ラストフレンズ 最終回 未来へ

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<11>未来へ

宗佑は美知留が眠っている間に自ら命を絶っていた。
彼にすがりついて泣いていた美知留は自分宛ての手紙を見つける。

『さよなら美知留。君を自由にしてあげるよ。生きている限り僕は君を縛ってしまう。
 だから君に自由をあげるにはこの心臓を止めるしかない。僕は君の全てになりたかった。
 君を照らす光のすべて、君の感じる喜びの全てでありたかったんだ。
 どこまでも、いつまでも、僕は君とひとつでいたかった。
 でも君は、僕のいない世界で幸せを見つけてしまったんだね。だから僕は逝くよ。
 せめてまだ君のぬくもりがこの手に残っているうちに。
 君とひとつになれたことを、この身体が覚えているうちに。
 ごめんね、君の笑顔が大好きだったのに、笑わせてあげられなくて。
 ごめんね、愛し方がわからなくて。ごめんね、僕が君を幸せにできなくて。
 さよなら美知留。幸せにね』
美知留は手紙を読んで泣きじゃくるが、やがて荷物を持って宗佑の部屋を出ていく。
その背中には救急車のサイレンが・・・

瑠可は全日本モトクロス選手権の関東大会で優勝し、記者会見に出る。
エリやタケル、そして家族が見守る中で記者から週刊誌の記事について追求される。

モトクロスは実力されあれば女子であっても男子と同じ条件で闘える数少ないスポーツ。
その中で勝てた自分を誇りに思う。女だからとか男だからというのではなく、一人の人間
として自分を愛し、支えてくれた家族や友人に感謝すると同時に誇りに思う。

そう会見で話す瑠可を優しく見守る両親やエリたち。

祝賀会のあとでエリから「おめでとう、カッコよかったよ記者会見」と誉められた瑠可。

「もっと早く言ってくれればよかったのに。あたしは驚かないよ。
 驚かないし、ビクともしない。だってさ、瑠可は瑠可じゃん」
そう言ってくれたエリに思わず涙がこみあげそうになる瑠可。

「ごめんね、あたし無神経で。瑠可にヘンな気遣わせちゃったね。辛かったね今まで」
とねぎらうとこらえきれずに泣き出した瑠可をエリがそっと抱きしめる。
その様子を優しく見守るタケル。

シェアハウスのテラスにいた瑠可のところへタケルがやってくる。
「美知留ちゃん、どうしてるかな。連絡してみよっか」
と提案するタケルに「いいよ」と言う瑠可。

美知留が自分を受け入れられなくて姿を消したと思っている瑠可は、
「このまま二度と会えないとしても、それはそれでしょうがない」
と静かに答える。

その時シェアハウスに美知留の母から電話が入り、彼女が実家に戻っていないことを知る。
美知留の母から宗佑が自殺していたことを聞かされたエリは
「あたし、あの時ひどいことを(言ってしまった)」
と動揺するが、オグラは
「エリさんは関係ないよ。それに、自分が悪いことに気づいたからって自殺じゃ何の解決
 にもならないのに」

美知留は参考人として調べられたと聞きエリは心配するが、オグラは今は一人でいたいと
思うからそっとしておいてあげようよと言う。
美知留が直面した出来事の大きさを知り、彼女を案じる瑠可と瑠可を見つめるタケル。

しばらくして瑠可は郵便物の中に美知留からシェアハウスの皆に宛てたハガキをみつける。
『レースに行けなくてごめんなさい。私は一人でやっていきます。心配しないで下さい』
ハガキにはそれだけしか書いてなかった。

エリが外出から帰ってくるとリビングでオグラが荷物をまとめていた。エリの帰宅に動揺
した様子のオグラ。エリは彼がこの家を出ていこうとしていることに気づき
「あれ?もしかして・・・」
と明るく尋ねる。

