太王四神記 第17回 冷たき慈悲

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<17>冷たき慈悲

ヨン・ガリョも実は他の部族長たちと同じ考えで北魏の軍勢を呼び入れるつもりはなくて、
そういう意志表明をしていたらサリャンがファチョンの兵を連れてやってきて、重臣も
ヨン・ガリョも屋敷に軟禁状態になってしまいます。
つまりはファチョンの大長老にとってはかっこうの人質になったわけですね。
貴族会議の紋章まで取り上げられちゃうし・・・

キハのやり方に反発した前の大神官の一番の重臣だった老女を殺害し、
「天は私が創るのだ」とつぶやくキハ。

山ひとつ越えればクンネ城だというのに、帰還する王を出迎える様子がないし、知らせの
鳥も飛んでこないことを不審に思ったタムドクはタルグに城門が閉じていないかどうか
偵察に行かせます。
そしてクンネ城はサリャン達が貴族会議の紋章を使って全ての門を閉ざしていました。

タムドクのもとには天地神堂から大神官の言葉を伝えにやってきた。
コ将軍がその文章の内容に驚いて、これは陛下の耳に入れるべきものではないと答えると
スジニが横からその文をかっさらって読みます。
「太王軍は血を流しすぎた。陛下は武器を捨てて一人で神殿にきて身を清めること」
あまりにもふざけた内容に激怒するフッケ、スジニも冗談じゃないと怒る。

謀反ならば自分たちの領地に戻って戦う準備をするはずなのにその動きもないことを疑問に
思ったタムドクがキハの使いに尋ねると、重臣たちがヨン・ガリョの屋敷に閉じ込められて
いると答える。

クンネ城の門が全て閉ざされていると連絡を受けたタムドクはクンネ城を包囲するように
指示します。
そして自分の紋章をフッケに渡してクンネ城の周りの五つの城に行き、他の者の命令に
従わないように、そして外敵の侵入を防ぐようにと指示します。
フッケは外敵と聞いても何のことか意味がわからないみたいな顔をしているんですが・・・

タムドクは一人で行こうとしてヒョンゴに「一人で何でもやろうとするのはよして下さい」
と忠告するのですが、自分が行かないと城門は開かないからとサラリと答えるタムドク。

城の中にいる民たちには被害が及ばないようにヒョンゴの部下から指示を送ってもらい
城門の前に立つタムドク。
タムドクを先頭に、スジニ、チュムチ、そしてチョロも一緒についてきます。
ヨン・ガリョの指示で門が開き、天地神堂の迎えにたった一人でついて行くタムドク。

出迎えたヨン・ガリョに「出迎えの重臣は叔父上だけですか?」と軽く言います。
ヨン・ガリョは、陛下が神殿に行くなら自分も行くとちょっと良心的なことを言い出すん
ですが、陛下しか入れないと神殿の使いが突っぱねます。
タムドクは冗談っぽく「クンネ城の中で自分を殺す者はいないだろう」と、高句麗の民が
納得しないまま王位が替わることはないと言い一人で神殿に・・・

外にいたスジニとチュムチは城門の兵士たちがチュシン騎馬隊の話は本当かと話を
聞きたがって集まってきたのに乗じてそっとその場を抜け出します。

神殿ではたった一人キハがタムドクを迎えます。
戦勝をお祝いする言葉を述べるキハに「先代の大神官はなぜ死んだ?そなたのしわざか?」
と単刀直入に聞きます。
キハ一人でやったのではないことは承知で、ファチョン会とキハの望みは何なのだと聞く
タムドク。

前にクンネ城で内乱があったときにキハがタムドクを連れて逃げた難民村で、タムドクが
キハに質問したことを憶えているかと聞くんですが、タムドクはそんなことはとうの昔に
忘れたとすげない返事で・・・(キハの心を占めているのは誰だ?って聞いたのかな?)
「あのときの質問に今お答えします。私の心はチュシンの王にあります。
 無事チュシン国を再建する為ならなんでもします。なんならチュシンの星を作って
 夜空に掲げたっていい」
と野心を口にするキハ。タムドクはその答えに失望し、そして昔自分が少年だったころに
クンネ城内で誰も信じられなかった時に、キハだけは信じるとキハに言ったことを回想中。

