【韓国小説】ドレミファソラシド #110~113

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ジョンウォンが病室に飛び込むとウンギュが傷だらけでベッドに横たわっていて・・・
「ごめんなさいオンニ、オッパを連れ出したりしてごめんなさい」
と謝るナリ。
「なんで?どうしてウンギュが?この子寝てるのよね?死んだりしてないわよねっ!?」
焦って聞くジョンウォンに首を振るナリ。
それで緊張していた気分が一気に解けて・・・周囲をあらためて見るジョンウォン。
ウンギュのベッドのそばにはソヒョンオンニ(ウンギュ姉)がいて、少し離れたところに立っている
チェガン。
二人が一時はつきあっていて愛し合っていたことを知っているジョンウォンは二人が何も言わずに
同じ空間にいることに気づきます。
窓の外を見つめて視線をそらすソヒョンオンニ、顔もあげずに連れてきたププを撫でてるチェガン。
何か話でもすればいいのに・・・ウンギュの心配をしながらそう思うジョンウォンで。

ナリにウンギュを殴った奴のことを聞き出すジョンウォン。
相手はからだがすごく大きくてウンギュのことを知ってるようだったと答えるナリ。
ところでなんであんたはウンギュを止めなかったの?と怒るジョンウォンに、止めたと答えるナリ。
それじゃ顔にキズのひとつでもあるはずでしょ!?とジョンウォンが聞き、巧く止めたとナリ(笑)

そのときなぜかチェガンが二人の前にやってきて・・・
「ナリ、ウンギュ兄貴は姉貴のものだ、割り込むなよ」
「あんたがなんでそんなこと言うの?」
「運命の相手で愛し合ってるんだ、頼むからそっとしておいてやれよ、割り込むんじゃない!」
チェガンの声にソヒョンは涙を一粒ポロリと落として・・・
「私は割り込んでるんじゃないわ。好きになるのもいけないの?がまんしろっていうの?」
「がまんしろよ、お前よりうちの姉貴のほうがずっと耐えてるんだから」
「私もオッパがすごく好きなのに・・・ホントに・・・」

その時チェガンの電話が鳴って、ダヒョンからの電話だったのにいきなり芝居を始めるチェガン!
「お?お前か~ うんうん、わかってるって。今日はオレたちの100日記念の日だろ?」
近くにいたジョンウォンは電話口からダヒョンが「酒でも飲んだのかっ?!」って大声出してるのが
聞こえてて。(ダヒョンはチェガンがふざけてると思ってるみたい)
「うん、オレも愛してるよ♪」
とケータイにキスして電話を切るチェガン。(ダヒョンは呆れてとっくに電話切ってるんだけどね)
「彼女が待ってるから、オレもう行くわ」
というチェガンに、会話が全部聞こえてたというのも気の毒で「楽しんでね」と送り出す優しい姉の
ジョンウォン。
チェガンは病室を出るときにソヒョンをチラリと見てからトボトボと病室を出ていき、チェガンが
出て行った直後にむせび泣くソヒョン。
結婚して2年たつけれど相変わらず美しいオンニ・・・そのオンニが泣いてる姿はあんまりにも
悲しく見えて、慰める言葉も見つからないので眠ってるウンギュの顔をそっと撫でるジョンウォン。
(どうやらソヒョンにもダヒョンの声は聞こえてたみたいで・・・だけどそうやって自分を拒む
 チェガンの態度が悲しくて泣いてて)

ナリが病室を出ていって10分ほどたったころ、ウンギュがうなされていて。
「チチピ、行くな・・・お前はオレのそばにいろ・・・」
「ウンギュ」
「じゃないとオレはすごくつらいんだ。我儘言わないから・・・怒鳴ったりしないから・・・
 だから行くな・・」
目覚めていないまま・・・涙声でチチピへの想いを語るウンギュ。
「オレのことを好きじゃなくてもいいから行くな・・・チチピ、オレといよう、オレと・・・」
悲しい願いを口にしたウンギュはそのまままた眠ってしまい、ジョンウォンはいったいチチピが
ウンギュにとってどんなもので、それが何だってウンギュを悲しくさせるのかと思ってて。
(鈍いなぁ・・・ジョンウォン)

