【シンイで年越し企画2015】紅楼夢 20

ここでは、「【シンイで年越し企画2015】紅楼夢 20」 に関する記事を紹介しています。
 王宮に住まう女たちはチョナ以外に仕えることを許されない。

 仮に、身分が低ければ、生涯を通してチョナの御目に留まることもない。そのよ
うな理由から多少目はつぶってもらえる。だが、チョナのお傍近くに仕える侍女
(女官)に手を出すなどはもってのほか。許されることではない。露見すれば、双
方とも重い罪に問われることになる。

「なあ、その話は本当だろうか?」
 腕組みをしながらしばらく考えていたトルベがポツリと洩らす。己が知るヨンス
は、そんな禁忌を犯すような男ではない。腑に落ちない思いは小石に形を変えて胸
の中にわだかまる。
「私が見間違えたか、聞き間違えたとでも?」
 ウォルの不服そうな声に、トルベが少し慌てる。
「いや、そうは言ってないさ。だけど・・・うーん・・・何か、こう、そうだな・・・」
 うまく言葉に出来ない部分を補おうと、トルベが何かを象るように手を動かす。
「でも、オラボニが言いたいことはわかる気がする」
 店を教えてくれと頼みにきたミョンファの表情には、後ろめたさなど欠片も窺え
なかった。それに、知られたくない仲だったら、教えてもらったばかりの店にのこ
のこと二人で行くはずがない。
 親指を顎にあてて黙り込んだウォルに、トルベはフウッと息を吐く。
「おい、もうよせ」
「?」
 ウォルが顔を上げてトルベのほうを見ると、トルベが自分の眉間に人差し指を当てる。
「お前のここ、皺になってるぞ」
「!」
 額に手をやったウォルに、トルベがしてやったりの顔を見せる。
「オラボニ!」
「考えても仕方ない。ここは、正面突破だ」
「え?」
「テジャンの二番煎じだ。真っ直ぐ行けばいい。本人たちに聞こう」

<つづく>

王宮の女たちはみーんな王様のもの⇒これは私の設定です。
トルベが組長⇒これも私の設定
ミョンファ⇒これも私の設定です。
マイ設定が多いなあ(笑)
そしてあまり進まず(ふぬぬぬぅ)

スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する