タムドクはキハに、自分は一人でも多くの兵士を生かす為に王になったのだといい、清め
の儀式なんかして彼らを貶めるようなことはするなとキツイ口調で言います。
キハは自分が少女だったころにタムドクから、いつも傍にいてくれとお願いされたことを
回想していて・・・

キハはタムドクに、重臣たちの命とひきかえに玄武の神器を渡すように言います。
ホゲが持ち帰る白虎の神器、そして朱雀の神器とあわせてそれで三つそろうというキハ。
(あれ?青龍の神器をタムドクがゲットしたことは信じてないのかな?)
「それがイヤならここで私を殺してください。私は自分を止めることが出来ません。
 殺して止めてください」
いっそのこと、タムドクの手で殺されたらとキハの切実な願いがこもった言葉。

「まだ未練が残っていた。だから会いにきた。だが、もういい。これで終わりだ」
タムドクはそういい捨ててキハの元から去っていきます。
キハは二人で過ごした幸せな時間を、そして気持ちがすれ違ってしまった悲しい出来事を
ひとつひとつ思い出すキハ。
今の二人はあまりにも遠くて・・・

クンネ城の西門付近までやってきたコ将軍率いる軍勢。

チュムチとスジニはヨン・ガリョの偵察に行き、ファチョンの兵が周囲を取り囲んでいた
ことをタムドクに報告します。

ヨン・ガリョの屋敷の前で、タムドクがどれだけ重臣を思っているのか真価が試される
瞬間だとニヤニヤしながら言う大長老を、忌々しい表情でみつめるヨン・ガリョ。

タムドクたちはファチョンの兵士を襲って、彼らの秘密の部屋を聞き出した模様。

コムル村の行者たちは民を家の中に入るように伝えてまわります。

タムドクが指示した時間になると、近衛隊が東西南北全ての門を制圧し、コ将軍たちを
中に入れられるように動きます。

タムドクとスジニ、チュムチ、チョロ達はファチョンの本部へと侵入し、兵士と戦闘を
開始します。
本部の中にいたサリャンも不意を突かれて逃げるしかなかったみたい。

戦闘が一段落したタムドクにチュムチが「探し物は何だ?」と聞きます。
タムドクの目線の先には赤く光るものが・・・

一方ヨン・ガリョの屋敷を囲むファチョンの兵ごと取り囲んだコ将軍の軍勢。
もうすぐ陛下がここに来る、それまで誰もここから出すなと言われていると声を張り上げる
コ将軍の言葉に、重臣たちは陛下が自分たちをまだ見捨ててはいないのだと喜ぶ。
ヨン・ガリョはなんとなくタムドクを見直したのかな?

タムドクがやってくると、大長老の指示でサリャンが屋敷の中に入ります。
「臣下を迎えにきました。私がきたので出迎えるように言ってください」
というタムドクの言葉を受けて、ヨン・ガリョがそれに従おうとするんですが大長老は
「申し訳ありませんが重臣たちを人質にとらせていただきました」
とニヤリと笑う大長老。
「陛下が持つものと交換をしたくて・・・」とニヤニヤする大長老に
「一体なんのことかな?私が持っているものとは・・・これのことかな?」
としらじらしくタムドクがさっき本部から盗ってきた朱雀の神器を見せると、顔色を
変える大長老とサリャン。

「何のためにあんな邪悪な集団と手を組んだ?息子を王にする為に手段は選ばないのか?」
とタムドクはヨン・ガリョに糾弾します。
その気持ちは今も変わっていないと答えるヨン・ガリョ。
ただ、貴族会議の紋章が奪われて、それを利用して国境の城を北魏が通過してここへ来る
だろうからどうかそれと止めて欲しいと頼むヨン・ガリョ。

そこへ城内に入ってきたヒョンゴが国境を守備隊が固めたから外敵は入ってこれない
でしょうとタムドクに報告します。
「これでよいか?」とヨン・ガリョに聞くタムドク。

この間に大長老とサリャン達は屋敷の奥のほうへと入っていったらしく、タムドク達が
急いで奥へいくと周囲をファチョンの兵が取り囲み、広場に人質となった重臣たちが集め
られていて、大長老はその中の一人を見せしめのために自分が放つ黒い力で殺します。

