪うように命令したのはお前か?5歳だった子供の
 記憶を消していいように操っていたのはお前か?」
大長老はキハの記憶が蘇ったのかと冷静だけど、
「お前のせいで妹まで殺してしまうところだった」
とキハが言った言葉に驚く大長老。妹の存在は知らなかった大長老が
「妹と言われましたか?」
とさりげなく聞く大長老に
「そうだ、母が殺される前に私に託した妹・・・
 何でも知ってるお前がこれは知らなかったか・・・ならば今日私に殺されることも
 知らないな」
そういい終わるやいなや大長老を攻撃するキハ。
でも黒い力を発動する大長老にはとてもかなわず・・・
二千年前に大長老は火の力を少しだけ盗んで、その力で生きているから火の力では自分を
殺せないという大長老。
そして逆らったキハに制裁を加える。

コムル村に戻ったスジニは火の力を使ったことを皆に公表します。
本当に黒朱雀なのか確定したわけではない、でもそれを確かめる時間はない。
黒朱雀の兆しが見えたら世界の平和のためにそのものを殺さなくては・・・
「誰か、この子の最後を導くものを・・・」
そう声をかける代表者に、誰も返事をしない。
誰だって赤ん坊の頃から見てきたスジニを殺すなんてことできなくて・・・

「あたしがやります」
自分で始末をつけると答えるスジニ。
「今までコムル村の雑用はあたしの担当だったし・・・なんか心配だな。
 あたしがいなくなったらみんな大丈夫かな?あの、最後にひとつお願いがあるんです。
 あたしがケガさせたクァンミ城主は助けてください。このまま置いていくと思ったら
 すごく後ろめたくて・・・」
チョロのことを心配するスジニに、代表者は我々でできることは何でもやってみようと
うけおう。
ヒョンミョンにも別れを告げるスジニ。

タムドクがコ将軍たちに鎧をつけてもらっていると
「あたしがやります」
という声が。タムドクが振り向くと・・・スジニが女物の服を着ていてちょっと驚く。
「どうしたんだ?」
「何が?」
「その服は何だ?」
タムドクにそう言われて、思わず出ていってしまおうとするスジニ。
「おい、どこへ行く?」
と呼び止めるタムドク。
スジニに任せて、他のものは出て行く。
「今度はうまくやれよ。この前みたいに穴がズレないように。
 どこをほっつき歩いてた?いつもくっついてたやつがいないと気になるだろ?
 コムル村で何かあったか?先生たちが慌てて出て行ったぞ」
スジニは何も言えなくて黙ったまま作業を続ける。
すると、前に回したスジニの手を掴むタムドク。
「言え」
「何をです?」
涙にぬれた顔を見られたくなくて顔を隠すスジニ。
「お前がおとなしいなんて怪しい。何かやらかしたのか?」
スジニのほうに振り向こうとしたタムドクを抱きついて止めるスジニ。
「・・・待って、少しだけこのままでいて。考えたいんです」
タムドクの腰に手を回したまま泣いている様子のスジニが気がかりなタムドク。
「おい・・・どうした?おい、王様に抱きつくやつがいるか?」
冗談まじりに言ってもスジニは離れず、やっと離れてもうつむいているスジニ。
「顔を見せろ」
そういわれて顔をあげるスジニ。
「・・・まだお酒が抜けてなくて。泣き上戸になるお酒だって聞いたけどホントだ。
 あの、これを返しにきたんです」
スジニはそういって前にタムドクから預かった母の形見の香水瓶をタムドクに返す。
「前に貸してくれたでしょ?今までずっと返しそびれていたんです」
そう言って差し出すスジニをじっと見つめるタムドク。
「あたし・・・一度は言われてみたかった。お前も少しはキレイだなって。
 だからこんな服を着たんです。コレを着たらきれいに見えるかなって。
 どうせならキレイな姿を覚えててほしい・・・うわッ、恥ずかしいなホント・・・
 失礼します!」
茶化して立ち去ろうとしたスジニの腕をとってとめるタムドク。
「何を覚えてろって?言うならハッキリ言え」
「酔っ払いがハッキリ言えるもんですか」
「・・・お前はキレイだ。こんな服を着なくても、お前はきれいだ。いいな?」
「撤回しないでくださいよ」
「こんなこと、もう言えない」
「・・・じゃあもう行きます」
立ち去ろうとするスジニの腕をつかんだままのタムドク。
いつもと違うスジニを心配するタムドクだけど、理由を言わないスジニに戸惑っていて。
「手を離して、離してください」
「早く酔いを覚ましてこい。弓隊の兵士よ、お前を待っている」
「わかりました」
立ち去ろうとしたスジニはふと立ち止まって
「王様、王様の背中っていい匂いがします。知らないでしょ?」
そうしてスジニは出て行き、途中でヒョンゴとすれ違って深く礼をするスジニ。
「その服・・・似合わんぞ」
涙まじりで言う師匠に背を向けて・・・スジニは去って行く。

ホゲ軍の兵士たちは情勢が変わってしまっていることを流れの兵士から聞いて驚く。
出兵したときにはホゲが次の王になるのでついてきたのに、今やクンネ城はタムドクに
ついていて、しかも撤収の命令が下っているのにホゲがそれに背いているという兵士。
自分たちが反乱軍になっているとは思っていなかった兵士たちは動揺する。

タムドクの指示で兵士の不安を煽るように命令されていたチュムチの部下たち。
マンドゥクもこれだけ噂を流せば大丈夫だからそろそろ帰りましょうとチュムチに言う。
ホゲの行き先がわからなくて、というかタルビがどこに連れていかれたのかわからなくて
イラつくチュムチ。

ホゲたちはやっとキタイ村にたどり着く。
村人を捕らえて男だけを1ヶ所に集めたホゲのところにパソンとタルビが連れてこられる。
そしてパソンに一人一人顔を確かめさせる。
「兄は・・・ここにはいません」
とシラをきるパソン。
なのに、ホゲの部下が子供を連れてきてアッサリとプルドルを指差す。

ホゲに白虎の神器を渡すように言われても、神器の守り主じゃないなら渡せないと言い切る
プルドル。
そんなプルドルに斬りかかろうとするホゲの部下に、慌ててパソンが兄をかばう。
パソンのことはひと目でわかったらしく、呑気に近況を聞くプルドル。
言うことを聞かないと殺される、神器を渡してと頼むパソンに
「あいつは守り主なのか・・・それともチュシンの王なのか?」
そう聞くプルドル。
パソンが何にも言わずに顔を伏せたので神器の在り処は言わないプルドルに足に剣を刺す
ホゲの部下。
「本物の・・・守り主なら・・・すぐに光るって。
 それまでは・・・渡すなって・・・オヤジが言っただろ?」
足に重傷を負いながらも父の遺志を継いで、神器の在り処を言わないプルドル。
パソンは慌てて「自分が神器を捜します!」と家の中を捜しに行く。