オグラはエリに内示が下り、来月ミラノに転勤することを告げる。それにしては荷物をまと
めるのが早すぎないかとエリが聞くと、オグラは一度家に帰って整理することもあるから
と説明する。
「奥さん、どうするの?」
というエリの問いかけに、何も答えないオグラの様子に「(奥さんも)ついてくんだ」と
オグラの答えを察したエリは明るく「よかったじゃん。何だかんだ言っても夫婦だね」
と言って立ち去ろうとする。

そんなエリを呼び止めて「ゴメン」というオグラに「『ゴメンね』なんて言わないで」
と思わず声を荒げたエリだが、無理に笑って『ゴメンね』なんていう言葉は失礼だと言い
ながら右手を差し出してオグラに握手を求める。
「言ってよ。『ありがとう』って」
そういうエリにおずおずと手を差し伸べて「ありがとう」と小さく言うオグラ。
そしてエリは自分の部屋へ行く。

夕食のときに瑠可とタケルがオグラがいないことを話題にすると、エリがオグラはここを
出て行ったことを告げる。
ミラノに転勤になり、奥さんを連れていくというエリの言葉に、瑠可もタケルもエリを
心配する。

瑠可がオグラのことを『しょうもないヤツだな、あいつ』と非難すると、エリはオグラを
弁護する。
「そんなことないよ。いいオトコだったよ、あたしにとっては」

美知留は高校の頃にいた銚子に行き、海へ飛び込もうかとする。
でもその時母の知り合いと再会し、その人の世話で旅館で働き始める。

仕事も慣れたころ美知留は自分が妊娠していることに気づく。
病院で妊娠5週目と医者から言われ、同時に血圧が異常に高くなっており出産は本人にも
子供にもリスクが高いことを告げられる。

美知留は悩みながら宗佑と初めて出会ったころのことを思い出す。
市役所に行った美知留が忘れたケータイを宗佑が追いかけて届けてくれたこと。
そして彼の母親が10歳の宗佑を置いて勤め先だったスーパーの客と深い関係になって
家を出てそれっきりだということ。
だから宗佑は早く結婚して美知留と子供のいる幸せな家庭を作りたいと願っていたこと。

ある日美知留のもとに知り合いから美知留の妊娠の話を聞いた母が訪ねてくる。
自殺した宗佑の子どもを産むのはやめておけという母の言葉に、一人で産んで一人で育てる
と答える美知留。

子供なんか生きて行くうえで足手まといだという母の発言に、
「あたしのこともそう思ってたの?」
と自分が母から疎ましく思われていたのではないかとずっと思っていたと母に言う。

早く大人になりたかった。大人になってお母さんの迷惑にならないように家を出たかった。
と母親に感情をぶつける美知留。
「あたしはお母さんみたいにはならないよ。
 この子のことはありったけの愛情を持って、大事に育てるから」

「二人なら頑張れる。赤ちゃんと二人なら」
という美知留の言葉に、母も父がいなくなったときに美知留と一緒なら頑張れると思った
と美知留に話し、子供を産むことを認めてくれる。

『瑠可、元気ですか?私は一人でなんとかやっています。
 ずっと一人だったから淋しくありません。もう会えないんだね、瑠可。
 でもしょうがない。あなたを裏切った。それが報いだと思うから。
 あの頃私はあなたのことを何にも知らなかった。
 あなたの夢、あなたの悩み、あなたが心の中に秘めていた想い。
 でもね瑠可、あなたたちは確かに私のそばにいた。
 たとえもう二度と会えないとしても、私は今もあなたたちに支えられている』
美知留は手紙を書くが、それは瑠可に出すこともなく・・・クシャリと握りつぶす。

フライトから戻ったエリは、目の前にオグラが赤いバラを手に立っていることに気づく。
「小倉智彦一世一代の決心をして参りました!あなたが、忘れられませんでした!」
その告白にエリはニッコリとほほ笑み・・・

晴れてオグラとエリは結婚する。
その式に参列し、祝福する瑠可とタケル。

「永遠の愛なんて信じないってエリ言ってたよね。オグりんでよかったの?」
と瑠可がエリに聞くとエリはちょっと考えながらもこう答える。
「う~ん、まあね。
 でもしょうもないやつでもあたしの方がず~っと愛してあげればいいかなって」

