【韓国小説】ドレミファソラシド #117~120(完)

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翌日。
練習スタジオにテープを持って行ったジョンウォンですが、なぜかそこにウンギュもいて。
しかもウンギュは竜の着ぐるみ(チチピ)を被った誰かと楽しく笑ってて。
「ちょっと!誰なのよっ!誰が被ってるの?!」
「おい、オレだよ、オレ」
と手をヒラヒラさせるヒウォン。
「・・・あんた・・・さっさとそれを脱ぎなさいよ」
「なんで?」
「脱がないつもり?」
「脱ぎたくないよ」
「ウンギュが混乱するじゃない」
「ウンギュがオレにこんなに親しく接してくれるの、久しぶりなんだよ」
「・・・」
そう言われてみるとヒウォンはかなりウンギュから冷遇されていたと思い至ったジョンウォンは
彼がちょっと気の毒でそのままもう少し放っておくことに。

ダヒョンも実は同じスタジオにいるんだけどウンギュに事前に顔を見られるのはヤバいので、帽子を
深く被ってマスクまでしながら歌の練習をしてて。
ダヒョンの働きぶりはそりゃもう満足のいくもので・・・喜ぶジョンウォンに照れるダヒョン。
(ここにきてダヒョンはかなり乗り気で演じてます)

ヒウォンがふざけてウンギュにキスをせがんでいたので思わず着ぐるみを脱がしたジョンウォン。
ウンギュは床に下ろした着ぐるみと楽しく会話を続けます。
「チチピ、今日はシャララの家に遊びに行くか?なんでしゃべらないんだ?疲れたのか?
 具合悪いのか?誰かにいじめられたか?」
そんなウンギュに・・・ソヒョンもヒウォンもジョンウォンも黙ってしまい、シーンとなります。
ジョンウォンは素早く着ぐるみを被り、
「ううん、ウンギュ。私しゃべってるでしょ?ね?」
とその場でクルクル回って見せるジョンウォンに、ヒウォンもダヒョンもちょっと呆れ顔。

ジョンウォンは着ぐるみを被ったままでウンギュと家に帰ります。
「チチピ、さっき歌ってた人」
「ん?」
「あの歌ってた人」
「うん」
「なんて名前?」
「ウンギュ!」
「ウンギュ?」
「うん、シン・ウンギュ」
「・・・オレの名前と同じだ」
「ウンギュ、さっきあの歌を聞いたときどう思った?」
「別に。何にも」
「・・・そう」
家の門の前でジョンウォンは着ぐるみを脱ぎ、当たり前のようにウンギュはその着ぐるみに向かって
話し掛けながら家に入っていって・・・あともう少しでウンギュを元に戻せるはずとジョンウォン
は自分に言い聞かせます。

翌日。
ダヒョンはウンギュになるべく、ジョンウォンに美容院に連れて行かれて公演当日のウンギュの
髪型に変更をさせられ、ピアスまで開けられてしまいます。
ダヒョンのお父さんは厳しい人らしく、「オレ、父さんに殺される~」とひきつり笑い。
ウンギュが当時身につけていた服もアクセサリーも用意して準備は整います。

公演当日。
チェガンも公演を見に行くというのを必死で振り切ろうとしたジョンウォン。
結局チェガンは公演が始まったらドアの隙間からのぞき見するってことで解決し、猫のププを連れて
一緒に家を出ます。
ドラムのソヒョンオンニに車で送ってもらったのですが・・・
「ウンギュ、よく眠れた?」
「うん!」
「そうみたいだね」
「チチピにもよく寝たかって聞いて、早く!」
とソヒョンオンニにねだるウンギュ。
「そうだね。チチピはよく眠れた?」
竜の頭の着ぐるみをすでに装着済みで車に乗り込んだジョンウォンが首をブンブンと縦に振り、
一緒に乗っていたチェガンは姉の滑稽な姿にニヤニヤして竜のかぶりものの頭を小突きます。
「チチピを殴るな!」
「・・・?・・・はい」
わけのわからないチェガンがウンギュに叱られておとなしくしているあいだにウンギュの母校である
アンヒョン高に到着。