プルドルは
「オヤジは命がけで神器を守った。オレはその息子だ」
そういって舌を噛み自殺する。

そんなことをしらないパソンは家でやっと見つけた神器をもってホゲのもとに帰ってくる。
そして神器を放りだしてプルドルの遺体にすがり付いて泣く。

やっと白虎の神器を手にいれたホゲ。

容態のよくないチョロに、コムル村の行者は神器をもってきて傷口に置く。
すると神器が光り出して傷を癒したようで・・・

タムドクはヒョンゴからそのことを報告される。
明日は出兵なので、できればチョロにも行って欲しいと言うタムドク。
物資も予想より多く集まったというヒョンゴに
「あいつはどこです?」
と聞くタムドク。
「あいつとは?」
「ずいぶんスジニを見ていない」
「あ・・・スジニ」
立ち止まってしまったヒョンゴを振り返るタムドク。
「私を避けてるのか?」
と聞くタムドクに
「少し時間がかかります」
と答えるヒョンゴ。
「時間が?」
「少し遠くへ使いに出したのです。とても重要な、コムル村の用事なので詳しくご説明
 できません。ご理解ください」
尚も説明を求めてヒョンゴに近づくタムドクに
「ああ、ですから行った場所が・・・遠いのです。ですから会えるのはだいぶ先に・・・
 先になりそうです」
ヒョンゴのただならぬ様子やスジニと最期に会ったときのことを思い出したタムドク。
「何を隠しているんです?話してください」
「スジニは自らこの世に別れを告げにいきました。あいつらしく、勇ましく、笑いながら
 そう決めたのです。どうかご理解していただきたい、王様」
ヒョンゴの言葉に、気色ばんで立ち去るタムドク。

傷が癒え、起きて目を覚ましたチョロのもとにタムドクがスジニを捜しにやってくる。
「スジニはどこです?」
と聞くタムドクに行者は、ここにはおりませんと答える。
前の村長からの遺言で、スジニに黒朱雀の兆候が現われたら殺すようといわれていたことを
説明するコムル村の行者に怒るタムドク。
「何をバカなことを言っているんです!?スジニが朱雀の守り主かもしれないから生かして
 おけないって?」
そう言って怒るタムドクに、スジニはただの朱雀ではなく黒朱雀だと答えます。
「では、あの女は?前から朱雀の守り主だと言ってるあの女をなぜ殺さない?」
そう聞くタムドクに、キハには黒朱雀の兆候が見られなかったと答えるヒョンゴ。
スジニが赤ん坊の時に、すでにその印を見てしまったというヒョンゴに、スジニの居場所を
問い詰めるタムドク。
「わかりません」と答える行者に
「なぜわからない!?殺すつもりなのにどこにいるのかわからないのか!?」
と声を荒げてタムドクが聞く。
「一人で出ていきました。どこに行くかは聞けませんでした」
タムドクはすぐにスジニを捜すつもりで出ていこうとするんですが、それをコ将軍が前に
立ちはだかって制止します。
明日には契丹に出兵しなければいけないことは陛下もじゅうぶんご存知のはずと。
「女一人のためにしくじってはなりません。あなた様は王様です!」
ヒョンゴもそういい、タムドクを止める。
迷うタムドクに「私が行く」と言う声が・・・話を聞いていたチョロだった。

市場の飲み屋や賭場から探してくれとスジニの探索をチョロに頼むタムドク。
「今もどこかで酒に酔って・・・」
一人で苦しんでいるのではないかと案じるタムドクに
「見つかります。絶対に」
と答えるチョロ。
「聞いてもよいかな?クァンミ城は私のものだ。そなたも私のものと思ってよいか?」
その問いにほほ笑むチョロ。
「チュシンの王様が何をおっしゃいますか」
そう答えるチョロにタムドクは自分の紋章を預けて、必ず見つけて連れて帰れと頼みます。

-----------------------
感想コメント

今回はキハもスジニも切ない展開でした。

道具として利用されていることは前々からわかっていたことだけど、まさか自分の家族を
殺した奴の手先になっていたなんて夢にも思わなかったはず。

危うく妹まで手にかけそうになって、すさまじい怒りをぶつけるけど、火の力で生きてる
大長老に同じ属性の朱雀の力では何にも出来ないんですね。
かなりの無力感を感じてるんだろうなぁ

スジニも自分が黒朱雀と知ってつらい選択を迫られて・・・

タムドクとの別れよりもヒョンゴやヒョンミョンたちとの別れのほうが何か泣けてしまい
ました。

タムドクもスジニの行方が気になってても、やることはやらなきゃいけない。
で、チョロに託すわけですが・・・この辺りの心情も、あくまでも大事な妹って感じなので
スジニはどこまでいってもせつないなぁ・・・

ラストのほうでやっとパソン兄が出てくるんですが、あっという間に死んでしまって・・・
神器は取られちゃうけど、あれってまだ目覚めてないんですよね?
チュムチがやってきて目覚めさせてくれるのかな?

出来ればプルドルに神器が正統な守り主に渡るところを見届けて欲しかったなぁ

なんかいろいろせつない回でした。

<18>2人の朱雀

クンネ城ではまたもやスジニが酒蔵から勝手にお酒を持ち出してシメシメとほくそ笑んで
いると、フッケとバッタリ出会ってしまいます。
王様のお酒を持っていることを慌てて言い訳するスジニですが、フッケは酒瓶に目もくれず
「お前・・・孤児なのか?」
とスジニに聞きます。
どうやら親のいないスジニを養女にしたいらしく、タムドクにそのことを言います。

フッケは先王から王妃をチョルロ部族の一門から出して欲しいといったことを憶えていて、
今後は城を空けることが多くなるタムドクに代わって城を守り、死ぬまでどんなことが
あっても陛下の味方になる芯の強い王妃が必要だと力説するフッケ。
フッケの言葉にずーっと笑って聞いてたタムドクですが、フッケの傍にいって
「将軍の娘はもう嫁がれたはずですが(笑)?」
とツッコミます。その言葉に「やられた~」ってリアクションをするフッケですが、
「実は今晩娘が出来る予定でございます」と変な発言をしてタムドクを困惑させます。

フッケはヒョンゴに「わしの娘のセンセ~」なんて抱きつくんですが、コムル村の行者は
みんな困った顔。
ヒョンゴからフッケに話をするように急かすヒョンジャン。
で、ヒョンゴはフッケ将軍を無理やりどこかへ連れて行き・・・

そんな様子を見ていたスジニですが、チュムチに「こんな格好でいいかな?」と自分の
服装を聞きます。
養女の話に乗り気なスジニに「嬉しそうだな」とチュムチが聞くと、なんとチョルロ部族の
酒蔵の話をしだすスジニとヒョンミョン。(それが目的ってこと?)
その服ヘンだとチュムチが言うと、こんなときタルビ姉さんがいたら・・・とスジニが
言い出したので、何となく気持ちがイラッとしたチュムチ(心配でたまらないんですね~)