その様子にタムドクは朱雀の神器を投げ、玄武の神器も、青龍の神器も大長老に見せて、
これが欲しいのかと聞きます。
「いただけるのですかな?」としてやったり顔の大長老に、「重臣たちが先だ」という
タムドク。
その様子を見ていた部族長の一人が立ち上がり「私の息子は陛下が殺したのですか?」と
タムドクに尋ねます。
そして「違う」と答えたタムドクに、部族長は
「そうでしたか。陛下を疑ってチュシンに背いたうえ、陛下のお荷物になっては死んでも
 死にきれません。先に逝きます」
そういい捨てて首にあてられていたファチョン兵の刃で自ら命を絶った部族長。
部族長がもう一人立ち上がり、チュシン国を再建して欲しいと言い残して命を絶とうと
したので「やめろ・・・やめろ!」とタムドクが大長老に刃を向けます。

それを皮切りに戦闘が始まりますが、タムドクが大長老に向けた刃は黒い力に阻まれて
跳ね返されます。
タムドクの剣の動きを読んで攻撃を軽く指でかわす大長老。
そしてタムドクの剣を挟んだまま攻撃しようとする大長老のそばで、チョロが足元に
落ちていた青龍の神器が光を放っているのを目にします。
神器を槍の先につがえて大長老に向けて槍を放つと、大長老はその槍に刺されて消えて
しまいます。
慌てて退却するサリャンたち。

契丹のホゲの野営地では青龍の神器が陛下を守ったというウワサをしているマンドゥク。
コムル村の行者と合流してホゲがパソンばかりかタルビまで連れていってしまったと
聞いてガックリしたマンドゥク。
実は彼はチュムチがタルビを助けに行こうとしていたのを必死でとめて、自分が救出する
ためにここまできたんですね。

パソンは食事だけはちゃんとくれるからまあマシだなと言ってると、ホゲに呼び出されて
連れていかれるパソン。

高句麗の王と会ったことはあるのか?というホゲの質問に、パソンは最初は王だとは
知らなかったが後で彼が王だと知ったと答えます。
「なんといっていた?」とタムドクがパソンにどんな言葉を伝えたのか聞いてきたホゲに
それなら一言一句間違えずに言えますと胸を張って答えるパソン。
『近々戦に出ることになる、出来るだけ人を傷つけたくない。ヒョンゴ先生がそなたなら
 知っていると聞いた。助けてくれるか?』
と答えたパソンに、その言葉で軽くて丈夫な鎧を作り、遠くまで飛ぶ弓を作ったのかと
聞くホゲ。
「同じような矢をお前の兄は作れるな?」
と尋ねるホゲ。何年使っても錆びない農機具で、農民達はこれを手に入れるのが夢なんだと
説明するホゲの言葉に、農機具を手に取り思わず涙するパソン。
これを作ったのはキタイ村のものでここから数日かかると答えるホゲの部下。

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感想コメント

やっと再会したタムドクとキハですが、キハが望んだ言葉はもうタムドクから聞くことは
出来なくて、信頼を失っちゃったんだなぁとしみじみ・・・

青龍の神器があの形だったのにはワケがあったんですね。
それにしても青龍の神器って正式にはまだ目覚めてなかったということでしたか・・・
「冷たき慈悲」っていうのは大長老を殺すことで慈悲を与えるってこと?
これの解釈がちょっとわかりませんでした。

それにしても見事に消えちゃった大長老ですが、このまま終わるワケないですよね~
そのうちさっさと復活してくるでしょう。

ホゲはどんどん神器に近づいているみたいですね。
私は神器の持ち主がてっきりチュムチだとばっかり思ってたし、パソンと兄妹だと思って
たので、ホゲが遠征に出ても「あ~んな遠くへ行かなくても神器はここにあるのに」と
タカをくくって見ていたのですが、パソンとチュムチが単なる仲のいい間柄で、パソンの
お兄さんがどこかの村で神器を持っているとなると途端に先の展開が気になりました。

この先どうなるんでしょ?

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