早めに着きすぎたのか人が全然いなくて不安になるジョンウォンに、まだ開演まで3時間もあるん
だからとドラムのソヒョンが慰め、ジョンウォンはイスの設置などの会場準備に取り掛かります。
チェガンはジョンウォンに竜の着ぐるみをかぶせられて、しばらくウンギュの相手をつとめることに。

開演20分前。
あの日のウンギュにそっくりに演出したダヒョンもやってきたけれど、相変わらず観客の子たちが
きてくれなくて気をもむジョンウォンでしたが・・・
始まる直前にバスを何台もチャータして卒業生たちがぞくぞくと講堂に入ってきて、ジョンウォンは
感無量。

ジョンウォンが最後に講堂のドアを閉めるころには舞台で演奏が始まり、いつの間にきていたのか
ナリがあまり表情を見せずにピアノを演奏してて、その様子を眺めるジョンウォン。
呼吸を整えてウンギュのいる席に戻ったら、金縛りにでもあったように体が硬直してしまっている
ウンギュを見つけて、ジョンウォンは動転。
「ウンギュ!ちょっと、チェガン。あんたウンギュに何したのよ!」
「へ?ウンギュ兄貴は発作でも起こしたんだろ?」
とあんまり気にもとめていない様子のチェガン。
ウンギュは頭をぎゅううっと抱えて独り言をぶつぶつとつぶやいている状態で。
「なんでこうなったのよ、ねえ?」
「知らない。ダヒョンが歌いはじめたら突然大声上げたんだ」
とチェガンはウンギュのパニックにあまり関心もなく、ププを連れてトイレに行ってしまいます。

ジョンウォンはブルブル震え上がっているウンギュを無理矢理揺さぶりまくります。
「どうしたの?ウンギュ、ウンギュ?」
「チチピ・・・チチピ・・・」
「言ってみてウンギュ、ん?」
「家に帰りたい。ここにいたらダメなんだ。耳が痛くて、頭が痛くて・・・心が痛くて・・・」
顔を上げたウンギュは泣きはらした目でジョンウォンにそう哀願します。
『ごめん、ウンギュ。それはできない』と心を鬼にして背を向けたジョンウォン、そんな彼女の手を
ぎゅっと握って、この状況に耐えるのが辛そうな苦しい息を吐き出すウンギュ。

結局そのままの状態で2時間ほど経った頃。
「ハァ、ハァ、これでラストです」
このダヒョンの一言でまたウンギュは凍ったように動かなくなってしまいます。
一部の観客たちはウンギュの公演ってことで集まってたのに、歌ってるのはダヒョンでいつまで
たってもウンギュが登場しないことをおかしく思っていたうえに、彼が一度も登場しまいまま公演が
終わるっていうので騒ぎはじめます。
でもダヒョンの歌はうまいし、ルックスもいいので「まあいいじゃない」と大部分の観客が思って
くれたらしく、場内は再び静かになって・・・

「最後の曲はバラードです。タイトルは・・・ププ拉致事件!」
完璧にサヨナラ公演をやり遂げているダヒョン。
最後の曲に全ての想いを込めるように演奏を始めたナリとソヒョンオンニ。
(チェガンだけは『ププ拉致事件て何だ!』と一人で大騒ぎ。
 この曲をチェガンが聴くことは今までなかったし、ププが過去にウンギュ姉(ソヒョン)に
 拉致されていたことも知らないから騒ぐのはムリない話)

予定通りに前と同じところでヒウォンがベースの演奏をやめてダヒョンを見つめる。
あの時と全く同じ状況で・・・少しの誤差もなく・・・静まり返る観客の中でピアノとドラムの音
だけが響き、やがてダヒョンの声が小さくなっていき、ウンギュは目の前で展開されている状況に
パニックを起こし、頭を抱えてむやみやたらに奇声をあげ続けます。