人目のつかない薄暗いところにフッケを連れてきたヒョンゴとヒョンジャン。
そしてフッケに「あの子がどこのウチの子かご存知なんですか?」と聞くヒョンゴ。

キハはお腹がかなり目立ってきた様子。
サリャンがキハに、大長老が隠れ家を移したのでキハにもくるようにと連絡します。

灯を消そうとしてキハのことを思い出すタムドク。
彼女にせがんで火をつけてもらったこと、そして天地神堂での2人の別れを・・・

スジニはフッケ将軍が自分を養女にしたがったのは王妃にするためなんだとタルグから
聞いてビックリしたスジニ。
一旦貴族であるフッケ将軍のところに養子に入って、しかるべく血筋ということでそこから
王のもとにいくと言われてタルグの頭をペシッと叩いて怒るスジニ。
そのまま怒ってどっかにいっちゃうスジニを見て、ヒョンミョンはタルグに
「恋愛経験がないなぁ、お前」と説教。大事な話をあんなタイミングで言ったことに
ダメ出しするヒョンミョンと図星だったのか黙ってしまうタルグ(笑)

ヒョンゴはフッケに説明しようとするんですが、うまく出来ずにカムドンに交替。
スジニはチュシンの星が輝いた夜に百済の屋敷で見つかった赤ん坊だと説明します。
家族は皆殺しにされ、神器は持ち去られてしまった後だったようだと。で、その赤ん坊を
助けた時に、額に一瞬だけ朱雀の印が見えたことを説明しますが、
「じゃああの大神官は何者だ?あの女は?」
と混乱したフッケに、片方がニセモノで片方がホンモノだと説明しながら、スジニがもしも
ニセモノだったら・・・と想像して説明になってないヒョンゴ。
カムドンがその先を説明しようとして
「何だって?」とスジニが出てきたので皆驚きます。

ヒョンゴはスジニを引っ張って行き2人で話をします。
自分で火を操ることが出来ただろう?とスジニに朱雀の自覚があったか聞くヒョンゴ。
それで火遊びを禁じたの?と怒るスジニに、そうだ!と大声で言い返すヒョンゴ。
「あたしが朱雀の何とかだったら?」
「お前にその気配が見えたら、すぐにお前を殺さねばならん。
 だからこうしてお前を見守っているのだ」
場合によってはヒョンゴが自分を殺すかもしれない、そのために自分をずっと弟子として
見守ってきたのだといわれて驚くスジニ。
「あ、あたしが朱雀の守り主であるわけないでしょ。酒を守る神様ならともかく・・・」
と話にならないというように否定するスジニに、
「だから万が一のことをを考えて、お前を妃にするわけにはいかん」
朱雀の守り主がファヌン様の妻となって子供を産み、その子供を失ったショックで力が
暴走して世界を火の海に変えてしまい、ファヌン様はそれを鎮めるために自分の愛する人を
殺さなければならなくなってしまったから、だからダメだというヒョンゴ。
そこまで聞いてスジニは泣き笑いの表情を浮かべて
「だったら心配ないや。
 あたしは王様に愛されたことなんてないし、この先もあり得ないから」
そういって出て行くスジニ。

大広間で一人でスジニが酒を飲んでいるとタムドクがやってくる。
で、慌てて隠れるけどスジニがいるのはタムドクはお見通しらしく、
「出て来い。酒の匂いがプンプンするぞ。大広間で酒を飲むのはお前ぐらいだ」
と声をかけます。
柱からヒョコっと顔を出したスジニに、養子の話を断ったのか?と聞くタムドク。
チョルロ部族の酒蔵が一番大きいのに・・・そんなにイヤだったのか?と聞くタムドクに
そんな目的で養子になるほど子供じゃないと言い返すスジニ。(お見通しってことですね)

そばに寄ってこないスジニに、自分の横をペシペシと叩き、そばにおいでというタムドク。
「酒は一緒に飲むものだ」というタムドクの言葉に、おずおずと隣にくるスジニ。
スジニが飲んでいた酒瓶をぐいっとあおって
「お前は酒を飲まずにはいられないし、私はなかなか寝付けない。
 どうだ毎晩こうして過ごさないか?」
そう提案するタムドクに、ハッキリ返事をしないスジニに「イヤか?」と聞くタムドク。

「聞いてもいいですか?」
「ダメといっても聞くくせに」
「フッケ将軍があたしを養子にしたいって言った時・・・すごく困ったでしょ?」
スジニのその質問になかなか答えてくれないタムドクに
「ウソでもいいから違うって言って下さいよ。違うって。
 本当はお前が養子になったらすごく・・・」
その先の言葉が続けられず、酒を飲んでごまかすスジニ。
「ありがたい」
「そんなありがたいってじゃなくて・・・」
「正直に言ってもいいか?」
「ダメっていっても言うくせに」
「申し訳ないし、それから淋しくもなるだろう。一番の友だちを失って・・・」
そういい終えたタムドクはスジニから酒瓶を奪って飲み、それで話を終わらせます。

「<スジニ>の意味を知ってます?
 飼いならされてはいるけれど、空を飛びまわる鷹なんです。
 だから無理やり縛り付けておこうとすると・・・死んじゃうそうです。笑えるでしょ?」
暗に養子の話を辞退すると言ったスジニに、嬉しくなって肩に腕を回してスジニを引き
寄せるタムドクに、うろたえるスジニ。
彼が嬉しそうに自分と酒を一緒に飲む様子にスジニもそっと頭をもたせかけて・・・

ヨン・ガリョとそれに加担していた重臣たちはもう何日もタムドクからの処分を待っている
状態ですが、タムドクから音沙汰がないので思い余ってヨン・ガリョはタムドクのもとへ。
重臣たちが処分を待っているという言葉にちょっと怒ったタムドク。
外敵を入れようとしたり、貴族会の紋章を奪われたりした失態については死刑になって
天に詫びたいというヨン・ガリョに
「どうしても無理ですか?ホゲではなく、私を王と認めるのは・・・」
実はヨン・ガリョは玄武の神器が目覚めたときから自分の息子がチュシンの星なのかと
疑っていたんですが、青龍の神器をこの目でみた以上答えは出たというヨン・ガリョ。
でも、天がチュシンの王とタムドクと選んだように、自分も18年前に息子が誕生した時に
ホゲを選んだというヨン・ガリョ。

タムドクは重臣たちの待つ部屋へと行き「あなた方はどんな王を求めているのだ?」
と問い掛けます。
チュシン国が昔もっていた広大な領地が欲しいのかと・・・

そのころ契丹チュルドゥス部族とホゲの率いる軍勢と戦闘を開始していて、
ホゲ軍の圧勝に終わった様子。

人を殺して領土を奪っても、その奪われた人々の憎しみを背負うだけだというタムドクに
「じゃあこの狭い高句麗の領土で我慢して、後燕が攻めてきても相手にするなと?」
とフッケが聞きます。
その言葉に、タムドクは会場の重臣たちを見回しながら
「自分にもう少し時間をくれていたら無駄な戦いを避けることはできたはず」
と声を荒げて怒ります。

大きな地図を持ち出してきたタムドク。
他国の国の特産物や資源などを重臣たちに質問し、彼らがスキあらば高句麗を手に入れよう
とするほど欲しいものは何なのかと聞きます。
高句麗の鉄が欲しいならそれを与え、かわりにその国の特産物を手に入れる。
そうすれば百年は平和に暮らせるのに、まだ剣を持ち、復讐のタネを蒔きながら戦いを
続けるつもりですか?これでもまだ私の心が判らないかと重臣たちに問い掛けるタムドク。