そのまま泣きじゃくるソヒョンと一緒にウンギュに付き添っていたジョンウォン。
「どうしたんだ?・・・ソヒョン、なぜ泣いている?」
突然病室のドアを開けたのはソヒョンの夫。何も言わずにうなだれているソヒョンに、ジョンウォン
は席を立って出ていこうとします。
「オンニ、また来ますね。ウンギュのことお願いします」
「うん、チェガンのこと慰めてあげて。お願いよ、ジョンウォン」
「はい」
ジョンウォンがドアを閉めたあとで病室の外まで聞こえてくるソヒョン夫の大声。
「チェガンだと!そいつがここに来たのか!?慰めてやれなんて、どういうことなんだ!」
(どうやらソヒョン夫はチェガンとソヒョンがつきあってたことを知ってたらしく、チェガンと
 一緒にいたと聞いてかなり大騒ぎしてて)

家に帰ったジョンウォンは屋上で酔ってるチェガンに、さっき彼女がいるフリしたわねと話をして。
ソヒョンオンニが泣いてたと教え、オンニが嫉妬するところが見たかったの?とジョンウォン。
「・・・そんなんじゃない、あのバカなんでまた泣いて・・・」
胸の中のププをぎゅっと抱きしめるチェガン。
「ソヒョンが泣くから・・・窓の外見ながら泣いてたんだ。オレに申し訳なくて泣いてるのか、
 オレのせいで泣いてたのか・・それがすごく嫌いで悲しかったから。オレがそういうの嫌いなの
 お前も知ってるだろ?」
「・・・うん」
「それで幸せだってフリしたんだ。オレも彼女がいるからって、元気にしてるから心配するなって。
 頼むから泣かないでくれと・・・なのに泣いてたって?(涙を)拭いてやることもできないのに。
 抱いてやることもできないのに・・・なんで泣いてるんだよ」
なんか自分を見てるみたいでやるせなくなったジョンウォンは生まれて初めてチェガンをぎゅっと
抱いて・・・
「あたしたちなんでこうなんだろうね、でしょ?心配しないで、チェガン。ソヒョンオンニもあんた
 のことすごく好きなんだから。あんたよりもずっとあんたのことが好きなのよ。
 ダンナさんがいるのにあんたを慰めてやってって頼まれたし、ずっと泣いてたんだからね」
いつになくジョンウォンの優しい声に泣きじゃくるチェガンで・・・

その時ジョンウォンにメールがはいってきます。
『ジョンウォン、本当にごめん、ごめんね。あんたの彼氏大丈夫よね?』
とセナからのメールで・・・慌てて電話をかけたジョンウォンはウンギュを殴った犯人が誰なのかを
知ります。
犯人はジョンウォンに灰皿をぶつけてきたあのセナの彼氏とかいう奴で・・・セナはジョンウォンの
彼をひどい目にあわせた奴なんかとつきあえない!とケンカになって別れたらしい。

セナからそいつ(キム・インソプ)の居場所を聞いたジョンウォンは木刀を持ってたった一人で
報復に向かいます。(セナはインソプがものすごく強いからダメだと大反対したんだけどね)

奴らがいるというカラオケ店に一人で乗り込んだジョンウォン。
インソプが友人たちと遊んでいる部屋に飛び込んだジョンウォンはいきなりインソプに木刀で一発
殴りかかって!
そのうえ、インソプがこぶしを出してくるけどジョンウォンはうまいこと避けて、奴の腹に足で
蹴りをいれたもんだから、あっけにとられていたインソプの友人(男)たちが慌ててジョンウォンを
止めにはいります。
いくら鍛えたジョンウォンでも男数人に止められると身動きがとれず、「離してよおっ!!」と
必死に抵抗。
「ちょっと落ち着いて!インソプと二人で話をすればいいじゃないか!」
と友人たちがジョンウォンを捕まえている間に今度はインソプがジョンウォンの顔やお腹をボコボコ
に殴り出して、今度はインソプを止めに入るインソプ友人たち(気の毒すぎる)
「おい、気でも違ったのか!?女相手に何やってるんだ!」
とジョンウォンを殴るインソプをズルズルと引き剥がしたインソプ友人たちはジョンウォンに早く
ここを立ち去れと言います。
だけどそのころにはジョンウォンはもう身動きがとれないほどやられちゃってて・・・
インソプ友人はキレてるインソプを羽交い絞めにするのも限界だし、ジョンウォンは体が動かない
状況でもウンギュの分も仕返しするんだと出て行かず。

そんな膠着状態を破ったのはカラオケ店のオーナーのアジュンマ。
ジョンウォンとは顔見知りだったアジュンマはジョンウォンが木刀を持って部屋に入ったので不安に
なり、様子をみにきてくれて・・・血まみれで動かないジョンウォンを部屋の外へと引きずって
出てからブルブル震える手で警察に連絡を入れます。
アジュンマが警察に連絡しているあいだにジョンウォンは今一番会いたい人ウンギュのところへ
行こうと、唇から流れる血を手の甲でぬぐってカラオケ店を出ていきます。