ダヒョンがマイクを床に落とし、演奏が止まったのでザワつく観客たち。
そしてダヒョンはあの時のウンギュと同じように片手で目を覆って涙をこらえる演技を始めますが、
目の前で苦しんでいるウンギュに感情移入したのかホントに涙をポロポロと流してて・・・
友人のダヒョンが泣いているので何も知らないチェガンは「おい、大丈夫か?」と声をかけますが、
ダヒョンはウンギュとしての演技を続けます。
「声が出ないんだ。ごめん・・・本当に声が出なくて・・・」
そんなダヒョンに何か言おうとするチェガンの太ももを思いっきりつねったジョンウォン。
「バイバイ」
ダヒョンはそう言って舞台から降り、それを見ていたウンギュはボロボロと涙をこぼしながら床に
膝をついて突っ伏し、指先で床を引っかいてて・・・
『ジョンウォン、ダメよ。ウンギュが苦しんでてもここでやめちゃダメ。ここでやめたら全部が
 ダメになる。まだ終わってない。お願いだから最後までやり遂げる気持ちを持って。』
過去の追体験の辛さにもがき苦しむウンギュを見ながらも心を鬼にするジョンウォン。

ゆっくりとジョンウォンの前に迫るダヒョン、あのときと同じように静かに演奏を始めるヒウォン、
そしてナリとドラムのソヒョンオンニ。
肩からかけていたギターを外し、ギターの先につけていたペンダント(男の子)をあの時と同じ
ようにジョンウォンの首にかけたダヒョン。
うつむいたままでダヒョンが舞台に向かって、
「ヒウォン、ジョンウォンを一度だけ抱きしめるから」
と言い、ヒウォンは返事の代わりに手でOKサインを送ります。

ウンギュがこの場面を見ているか確認したあとでダヒョンはジョンウォンが被っていた竜の着ぐるみ
を外し、彼女の両肩を抱き寄せてぎゅっと抱きしめます。
ウンギュはダヒョンを見つめたまま声も出さずに泣いていて・・・ダヒョンはジョンウォンの頭に
顔をうずめて静かにささやきます。
「ジョンウォン」
「・・・」
「返事しろよ」
「うん」
「・・・愛してごめん」
『もうすぐ全て終わるから、もう少しだけ我慢して、ウンギュ』
ジョンウォンはダヒョンの腕の中から一歩退き、ヒウォンとナリが演奏を止めます。
「これからは愛みたいなことするのはやめよう」
ダヒョンはあのときのウンギュと同じように、静かに頷いたあとでペンダント(女のこ)を外し、
「この子がジョンウォン、お前が首からかけているのがウンギュだ。
 二人を毎日つけてくれ。一日に何回もキスさせて、面白いところにもたくさん連れていってくれ。
 海には絶対連れて行ってやって、ジョンウォンが海に行きたがってたから。
 (二人の)結婚式もして、おいしいものをたくさん食べさせて、一つの布団で寝させて。
 ウンギュが浮気できないように毎日家の前まで迎えに行ってやってくれ。約束だ」
「・・・約束」
小指を出したジョンウォンに、手に持っていたペンダントを強く握らせるダヒョン。
「これでいい、もうウンギュとジョンウォンはずっと一緒だ。そうだろ?」
ささやくようにダヒョンがそう言い、ジョンウォンの頭を撫でたあと、遠ざかり始めた。
女の子たちに囲まれたまま、だんだん講堂のドアのほうに向かうダヒョン。

ここでやっと3年前のことを再現しているんだと観客たちは気づきますが、ダヒョンの迫真の演技に
あの時のウンギュたちの辛い別れをまた目の当たりにして静かにすすり泣いてて。
チェガンだけは何のためにこの公演が行われたのか何となくわかったような感じで。