ヒョンゴとヒョンジャン、そしてスジニで青龍の神器の持ち主であるチョロを捜していた
ようで、やっとみつけます。
チョロは緑繁る大木のそばにいるのが好きらしく、その木の下にいるのをやっと見つけた
ヒョンゴは彼に、自分が玄武の神器の守り主であることを名乗り、チョロに青龍の神器を
渡そうとしてやってきたと説明します。

神器が目覚めるまえに無理やり体に刺されたのであんな姿になったけれど、目覚めた今は
大丈夫だからと差し出します。

神器が刺さっていた間の唯一の救いは夢だったと独り言のようにつぶやくチョロ。
チョロはどうやら神器を通じてセオを見ていたよう。
「彼女に会えた。だからもうそれはいらない」
とセオとソックリのスジニに会えた喜びを浮かべた表情のまま、神器を受け取らずに
去ろうとしたチョロにヒョンジャンが声をかけますが、そのまま行ってしまうチョロ。
「いつもチュシンの王のそばにいる。呼ばれたら感じるだろう」と言い残して。

チュムチは手下たちを引き連れて先に契丹へと向かうことにしたらしく、王にそのことを
告げにきます。
「そなたが行くことはないだろう」とタムドクが言うと、チュムチがニヤニヤして
「さてはオレがそばにいないと不安なんだろう?」
と自慢げに聞くんですが
「モメ事を起こすなよ」
と注意されて、後ろにいたチュムチの手下たちに笑われる始末。
「私の鍛冶職人とそなたの女を捜し出し・・・」
「オレの・・・何?」
とチュムチが聞き返すんですが、タムドクは笑って「モメ事は起こすな」と笑って注意し、
あとから契丹に行くからそれまで気をつけるようにと声をかけます。

ホゲ軍の野営地(ホゲは留守中)にやってきたクンネ城からの伝令を中に入れる部下達。
その伝令と一緒にチュムチたちも護衛っぽく一緒に入ってきます。
「陛下からの最終警告で、今すぐ軍を撤収させるようにと」
と伝令が伝えるとホゲ大将軍は留守だからしょうがないとホゲの部下が興奮していうと、
チュムチが伝令にその先の文章を早く読むように指示します。
「命令に従わなければ謀反を起こした反乱軍とみなすそうです」
何で謀反とか反乱とかいうことになるんだと伝令に掴みかかる部下。

そのときチュムチの目に先に潜入していたマンドゥクが合図します。
マンドゥクからパソンもタルビもホゲが連れていってしまったと聞いて
「何でタルビまで連れていくんだ!」
と怒りながら早くホゲのところまで案内しろと気色ばむチュムチ。

契丹のキタイ村では、ホゲの前に村人たちが集められます。
どうやらここに集めるまでに既に何人も村人を殺したあとらしく、村長に農機具を作った
鍛冶職人の名前を聞くと
「どうしてそれを最初に聞かなかったのだ? この殺人鬼め!」
とうめくように村長が答えます。
ホゲの部下であるイルスやその他の兵士たちはその言葉に、残っていた村人を次々に殺して
いきます。
チョク・ファン騎馬隊長はそれを見ているしかなくて・・・

ホゲは村長に、この先の村でも行く先々でこういう大虐殺をする。居場所さえわかれば
それはなくなるだろうと言います。
その言葉に村長はとうとう「プルドンだ」と鍛冶職人の名前を教えてしまいます。

サリャンからキハが神殿に残ると聞いて面白くない様子の大長老。
キハが身ごもっていることは先刻承知のようで、そのことをタムドクにだけはしられない
ように細心の注意を払うようにと指示する大長老。
神器は結局タムドクのところに3つあるし、ホゲが白虎の神器を持って帰ってきても、
それを目覚めさせることは出来ない。
だから待つしかないという大長老。
大長老の話では、玄武と青龍は目覚めたけど朱雀はまだ目覚めてないということらしい。

サリャンにキハの出産を見届けるようにいう大長老。
女なら火の巫女の後を継ぐものとして育てる。男なら・・・・心臓を取り出してこの箱に
入れるようにとサリャンに箱を渡します。
手ごわいタムドクの血よりも、こっちの血を使おうということなんですね。

キハを天地神堂にそのままいさせることをフッケもヒョンゴもファチョンと通じている女
だからと大反対で抗議するんですが、タムドクは「証拠がない」からという理由でキハに
何もしないと決めている様子。
業をにやしたフッケが私が暗殺なり何なりして始末しましょうと言い出して、それを
コ将軍が止めます。
ヒョンゴは、タムドクに「朱雀の守り主に思いを寄せているのでは?」と聞くんですが
「今私に、私の父を殺し、母同然の大神官も殺して、この国を揺るがそうとした女に
 思いを寄せているのかと聞いているのですか?」
とちょっと逆ギレしたように聞き返していて・・・

朱雀と青龍の神器はどうやらコムル村の行者たちが宮殿の奥深くで交替で守っている様子。

タムドクのもとにヨン・ガリョが謁見を求めてやってきます。
ホゲ軍にすぐ撤収するように命令を出したらしいが、勢いに乗っている軍をすぐに撤収する
ことは難しいでしょうと切り出すヨン・ガリョ。
しかも命令に背けば反乱軍とみなすということを聞きましたが、うそですよね?と聞く
ヨン・ガリョに「本当です」とアッサリ言うタムドク。

ホゲが契丹の民を虐殺したあとで、契丹を易々と通過させてくれるはずがないという考えの
ヨン・ガリョですが、ホゲ軍が本当に反乱軍となれば、討伐しに行く我々は歓迎されるし
手を組むことも可能だというタムドク。
この考えはどうです?とヨン・ガリョに聞き、ヨン・ガリョは言葉も出ず・・・。

昼間っからお酒を飲むスジニのそばにいるチョロ。
「知ってる?天下の王様でも出来ないことがあるんだ。
 王様に内緒で行って、殺ってしまおうか?・・・ダメだ」
スジニはいっそキハを自分の手で殺そうかと考えるんですが、そんなことしたらタムドクは
二度と自分を見ることはないだろうとその考えを捨てます。

チョロに寄りかかりながら、スジニは自分にも両親がいたことをつぶやくんですが、
考えるよりもまず行動しなきゃと気持ちを切り替えます。

キハはサリャンから大長老がまだ回復していないことを聞きます。
あの大長老をそこまで重症に追いやった青龍の神器に興味をもった様子のキハ。
サリャンはやはり百済の神器を取りにいったときにあの少年だったチョロと会っているん
ですね。心臓に突き刺されて大爆発を起こしたけれど本人は無事で、バケモノと呼ばれる
ほどの強大な力を手にしていたということを聞くキハ。
(キハは自分の子供に青龍の神器を突き刺して、何とかして守ろうということなのかな?)
キハの危険な考えに気づいたサリャンですが、キハから逆に
「ファチョン会は私の子供をどうしようと考えているのだ!?」
と聞かれて、答えられず・・・