タクシーをつかまえて病院までと告げると運転手は心配そうにミラー越しにジョンウォンを見てて。
病院に着いたら「手を貸そうか?」と言ってくれる運転手に、大丈夫ですと答えて木刀を杖がわりに
ヨロヨロとエレベータに乗り込むジョンウォン。
入れ違いに降りる看護婦さんがギョッとしているので鏡で自分の顔を見てみたジョンウォンは・・・
インソプに殴られて奥歯が折れたし、口の中も出血してるから唇の端から血が見えてて、鼻血も
出ていたのに手の甲でこすったせいで鼻血が顔中に広がって血まみれ状態。
しかも両目は青アザまでできてて・・・

こんな姿を見たらウンギュはどう思うのかいろいろ考えてしまったジョンウォンは半泣き状態。
なのに病室に入ってみるとウンギュはいつの間にか意識を取り戻していて、ナリと病室の窓枠に
もたれかかって星を眺めて楽しそうに盛り上がってて。
「ウンギュ」とジョンウォンが声をかけても振り返ってもくれないウンギュ。
「ああ、アブドラ、来たのか。シャララ、見てみろ。あの星にお前とオマール王子が住んでるんだ」
「なぜ私とオッパは住んでないの?」
「ダメだ。オレはチチピと暮らすんだ。オレが必ずオマール王子も探すよ」

「あたしすごく痛いの、ウンギュ」
「じゃあ医者に診てもらえよ。そうだ!シャララ、月と星が戦ったらどっちが勝つかな?」
「うーん、どうかな?誰が勝つでしょう?」
あたしの顔はキズだらけ・・・ばかウンギュのために仕返しにいったあたしの顔はキズだらけで、
ナリの顔は美しい王女様。童話っていうのはそんなもの。王子様のそばで笑ってるのはいつも王女
だから・・・道化の騎士は後ろにいればいい・・・そうよ、あたしは大丈夫・・・

「あたし、行くね。ウンギュ、楽しんでね」
「うん、バイバイ」
「オンニ!どうしたんですか?!」
そのとき初めて振り返ったナリがジョンウォンの後ろ姿を見て、床にポタポタ落ちた血を見つけて
大声を出してそばに駆けつけます。
「オンニ!なぜこんなことに?!」
「・・・・・・」
思わず涙がこぼれてしまうジョンウォン。やっと自分のほうを見てもらえたという喜びに全身の力が
抜けてしまって・・・
ナリの大声でウンギュも振り返り、「アブドラッ!!」と大声で叫んで床に座り込もうとしている
ジョンウォンを力いっぱい抱きしめて。
「アブドラ!ダメだ!死ぬな!」
大きな人形を抱えるように抱きしめたまま怒鳴りつけるウンギュ。
「・・・ウンギュ」
「アブドラ!死ぬな!死ぬな!」
『あたしはユン・ジョンウォンよ、これぐらいで死んだりしない』
返事しようとしても声が出ないジョンウォン、そんなジョンウォンの顔についた血を自分の入院着で
ぬぐいとったウンギュは自分のベッドにジョンウォンを寝かせ・・・ケガで意識もうろうなのに
ドキドキしているジョンウォン(笑)
「アブドラ、誰にやられた?アリババか?誰がこんなことを?おい、血がどんどん出てるぞ!」
『アリババって・・・また何よ?・・・』
とジョンウォンが考えてる間にウンギュが置いてあったおしぼりをジョンウォンのおでこじゃなくて
両目にかけてしまったので何にも見えないジョンウォン。
「死んじゃダメだ。アブドラ、死ぬな!」
「うん、死なないから。あんたを置いてどこへも行かないわ、ウンギュ」
「お前が死んだらチチピを探す奴がいないだろ?死んじゃダメだ」
『結局またチチピか・・・』とガックリのジョンウォン。
「なんで殴られたんだ?バカみたいに・・・」
ため息が混ざったウンギュの声を聞いた途端、背を向けてワァワァと泣き出したジョンウォン。
自分を抱きしめてくれて、以前と同じようにケガした自分を心配してくれる昔のウンギュが少しの
間でも戻ってきてくれたことにたまらず泣いてしまうジョンウォン、ウンギュは何も言わず暖かい
手でジョンウォンの涙をぬぐってあげて。それでも頬を伝ってシーツに流れ落ちていく涙に、
「オレが寝るときに湿っぽいから、もう泣くな」
「う・・・うん」
「アリババがやったのか?」
「・・・」
「大丈夫だ、オレがそばにいる。アリババが殴れないように守ってやる」
「うん、うん」
にっこりと笑ってふとんを頭まで引っ張りあげて覆うウンギュ。
ウンギュが戻ってきてる、ウンギュが帰ってくると感じたジョンウォンは嬉しくなって、無理やり
目を閉じて幸せなまま眠りにつこうとしますが・・・
(ちなみに治療もしないで寝てるってことで・・・手当てしてもらったほうがいいのでは?)