『ウンギュ、ウンギュ。つらい目にあわせてゴメンね。もう終わったからね。
 あたしのことを覚えててくれてるってわかって、「奇跡」っていう言葉にしがみついてしまって、
 ウンギュのことをすごく苦しめちゃった。もう離してあげなきゃね』

ダヒョンが講堂のドアを開けるギーッという音が静かな会場に響き、夕焼けがドアの隙間から入り
こんで暗かった講堂を照らし出します。

『ありがとうダヒョン、ありがとうアンヒョン高の卒業生のみなさん。ヒウォン、ソヒョンオンニ、
 ナリ、本当にありがとう。ウンギュ・・・さようなら。
 幸せだった私たちの時間も、私たちの愛も・・・さようなら』
協力してくれた人たちへの感謝の気持ちと共に、ウンギュとの別れを心に決めたジョンウォン。

「ユン・ジョンウォン!!」
「・・・!?」
「なぜ追いかけない?!愛してるんだろ?愛してるならどうして行かせる?!
 ウンギュが行ってしまうだろ!」
ウンギュが張り上げた声に驚いたダヒョンは思わず講堂のドアを離してしまい、ウンギュの方を
振り返ります。
あまりの苦しみに気絶したものとばかり思っていたウンギュが、目をぎゅっと閉じてけいれんを
起こすように震えていたウンギュが自分の名前を呼んだので、ジョンウォンはその場にヘナヘナと
座りこんでしまいます。
「なぜ追いかけて捕まえなかった。どうして・・・あの時ウンギュを行かせたんだ?
 ウンギュがあの時どれだけ辛かったか・・・どれだけ泣いたか!!」
先ほどまでの生気の抜けた姿はどこにもなく、こぶしをぎゅっと握って声を張り上げるウンギュ。
「ウンギュ・・・」
「ジョンウォンはオレの名前を呼んでくれるはず。だから一歩ずつ一歩ずつすごくゆっくりと
 歩いたのに」
声が違う・・・表情もあたしを見る瞳もしゃべり方も。
『本当なんだ・・・本当にウンギュなんだ』
ジョンウォンは奇跡をプレゼントしてくれたウンギュの胸に飛び込み、突然のことにしばらく混乱
していた様子のウンギュだったけど、自分の胸でおいおい泣いているジョンウォンの両肩を震え
ながらつかみます。
「ジョンウォン」
「ウンギュ、悪い奴。なんで今なのよ。どれだけ待たせたと思うの?すごく待ったんだからね!」
「ユン・ジョンウォン」
「うっうっ」
「ジョンウォンだろ?ユン・ジョンウォンだよな?」
「うっうっ・・・そういうあんたはシン・ウンギュでしょ」
「ジョンウォン、ユン・ジョンウォン」
「そうだってば!ジョンウォンだってば」
ジョンウォンがそう答えた途端、ウンギュは幸せそうな微笑を浮かべたままバッタリと気絶。
(精神的にかなり負担だったんだろうね~)

ウンギュはひとまず近所の病院へと運ばれ、ジョンウォンはきてくれた観客たちに感謝の言葉を述べ
て送り出します。
で、最後にヒウォン、ドラムのソヒョンオンニとともにウンギュのいる病院へ向かいますが、
チェガンだけはジョンウォンにへばりついてあの曲のことを聞かせろとせっつきます。
「ププ拉致事件ってなんだよっ!早く話せよ!」
「ウンギュに聞いてよ。ウンギュが作った曲なんだから」
「ウンギュ兄貴はどこだ?」
「あそこから出てくるから」
診察が終わったらしく、病院から出てきたウンギュ。(ソヒョン姉とナリが付き添ってました)
ウンギュはゆっくりとした足取りでジョンウォンのほうへと歩いてきます。
「ウンギュ!」
「・・・・・・」
「ウンギュ、もう一回あたしの名前呼んで!ジョンウォンって。お願い!」
「どなたですか?」
「・・・ウンギュ」
「アンニョン、ジョンウォン」
「ちょっと!死にたいのっ!」
「ブタさん、こっちにこいよ」
ブタってどういうことよっ!と怒ろうとしたジョンウォンの頭を自分の胸に引き寄せたウンギュ。
しばらくそうしていたウンギュですが・・・
「おい、お前・・・この顔どうしたんだ?」
「何・・・これ?」
インソプの野郎が投げた灰皿のガラスで切った傷のことを今さら聞いてくるウンギュ。
あの時は全然心配なんてしてくれなかったのにと思いつつ、ジョンウォンはちゃっかりインソプに
されたことを子供みたいにウンギュに告げ口し、怒ったウンギュがその足でインソプを殴りに行こう
とするのをナリやヒウォンが必死で制止(笑)
(なんたってまだ病み上がりですから)