その時キハに面会を求めてスジニとチョロがやってきます。
キハは人払いをして、スジニとチョロと3人だけになります。
スジニはキハに、朱雀の神器が百済のヘシという屋敷にあったものだろう?と聞きます。
チュシンの星が輝いた夜誰かがその家の人たちを殺し、屋敷に火を放っただろう?と。
そのことについては何も知らないキハは、隠れていたサリャンを呼び「本当か?」と
聞きます。サリャンがそうだと答えるとキハはスジニに
「だが、それがそんなに重要か?」
と尋ねます。
「そうだよ。あたしはその家の娘だ」
その言葉に驚くサリャン
(この段階ではキハとスジニが姉妹って知ってるのは彼だけですもんね)
「ってことは、あたしの両親を殺して家を燃やしたのはあんたらなのね」
スジニが言う家という言葉にかすかに反応するキハですが、先王を殺したことや大神官を
殺した罪をスジニに問われて、
「大神官は罪を問えない存在だ」
「知ってる。王様でさえ罪を問うことは出来ないんだね。大神官の罪なんてどうでもいい。
 あたしがやりたいのは両親の敵を討つことだけ」
そう言い終わるやいなや剣を取り出してキハに襲いかかるスジニ。
そしてそれを阻止したサリャンとの戦闘が始まりますが、サリャンがとどめを刺そうと
スジニに飛び掛ったとき、チョロが加勢に入ります。

そしてチョロ×サリャン、キハ×スジニで戦闘になり、キハがスジニと対峙たとき
不意に子供の頃の記憶が蘇ります。
チュシンの星が輝いていた日。
少女だった自分が赤ちゃんのために花を摘んで持って帰ってきて赤ちゃんにあげたこと。

その記憶のせいで、キハの力が緩んでスジニがすかさず反撃しますが、キハが条件反射で
その攻撃を返したとき、スジニが右肩を負傷して倒れこみます。
倒れたスジニを見て、自分の名前を呼びながら息絶える女性の声も聞こえてきて、武器を
とり落としてしまうキハ。

そしてスジニと対峙したまま・・・

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感想コメント

ぐぁあぁあ・・・今回めっちゃいいところで「つづく」になってしまいました(泣)
しかもオリンピック期間中ということで、次の放送はなんと2週間後・・・
早く放送して欲しい!

スジニは自分の素性を知って、見たこともない両親のためにファチョン会と対決しようと
したのかなぁ?
それとも誰にも裁くことのできないキハを、個人的な理由ではあるけれど自分なら彼女を
殺す正当な理由があるということで対決しに行ったのかな?

次回はどうやら自分がファチョン会に利用されていたことにキハが気づくみたい。
キハも四面楚歌の状態で、誰にも救ってもらえない状態ですね。

<17>冷たき慈悲

ヨン・ガリョも実は他の部族長たちと同じ考えで北魏の軍勢を呼び入れるつもりはなくて、
そういう意志表明をしていたらサリャンがファチョンの兵を連れてやってきて、重臣も
ヨン・ガリョも屋敷に軟禁状態になってしまいます。
つまりはファチョンの大長老にとってはかっこうの人質になったわけですね。
貴族会議の紋章まで取り上げられちゃうし・・・

キハのやり方に反発した前の大神官の一番の重臣だった老女を殺害し、
「天は私が創るのだ」とつぶやくキハ。

山ひとつ越えればクンネ城だというのに、帰還する王を出迎える様子がないし、知らせの
鳥も飛んでこないことを不審に思ったタムドクはタルグに城門が閉じていないかどうか
偵察に行かせます。
そしてクンネ城はサリャン達が貴族会議の紋章を使って全ての門を閉ざしていました。

タムドクのもとには天地神堂から大神官の言葉を伝えにやってきた。
コ将軍がその文章の内容に驚いて、これは陛下の耳に入れるべきものではないと答えると
スジニが横からその文をかっさらって読みます。
「太王軍は血を流しすぎた。陛下は武器を捨てて一人で神殿にきて身を清めること」
あまりにもふざけた内容に激怒するフッケ、スジニも冗談じゃないと怒る。

謀反ならば自分たちの領地に戻って戦う準備をするはずなのにその動きもないことを疑問に
思ったタムドクがキハの使いに尋ねると、重臣たちがヨン・ガリョの屋敷に閉じ込められて
いると答える。

クンネ城の門が全て閉ざされていると連絡を受けたタムドクはクンネ城を包囲するように
指示します。
そして自分の紋章をフッケに渡してクンネ城の周りの五つの城に行き、他の者の命令に
従わないように、そして外敵の侵入を防ぐようにと指示します。
フッケは外敵と聞いても何のことか意味がわからないみたいな顔をしているんですが・・・

タムドクは一人で行こうとしてヒョンゴに「一人で何でもやろうとするのはよして下さい」
と忠告するのですが、自分が行かないと城門は開かないからとサラリと答えるタムドク。

城の中にいる民たちには被害が及ばないようにヒョンゴの部下から指示を送ってもらい
城門の前に立つタムドク。
タムドクを先頭に、スジニ、チュムチ、そしてチョロも一緒についてきます。
ヨン・ガリョの指示で門が開き、天地神堂の迎えにたった一人でついて行くタムドク。

出迎えたヨン・ガリョに「出迎えの重臣は叔父上だけですか?」と軽く言います。
ヨン・ガリョは、陛下が神殿に行くなら自分も行くとちょっと良心的なことを言い出すん
ですが、陛下しか入れないと神殿の使いが突っぱねます。
タムドクは冗談っぽく「クンネ城の中で自分を殺す者はいないだろう」と、高句麗の民が
納得しないまま王位が替わることはないと言い一人で神殿に・・・

外にいたスジニとチュムチは城門の兵士たちがチュシン騎馬隊の話は本当かと話を
聞きたがって集まってきたのに乗じてそっとその場を抜け出します。

神殿ではたった一人キハがタムドクを迎えます。
戦勝をお祝いする言葉を述べるキハに「先代の大神官はなぜ死んだ?そなたのしわざか?」
と単刀直入に聞きます。
キハ一人でやったのではないことは承知で、ファチョン会とキハの望みは何なのだと聞く
タムドク。

前にクンネ城で内乱があったときにキハがタムドクを連れて逃げた難民村で、タムドクが
キハに質問したことを憶えているかと聞くんですが、タムドクはそんなことはとうの昔に
忘れたとすげない返事で・・・(キハの心を占めているのは誰だ?って聞いたのかな?)
「あのときの質問に今お答えします。私の心はチュシンの王にあります。
 無事チュシン国を再建する為ならなんでもします。なんならチュシンの星を作って
 夜空に掲げたっていい」
と野心を口にするキハ。タムドクはその答えに失望し、そして昔自分が少年だったころに
クンネ城内で誰も信じられなかった時に、キハだけは信じるとキハに言ったことを回想中。