式の帰りに、シェアハウスもとうとう二人になってしまったと口にした瑠可に
「そんなつまんなそうに言うなよ」
とタケルが抗議する。
「メンバー募集する?」と提案するタケルに、エリやオグラ以上に気が合う人がいるかな
とつぶやく瑠可。

タケルは美知留のことで考えこんでいる瑠可をみかねて、林田からバイクを借りてくる。
「これ(バイク)で美知留ちゃんを迎えにいこう。
 瑠可と暮らしてるのはサイコーにに楽しい。
 けど瑠可の心にあいた穴を見ているのはツラい。一緒にさ、それを埋めに行こう」
と誘うタケルに小さくうなずく瑠可。

二人は美知留の母のところへ行くが、母は男と一緒に九州に行ったと近所の人から聞く。
美知留が他に行きそうなところを考えて、もしかしたら銚子かもしれないという瑠可に
「銚子まで行こう」というタケル。

銚子で美知留の写真を見せて彼女の消息を聞き込むがなかなか見つからない。
美知留が新しい彼氏でも出来て楽しくやってるならいいんだと半分諦めながら言う瑠可に
「でも違うかもしれないよ。どっかで一人で寂しいのを我慢して俺たちが来るのを
 待ってるかもしれない」
と言うタケル。

二人はそのまま銚子にとどまることにし、(なぜか)夜の浜辺にテントを張って過ごす。
夜の浜辺で並んで座る瑠可とタケル。
何かこういう風に一緒に過ごすのは案外いいねと言う瑠可。

「夫婦って案外こういうもんかもね」と言い出した瑠可に「え?」と聞き返すタケル。
長年連れ添った夫婦って男でも女でもなくなって、結局友達になって親友になるねという
瑠可の言葉に、タケルは自分の秘密を打ち明けることにした。

自分には10歳上の姉がいる。親が再婚同士で出来た血のつながらない姉だと。
タケルの父は怒りっぽい人で母はそれに逆らうことなく、姉を押さえつけてストレスを
与えていた。
「姉は自分を味方にしようとして・・・・」
打ち明けようとしても言葉に詰まるタケルに
「(その先は)言わなくていいよ」と助け舟を出す瑠可。

姉を裏切れないと思った。両親を悲しませたくなかった。
悪いのは全部自分だと思い込んで誰にも言えずに・・・
「だから・・・女の人の身体が怖くなるんだ。そういう場になると。
 俺サイテーだよな。一生まともな恋愛なんて出来ない。女の人を幸せにすることも」
そう自分を卑下するタケル。
「出来るよ、タケルは。タケルは女を幸せに出来る男だよ。
 それは私が一番よく知ってる」
瑠可がそう言ってくれて、思わず泣いてしまうタケルの肩にそっと手を差し伸べる瑠可。

テントで二人は寄り添って眠り、翌朝瑠可が先に目を覚ます。
眠っていたタケルが目を覚ますのを見守り、やがて目を覚めしてたタケルが瑠可に
「おはよう」というと瑠可も「おはよう」と挨拶を返す。

二人は聞き込みで美知留が旅館で見たというのを聞いて、バイクでその旅館に向かう。
しかしタケルが運転するバイクにトラックが突っ込んできて・・・
タケルは何ともなかったが、後ろに乗っていた瑠可はケガをして病院に運びこまれる。

瑠可のケガはたいしたことはなく、二人は病院をあとにしようとするが転倒したのが原因
なのか、バイクのエンジンがかからない。
そこで瑠可がしゃがみこんでバイクを点検する。