病院からソヒョンオンニの車で家に戻ってきたウンギュは家の門の前にある竜の頭の着ぐるみに
ビックリしちゃって。
「これ片付けろよ!」
「・・・?」
「イヤなんだよ。これとコーラは見るのもイヤなんだよっ!早く片付けろってば!」
「あんたの美しくて愛しいチチピじゃない。まさか知らないって言わないよね?」
「チチピ?なんだそれ?」
「・・・なんでそんなにきれいさっぱり忘れちゃうわけ?」
ジョンウォンはウンギュがあんまりにも覚えてないのでなんか釈然としなくて。
「何だって?どうでもいいから、これ早く片付けてくれよ!」
ウンギュはジョンウォンがブツブツいいながら片付けてくれないので、業をにやして自分でそれを
片付けようとしますが・・・触るのもイヤみたいで、両手の人差し指だけで着ぐるみの頭を持ち
上げてポーンと遠くのほうへ投げてしまいます。

そこへチェガンが帰ってきて・・・
「ウンギュ兄貴、ソヒョンがププを拉致したって本当?」
「うん」
「・・・ソヒョンは今幸せですか?」
昨日まで子供みたいに振舞ってたウンギュにそんなこと聞いてもしょうがないのにと呆れている
ジョンウォンですが、チェガンは何か決心をしたらしく、腕に抱いていたププをジョンウォンに
預けて歩き出します。
「ちょっと、どこいくの?」
「ソヒョン(ウンギュ姉)に会いに」
「オンニには夫がいるじゃない」
「それが?」
「・・・」
弟チェガンの発言にポカーンと口をあけたままのジョンウォンでしたが、ウンギュがその口を
パコッと閉ざします。
「オレが渡したペンダント」
「ん?」
「一緒に寝て、海にも連れて行ってくれたのか?」
「あ、うん!」
「オレ、バカだった時可愛かったか?」
「まあ・・・可愛かったけど・・・かなり憎たらしかった」
「バカだからお前に手を出したりとかしなかったよな?」
「・・・?ああ、うん。ひよっこみたいなもんだったから」
「じゃあ、欲求不満だろ?」
「はぁあ?バカ言わないでよっ!あんたもう一度照明に当たってきたら?ついでに」
それ以上は何も言えなかったジョンウォン。
ウンギュはジョンウォンの顔を引き寄せてキスし、二人は一時間以上もそのままで(笑)
このあとジョンウォンは自分が持っていたペンダント(女の子のほう)を渡し、明日海に行くことを
約束して家に入ります。(冬の海はかなり寒いんじゃ・・・)

その日の夜中。
嬉しくて眠れなかったのか、ウンギュとジョンウォンは屋上に座って一時間ほど話をします。
話の内容はほとんどウンギュが記憶をなくしてた頃の猟奇的行為についてで・・・
「はぁ?オレがいつそんなことしたんだよっ!」
「あんたは覚えてないだろうけど、ナリにシャララ姫って言って、近所の子供たちからヤカンを
 盗んで逃げたのよ。完全にイッちゃってるよね?」
「おい、オレがいつそんなこと!」
「あたしのことをアブドラってずっと言ってたし」
「おい!」
「あたしの言うことが信じられないならあんたの部屋に行って見れば?盗んだヤカンがあるはずよ」
青ざめるウンギュと面白がるジョンウォンで・・・