タムドクはキハに、自分は一人でも多くの兵士を生かす為に王になったのだといい、清め
の儀式なんかして彼らを貶めるようなことはするなとキツイ口調で言います。
キハは自分が少女だったころにタムドクから、いつも傍にいてくれとお願いされたことを
回想していて・・・

キハはタムドクに、重臣たちの命とひきかえに玄武の神器を渡すように言います。
ホゲが持ち帰る白虎の神器、そして朱雀の神器とあわせてそれで三つそろうというキハ。
(あれ?青龍の神器をタムドクがゲットしたことは信じてないのかな?)
「それがイヤならここで私を殺してください。私は自分を止めることが出来ません。
 殺して止めてください」
いっそのこと、タムドクの手で殺されたらとキハの切実な願いがこもった言葉。

「まだ未練が残っていた。だから会いにきた。だが、もういい。これで終わりだ」
タムドクはそういい捨ててキハの元から去っていきます。
キハは二人で過ごした幸せな時間を、そして気持ちがすれ違ってしまった悲しい出来事を
ひとつひとつ思い出すキハ。
今の二人はあまりにも遠くて・・・

クンネ城の西門付近までやってきたコ将軍率いる軍勢。

チュムチとスジニはヨン・ガリョの偵察に行き、ファチョンの兵が周囲を取り囲んでいた
ことをタムドクに報告します。

ヨン・ガリョの屋敷の前で、タムドクがどれだけ重臣を思っているのか真価が試される
瞬間だとニヤニヤしながら言う大長老を、忌々しい表情でみつめるヨン・ガリョ。

タムドクたちはファチョンの兵士を襲って、彼らの秘密の部屋を聞き出した模様。

コムル村の行者たちは民を家の中に入るように伝えてまわります。

タムドクが指示した時間になると、近衛隊が東西南北全ての門を制圧し、コ将軍たちを
中に入れられるように動きます。

タムドクとスジニ、チュムチ、チョロ達はファチョンの本部へと侵入し、兵士と戦闘を
開始します。
本部の中にいたサリャンも不意を突かれて逃げるしかなかったみたい。

戦闘が一段落したタムドクにチュムチが「探し物は何だ?」と聞きます。
タムドクの目線の先には赤く光るものが・・・

一方ヨン・ガリョの屋敷を囲むファチョンの兵ごと取り囲んだコ将軍の軍勢。
もうすぐ陛下がここに来る、それまで誰もここから出すなと言われていると声を張り上げる
コ将軍の言葉に、重臣たちは陛下が自分たちをまだ見捨ててはいないのだと喜ぶ。
ヨン・ガリョはなんとなくタムドクを見直したのかな?

タムドクがやってくると、大長老の指示でサリャンが屋敷の中に入ります。
「臣下を迎えにきました。私がきたので出迎えるように言ってください」
というタムドクの言葉を受けて、ヨン・ガリョがそれに従おうとするんですが大長老は
「申し訳ありませんが重臣たちを人質にとらせていただきました」
とニヤリと笑う大長老。
「陛下が持つものと交換をしたくて・・・」とニヤニヤする大長老に
「一体なんのことかな?私が持っているものとは・・・これのことかな?」
としらじらしくタムドクがさっき本部から盗ってきた朱雀の神器を見せると、顔色を
変える大長老とサリャン。

「何のためにあんな邪悪な集団と手を組んだ?息子を王にする為に手段は選ばないのか?」
とタムドクはヨン・ガリョに糾弾します。
その気持ちは今も変わっていないと答えるヨン・ガリョ。
ただ、貴族会議の紋章が奪われて、それを利用して国境の城を北魏が通過してここへ来る
だろうからどうかそれと止めて欲しいと頼むヨン・ガリョ。

そこへ城内に入ってきたヒョンゴが国境を守備隊が固めたから外敵は入ってこれない
でしょうとタムドクに報告します。
「これでよいか?」とヨン・ガリョに聞くタムドク。

この間に大長老とサリャン達は屋敷の奥のほうへと入っていったらしく、タムドク達が
急いで奥へいくと周囲をファチョンの兵が取り囲み、広場に人質となった重臣たちが集め
られていて、大長老はその中の一人を見せしめのために自分が放つ黒い力で殺します。

その様子にタムドクは朱雀の神器を投げ、玄武の神器も、青龍の神器も大長老に見せて、
これが欲しいのかと聞きます。
「いただけるのですかな?」としてやったり顔の大長老に、「重臣たちが先だ」という
タムドク。
その様子を見ていた部族長の一人が立ち上がり「私の息子は陛下が殺したのですか?」と
タムドクに尋ねます。
そして「違う」と答えたタムドクに、部族長は
「そうでしたか。陛下を疑ってチュシンに背いたうえ、陛下のお荷物になっては死んでも
 死にきれません。先に逝きます」
そういい捨てて首にあてられていたファチョン兵の刃で自ら命を絶った部族長。
部族長がもう一人立ち上がり、チュシン国を再建して欲しいと言い残して命を絶とうと
したので「やめろ・・・やめろ!」とタムドクが大長老に刃を向けます。

それを皮切りに戦闘が始まりますが、タムドクが大長老に向けた刃は黒い力に阻まれて
跳ね返されます。
タムドクの剣の動きを読んで攻撃を軽く指でかわす大長老。
そしてタムドクの剣を挟んだまま攻撃しようとする大長老のそばで、チョロが足元に
落ちていた青龍の神器が光を放っているのを目にします。
神器を槍の先につがえて大長老に向けて槍を放つと、大長老はその槍に刺されて消えて
しまいます。
慌てて退却するサリャンたち。

契丹のホゲの野営地では青龍の神器が陛下を守ったというウワサをしているマンドゥク。
コムル村の行者と合流してホゲがパソンばかりかタルビまで連れていってしまったと
聞いてガックリしたマンドゥク。
実は彼はチュムチがタルビを助けに行こうとしていたのを必死でとめて、自分が救出する
ためにここまできたんですね。

パソンは食事だけはちゃんとくれるからまあマシだなと言ってると、ホゲに呼び出されて
連れていかれるパソン。

高句麗の王と会ったことはあるのか?というホゲの質問に、パソンは最初は王だとは
知らなかったが後で彼が王だと知ったと答えます。
「なんといっていた?」とタムドクがパソンにどんな言葉を伝えたのか聞いてきたホゲに
それなら一言一句間違えずに言えますと胸を張って答えるパソン。
『近々戦に出ることになる、出来るだけ人を傷つけたくない。ヒョンゴ先生がそなたなら
 知っていると聞いた。助けてくれるか?』
と答えたパソンに、その言葉で軽くて丈夫な鎧を作り、遠くまで飛ぶ弓を作ったのかと
聞くホゲ。
「同じような矢をお前の兄は作れるな?」
と尋ねるホゲ。何年使っても錆びない農機具で、農民達はこれを手に入れるのが夢なんだと
説明するホゲの言葉に、農機具を手に取り思わず涙するパソン。
これを作ったのはキタイ村のものでここから数日かかると答えるホゲの部下。

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感想コメント

やっと再会したタムドクとキハですが、キハが望んだ言葉はもうタムドクから聞くことは
出来なくて、信頼を失っちゃったんだなぁとしみじみ・・・

青龍の神器があの形だったのにはワケがあったんですね。
それにしても青龍の神器って正式にはまだ目覚めてなかったということでしたか・・・
「冷たき慈悲」っていうのは大長老を殺すことで慈悲を与えるってこと?
これの解釈がちょっとわかりませんでした。

それにしても見事に消えちゃった大長老ですが、このまま終わるワケないですよね~
そのうちさっさと復活してくるでしょう。

ホゲはどんどん神器に近づいているみたいですね。
私は神器の持ち主がてっきりチュムチだとばっかり思ってたし、パソンと兄妹だと思って
たので、ホゲが遠征に出ても「あ~んな遠くへ行かなくても神器はここにあるのに」と
タカをくくって見ていたのですが、パソンとチュムチが単なる仲のいい間柄で、パソンの
お兄さんがどこかの村で神器を持っているとなると途端に先の展開が気になりました。

この先どうなるんでしょ?