ちょうどそのとき美知留も同じ病院に診察にきてちょうど帰るところだった。

タケルが病院から出てきた美知留の後ろ姿を見つける。
瑠可も慌ててタケルの目線に向けるとそこにはバスに乗ろうとしている美知留がいた。

「美知留!」と瑠可に声をかけられて、バスには乗らずそこに立ちつくす美知留。
二人は美知留が住むアパートにいき、美知留から旅館で働くことになった事情を聞く。

子供が出来てからも働かせてもらえるので、ここで頑張ってみようかと思うという
美知留の言葉に瑠可は
「美知留、東京に帰ろう。帰ってまた一緒に暮らそう」と誘う。

「帰れないよ。だってこの子は宗佑の子なんだよ。
 宗佑はあたしを想って、あたしのせいで死んだんだよ。
 幸せになんかなれないじゃない。
 瑠可やタケルくんのところに帰って、慰めてもらうのは違うと思った。
 だけど、一人ぼっちですごく淋しくて。その時お腹に赤ちゃんがいるってわかったの
 ああもう一人じゃないんだって思ったら涙が出るほど嬉しかった。
 宗佑に許された気がした。これから先も生きてていいんだって」

そう話す美知留の手を握りながら瑠可が
「そうだよ。これからの人生は誰のものでもない。全部美知留のもんだよ。
 あたしはあんたの彼があんたにしたことを許せない。死に方も含めて卑怯だと思う。
 でも、お腹の赤ちゃんは美知留の赤ちゃんだよ。
 誰とどうやって生きていこうと美知留の自由だよ。
 でもあたしは美知留と生きていきたい。
 お腹の赤ちゃんのパパになれなくても頼れる先輩としてそばにいてあげたい」
そう言うと、タケルも瑠可に賛同して
「俺も一緒に育てるよ」と言い出す。
「・・・タケル」
「一人よりも二人、二人よりも三人のほうがいいでしょ?」
「赤ちゃんもいれたら四人だね」
そう言って笑う瑠可に、美知留は想いをこめて「ありがとう」と二人に感謝する。

その時美知留がお腹に痛みを感じて、瑠可とタケルは急いで病院に連れて行く。

早産でそのまま分娩室に入った美知留。
瑠可とタケルは外で無事を祈るしかなくて・・・

待っている二人に赤ん坊の泣き声が聞こえてくるが、母体の出血がひどいと看護婦達が
慌てていて・・・

美知留は何とか無事で、女の子を産んだ。
病室で美知留は瑠可に「抱いてあげて、女の子だって」と言い、瑠可はおそるおそる
抱きながら
「よく生まれてきたね。世の中って悪くないよ。
 これからステキなことがいっぱいある。きっとある」
と声をかける。タケルも赤ん坊を抱き「パパですよ」と赤ん坊に声をかける。

美知留は万感の想いをこめて「瑠可、タケルくん、ありがとう」と言う。

そして・・・赤ん坊を連れて浜辺を散歩する三人。

美知留からエリとオグラへ宛てた手紙
『元気ですか?エリ、オグりん
 赤ちゃんの名前を決めました。
 藍田瑠美。瑠可のルに美知留のミ。ルにはタケルのルも入ってるんだよ。
 私たちは四人で、またあのシェアハウスで暮らします。
 家族、友だち、夫婦、恋人。そのどれかであるようで、どれでもない私たちだけど
 壊れやすいこの幸せを大事にして、いけるところまでいこうと思っています。
 これからもずっと友だちでいよう。出来ればずっと別れずにいよう。
 そして・・・たとえ何かがあって別れても、またいつか出会って笑いあおう。
 My dear friends. You are my last friends 』

シェアハウスのリビングの机の上にはエリ、オグラ、瑠可、タケル、そして赤ん坊を
抱いた美知留がシェアハウスの前で撮った写真が置いてあり・・・

<おしまい>
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感想コメント

いやぁ それなりにハッピーエンドでよかったです。

タケルと瑠可、瑠可と美知留、美知留とタケル。
この組み合わせだとどうしてもギクシャクしてしまうのであとの一人が加わることで
全然関係が違ってくるんですね。

最終回で一番盛り上がったのはテントで瑠可とタケルが寄り添って寝てるトコ。
「きゃあ♪」とつぶやいてしまいました。
だって~何だか愛しおしい雰囲気が出てたんですもの・・・

個人的にはタケルが瑠可に告白した回と、瑠可がタケルに本当の自分を告白して
タケルが追いかけてきて抱きしめるシーンがあった回が一番盛り上がりました。

また面白いドラマが始まるといいなぁ

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