明け方になってからやっと眠ったジョンウォンですが、7時に家の門の前でウンギュと待ち合わせ
していたのを思い出して慌てておきます。
用意していた荷物を持って出かけようとしたところにチェガンが帰宅。
「あ、今帰ってきたの?ソヒョンオンニに会ってきたの?」
「・・・」
返事の代わりににっこり笑ってジョンウォンのそばを通り過ぎるチェガン。
「オンニに会ったの?オンニは何て?」
「家の前でウンギュ兄貴が待ってるぞ。さっさと行けよ」
「オンニは何て言ったの?!」
「待っててくれって」
「ホントに?・・・きゃーっ!!」
思わずチェガンと肩を取り合ってその場でピョンピョン跳ねて喜ぶ姉弟。
(ソヒョンは今のダンナとの離婚を決意したらしく、すべてが終わるまで待ってて欲しいとチェガン
 に話したみたい)
「ジョンウォン、さっさと出てこいよ」
ウンギュの声が玄関のほうからしたのでチェガンの手を慌てて振り払ってさっさと声のするほうへ
歩き出したジョンウォン。

『ここに来るまで本当に辛かった。だけどもうそれも終わり。
 これからはウンギュの隣で死ぬまでずっと一緒なんだ・・・』

1年後。
クリスマスをドラムのソヒョンオンニの家で過ごすことになり、みんなで集まります。
ジョンビンとセナがカップルになってたり、ナリに年下の彼氏が出来てたりしてそれぞれに変化が
あったみたい。(ソヒョンとヒウォンのところは相変わらずラブラブらしい)

ソヒョンオンニの部屋で曲作りしているはずのウンギュの様子を見に行ったジョンウォンは
ベッドで寝そべって曲を書いているウンギュに手招きされます。
「おい、ちょっとこっちへ来いよ。深刻な悩みができた」
「何?」
「将来オレたち結婚するだろ?なのに、姉貴とお前の弟も結婚するって言い出してる。
 だからお前は長女の自分が先に結婚して家を出るって言えよ、オレも長男であるオレが先に
 するって主張するからさ。オレたちの結婚が先だって両家に言い張るんだ!」
「でも、ソヒョンオンニも長女だし、うちのチェガンも長男なんだよ?」
「そんなことないって!よく聞けよ」
「あー、もう。あたしトイへの手紙を書き終えるから、あんたは作曲してて」
(ジョンウォンは服役中のトイに頻繁に手紙を送っている様子)
「トイは来月出てくるんだろ?」
「うん。まあともかく結婚はもっとあとで考えて」
「お前、真剣に話を聞けよ!」
立ち上がろうとしたジョンウォンをもう一度座らせ、今から心配してもどうにもならない結婚の計画
話に無理矢理つきあわされたジョンウォンですが、ドラムのソヒョンオンニが皆に集合をかけてくれ
たのでやっと解放されます。(まあ、多分話の後半はじゃれあってたんでしょうが・・・)

リビングに集まった一同はろうそくのほのかな灯りの下で誰もが幸せな笑みを浮かべていて・・・
チェガンにピーナツを食べさせてるソヒョンオンニ(ウンギュ姉)。
ジョンビンが注いでくれたお酒を飲むセナ。
おでこがくっつくぐらいに寄せ合ってツリーの飾りを仕上げているドラムのソヒョンとヒウォン。
ププとププのお嫁さんを抱いて疲れて眠っちゃってるナリ。
そして結婚の先手を打とうと企んでいるウンギュ。

あたしたちは完璧なハッピーエンドを迎えることができた。
一番素敵な和音を成し遂げることができたんだ。
最高の愛を見つけることができたんだ・・・

<終わり>

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