<16>白虎の神器を巡って

ホゲはキハに鎧を着せてもらいながら「チュシンの王となることを待っています」と
いわれて自分の背中にキハが頬を寄せてたまらず振り返るんですが、もうキハはいなくて。

ヨン・ガリョはホゲがあの大神官に母の庇護のようなものを感じて惹かれているのだと
ファチョンの大長老に言います。
で、あの大神官にとってホゲはどんな存在なんだと聞くんですが、大長老は不敵な笑みを
浮かべるばかりで・・・

ヒョンミョンが捕虜になっていたパソンの下働きを連れてクァンミ城までやってきます。
そしてパソンがコクスイマッカツの生まれで、その家は代々白虎の神器を守って生きていた
こと、そしてチュシンの星が輝いた夜に、パソンの兄が神器を持って北に逃げたということ
を説明するヒョンミョン。

コ将軍はなぜパソンが自分の兄と神器を探しに行こうとタムドクに言わないで戦について
きたのか、ちょっと理解できないと言います。

パソンは出発する前にタムドクに聞いていたんですね。
神器を探してきた人が王だと大神官が言ったのなら神器を探しにいくのが普通なのに、
なんでホゲのためにクァンミ城までいくのかと聞くパソンに「もっと大事なことがある」
と答えたタムドク。

ホゲの抱える兵士はみんな自分の民で、彼らを生きて戻ってこさせるのが自分の仕事だと
いうタムドクに、
「もしも神器がどこにあるのかわかっても、クァンミ城に行かれますか?」
とパソンが再度タムドクに確認します。

「クンネ城で17年も鍛冶職人をやっていたら兵士もその家族とも知り合いだろう?
 その兵士が皆死ぬかもしれない。だからクァンミ城へ行くんだ」
というタムドクの説明にパソンは
「自分も友を助けにクァンミ城へ行く」と答えて、それが終わった後でタムドクに話がある
と言っていたと、タムドクがコ将軍やヒョンゴたちに説明します。
きっとパソンは白虎の神器のことをタムドクに話したかったのだと納得するヒョンゴ。

で、ヒョンゴがその捕まっていた下働きにもっと聞きたいことがあると言うんですが、
いつの間にか姿が見えなくなってて、タムドクは嫌な予感がして剣を手に立ち上がります。

そのころパソンのところにあの下働きがやってきて、無言でパソンの腕を引っ張っていこう
とします。
そしてパソンの耳元に「実は、パソンさんのお兄さんが来ています」と囁いて連れ出し、
パソンについてきたタルビも一緒にホゲ軍に拉致されてしまいます。

二人がさらわれたと聞いたチュムチがすぐにシウ部族を連れて救出にむかうというと、
タムドクもフッケ将軍を伴っていくように指示します。
フッケは、もしもホゲに白虎の神器のありかをパソンが白状してしまうようなら自分が
パソンを斬りますというんですが、彼女は兵を救った鍛冶職人だから傷つけてはならない
と厳しく諭されます。

出発しようとしたチュムチたちですが、民衆がなぜかパニくって城の中へ入ろうとしていて
それに阻まれて城の外へ出られず、救出にいけない状況に・・・

ホゲ軍が北へ移動したのと同時に留まっていた百済の軍勢がすべてクァンミ城にむかって
きていると聞いた民衆が慌てて城の中に入ってきていたんですね。
あと二日もすれば百済の数万の軍勢がこのクァンミ城にやってくるというヒョンゴ。

その状況に部下達が篭城か、戦闘かをワァワァと言い合っている中でタムドクが静かに
「クァンミ城に百済軍は攻めてきません」と断言します。

百済のチンサ王はアシン太子を押しのけて王座についたので、ハン城とその周辺の王達は
アシン太子を支持している者が多い。
チンサ王とアシン太子は王位を巡って熾烈な争いをしていて、その兵力は五分五分。
少しの兵を失うだけでその均衡が崩れる。
アシンが送った先発の五千の兵に、チンサ王は援軍をよこしたりしないだろうと説明する
タムドクに、コ将軍はこちらの兵がそれよりも少ない三千だと知られたらどうします?
と確認します。

そのためにフッケの息子タルグが農民を何人か連れて、百済のところへ行って高句麗の
兵力が一万以上で、他からも援軍が来るというウワサを広めるように出かけていきます。

夜になってチュムチがもう一度救出に向かうとタムドクに言うんですが、チュムチには
ここにいて欲しいというタムドク。
百済軍が攻めてくるかもしれないしというタムドクに、昼間はあんなに自信タップリに
攻めてこないって言ったじゃないかとチュムチが言うと「王だからだ」と答えるタムドク。
「王が(この戦に)どう考えても勝ち目はないなんて言えないだろう?」
と自分が不安がっていては兵を不安にさせるだけだから断言したというタムドク。

高句麗の兵とこのクァンミ城の百済の兵で戦えば何とかなるんじゃないかというチュムチに
「百済の軍は周辺の城へ行くように命じた」と説明するタムドク。
昨日の友と今日戦えと言ったって従わないだろうから、周辺の城にいって民を守るように
指示したと言うタムドクですが、その兵たちの家族はこのクァンミ城に残ったままで・・

つまり人質をとっていることと変わらないという状況に
「王はつらいな。時には人を騙し、汚い脅迫もする。嫌でも・・・そうせねばならん」
と自嘲するタムドク。そしてチュムチに、
「そして友であるそなたには、こう頼むのだ。
 『供にいてくれ。私が死んだら私と供に死んでくれ』と」
笑みを浮かべながら言うタムドク。
チュムチはこの戦の局面が難しいものになっていることをタムドクの覚悟から判断して
「一緒に生き抜くよりは、一緒に死ぬほうが簡単だ」 
とだけ答えます。

スジニはクァンミ城主が自分のあとをつけてきているのを承知で川辺で酒を飲んでます。
タムドクが一人で自分を助けに来てくれた事が嬉しくて、嬉しくて・・・パソン姉さん
たちがさらわれて一大事だってのにそのことばっかり考えてて・・・。
大声で独り言を言うスジニを木陰から見守っているクァンミ城主。(やっと顔が見れた)

その夜。
百済軍が攻めて来るとしたら今晩だと緊張した様子で総出で見張りをする兵士達。

翌朝。
馬で駆けつけるタルグが、百済の軍が南方に方向を変えたと朗報をもってきます。
(つまりチンサ王もアシン太子も互いの兵を温存させたわけですね)
他の百済軍も撤退して兵たちは歓喜の声をあげます。
その声にやっとほほ笑むタムドク。

ファチョンの大長老はキハを呼び出して話をするんですが、キハが自分の指示をあんまり
聞かないのでちょっとムッとしている様子。
これからは自分を呼び出すときには文でもよこしてもらわないとというキハにウィーク
ポイントであるタムドクの話を出す大長老。
キハはそんな大長老をいまいましそうに見るだけで・・・

タムドクがクンネ城に向かうとカグン将軍に言います。自分の前に姿を現してくれない
城主に、縛り付けるつもりはないので待っていると伝えて下さいとカグンに頼んで部屋を
出るタムドク。
一緒にいたスジニはカグンに、
「城主は神器が身体からとれちゃったから、もうバケモノみたいに強くなないの?」
と聞きます。カグンは
「大抵の勇士には負けない槍の使い手だ」
とスジニに答えます。
「じゃあ、あたしが待ってると伝えて。弓と槍で勝負して、負けたほうが酒をおごるって」
と言い残してタムドクのあとをおいかけます。

いつの間にか部屋にいた城主に、タムドクがクンネ城に戻ることを伝えたカグン。
クァンミ城主のチョロは「私もクンネ城に行く」といいます。
自分が仕えるに足る人物かどうか、そばにいて見極めたいと・・・

タムドクがクンネ城に戻ると言い出して、慌ててかけつけるヒョンゴ。
そばには申し訳なさそうな顔をしたヒョンミョンがいて・・・
「なぜ黙っていたのです?」とタムドクに怒られるヒョンゴ。
タムドクはキハが大神官になっていたことをヒョンミョンから初めて聞いたんですね。
キハのせいでホゲ軍が北に向かうことになって、先王から仕えていたものを退けて、ホゲの
味方をどんどん仕えさせているとヒョンゴが自分に隠していたことを怒るタムドクに
「クンネ城に戻るのはあの女性がいるからですか?」
と痛いところを突くヒョンゴ。

実はタムドクは死んだ大神官から生前に、
「自分は長生きするだろうけれど、もしも今年中に大神官が替わるようならば、その大神官
 には気をつけて下さい。その大神官は陛下の敵となるでしょう」
と伝えていたようですね。
キハが自分の敵となったことにショックを受けている様子のタムドク。
タムドクたちは・・・クンネ城に戻ることにしたようで、慌てて報告にくるチョ・ジュド。
しかもクァンミ城で青龍の神器を手に入れたらしいと報告するチョ・ジュドに、それは
あくまでもウワサですよと(知ってるくせに)ウソを言うファチョンの大長老。

で、大長老の説明では「神器は目覚める時には心が必要」だと説明します。
朱雀は「赤い情熱」で、王への熱き想いが神器を目覚めさせ、玄武は「暗き怒り」で、
王の深い怒りを察知して目覚め、青龍は冷たき慈悲、白虎は純真なる勇気だと。

そんなことは民は知るよしもないから、神器を持ち帰った陛下を民衆は支持するだろうと
いうヨン・ガリョに、だから大神官がクンネ城にタムドクを入れるなと言ったでしょう?
という大長老。

戦に成功した陛下をクンネ城に入れてはならないというヨン・ガリョたちの説明に納得する
臣下達は少なくて、部族会議でもヨン・ガリョは苦戦します。
大神官もその考えなのかと詰め寄られたキハは
「(血で穢れた王だから)まず武器と兵士を外に置いたまま、陛下一人で神殿に来て頂き、
 その身を清めた上で兵士達を中にいれましょう」
と提案します。
その提案に正面きって反対するものはいなくて・・・

様子を探っていたカムドンがそのことを報告しようとしたんですが、サリャンに気づかれて
阻まれてしまいます。

大長老は北魏の軍勢(ファチョン会)を呼び寄せて、タムドク以外の三千の兵士達をその
一万五千の北魏の軍勢で壊滅させようとしているらしく、キハも登場してきて、
「クンネ城を高句麗を清め、ホゲ様を待とうというわけです」
と言葉を続けるキハ。

そしてついにパソンとタルビがホゲ軍の野営地まで連れてこられてしまいます。
パソンは高句麗に忠誠を誓っているのに何故こんなことをするのかとホゲに言うんですが、
ホゲはそんな言葉に耳を貸す事もなく捕虜の男たちをパソン達の目の前に連れてきます。
男たちは有名な鍛冶職人たちらしく、ホゲはパソンに向かって
「この中にお前の兄はいるか?」
と聞きます。パソンが返事をする前に次々を男たちを殺していくホゲにタルビはたまらず
「やめてください!」
と叫びます。自分は昔ホゲ様の世話をしていた。こんな残酷なことをする人ではなかった
はずですと訴えるんですが、タルビをも斬って捨てようというホゲの迫力にパソンは、
「兄の居場所を知っている!」と答えます。

ホゲはあとからタルビのことを思い出したようで・・・
「なぜこんなことになったんだろう」
と一人ごちてつぶやきます。

パソンが教えた兄の居場所は山の中の鄙びた村なので大軍で移動せずに、別部隊を編成して
行くことにしたホゲ。

ヨン・ガリョの屋敷にやってきた部族長たちは、北魏の軍勢をタムドクたちの背後に
ぶつけるという言葉に憤るんですが、ヨン・ガリョの兵士達に囲まれて・・・
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感想コメント

あの下働きの人はどういう脅迫をされてパソンたちを連れ出したんでしょうね?
やっぱりキハと同じように背中に焼印を押されて、仕方なく従ったのかな?

大長老の説明でやっと納得しました。
チュシンの王と守り主が一緒にいても、神器が目覚めるには条件があったんですね。
なーるほどね。

クァンミ城主はチョロっていう名前なんですね。
顔もやっと見ることができました。
スジニのことが好きになっちゃったのかなぁ?
それで思い出したんですが、スジニも黒とはいえ朱雀なんですよね?
物語がそれとは関係なしにどんどん進むのですっかり忘れていたんですが、このことが
何かストーリー展開の重要なネックになるのかな?

サリャンに見つかったカムドンがどうなったのか気になります。
まさか・・殺されたりしませんよね?
背中に焼印押されたりなんかしたら・・・

予告でタムドクがなんでヒョンゴに怒っているのかと思っていたんですが、なるほど
キハのことだったんですね。

キハについては大神官を殺しちゃった時点でちょっとガックリきてしまい、このドラマに
関しては恋愛の部分に期待を持たずに、歴史モノってことで見ることにしました。

前から何度もつぶやいていることなんですが、キハ役のムン・ソリさんは髪をまとめない
ほうが絶対!いいです。
だって顔が大きくみえるし、なんか・・・青木さやかさんに似てるので・・・

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