「オッパ、ちょっときて」
「出てってる間にアブドラが死んだら?」
「オンニは死なないです。オンニは強いから!」
ナリがウンギュをジョンウォンのそばから引き離そうと必死に誘ってるので、
『あいつ~! ぶっ飛ばす!』と心の中で叫ぶジョンウォン(笑)
「いや、アブドラはすごく弱い。だから毎日泣いてるじゃないか」
(ジョンウォンがけっこうウンギュの前で泣いてるのはわかってるみたい)
「じゃあ、先に行ってるからすぐに出てきて」
ジョンウォンに優しくするウンギュを見てるのはイヤ~なナリは後ろ髪引かれる思いで病室をあとに
していき・・・ウンギュはジョンウォンの枕元に座って首にかけていたペンダントに気づき、
それを触り始めたのでくすぐったがるジョンウォン。

しばらくそれをいじってたウンギュは唐突に話し始めます。
「どこかで見た・・・そうだろ?お前らもオレがわかるか?」
この瞬間自分が人形の中に入ることが出来たらはっきりと返事できるのに・・・
『こうやってくっついてて・・・離れずに・・・一緒にいて』
互いに違う方向を向いていたペンダントの人形をまっすぐにするウンギュ。
それでジョンウォンがウンギュの手を握ろうと自分の手を伸ばしたんだけど、ここでウンギュの
見舞い客が登場。

「ウンギュ、大丈夫か?」
「大丈夫なのか、お前?」
とそろってジョンビンとヒウォンが病室に入ってきたけど、ウンギュじゃなくてジョンウォンが
ベッドに寝てるから二人ともビックリ。
「おい!おい!こいつなんでここに寝てるんだ?!しかも顔に血がついてるぞ!」
「ウンギュ、ジョンウォンはどうしたんだ?ケガしたのか?」
ヒウォンが心配そうに聞きながらジョンウォンのおでこに手をつけた瞬間、
「触るなと言っただろう?」
冷たいウンギュの声にヒウォンはゆっくりと手を引いて。
「どうしてだ?ウンギュ、オレがジョンウォンに会うだけでもダメなのか?」
「アリババ、お前がアブドラをこんな目にあわせたことわかってるんだ、お前も触るな」
と今度はジョンビンに触るなと言い出したウンギュ。
「アリババ?それなんだよっ!!」
「お前がアリババじゃないか!アブドラをなぜこんな目にあわせた?!」
「はぁ?!アリババやアブドラって何だよ!」
と女を殴った濡れ衣を着せられて涙目になったジョンビンはお見舞いの花束を床に落とし、トボトボ
と病室を出ていってしまって・・・
『泣くなジョンビン、あたしがアリババの正体を明かしてみせるから』
ジョンウォンがその後ろ姿に誓ってて(笑)

ヒウォンも持ってきたお見舞いのお菓子がたくさんはいった袋をウンギュに渡して。
「お前は平気か?どんな奴らにやられたのか話してみろよ」
「どうして?」
「オレたち親友だろ?」
「親友って何だ?」
「そうだな・・・ハハッ、何か改めて聞かれると説明に困るなぁ。ところでジョンウォンはなぜ
 こんなことになったんだ?」
「アリババが殴った」
「アリババ・・・それ何だ?」
「たった今出ていった奴」
そんな会話をしていたときに病室にナリが戻ってきて。
「あ、シャララ」
「オッパ、待ってたのに、どうしてこなかったの?」
「アブドラが死ぬかと思って」
「アブドラは死にません!オッパ少しの間出ましょう、話すことがあるんです」
「イヤだ!」
「チチピに関することでも?」
「?!」
途端にウンギュはイスを蹴飛ばして何の迷いもなく病室を出ていってしまって。

顔がキズだらけのまま心配するヒウォンを押しのけてナリとウンギュが出ていったあとを追いかけた
ジョンウォン。
病院の裏口を出たところにいたナリとウンギュ。
「オッパ、どうしてジョンウォンオンニに構うんですか?」
「ジョンウォンじゃなくてアブドラ」
「アブドラがジョンウォンオンニなんです!オッパ、思い出して!オンニはオッパを捨ててヒウォン
 オッパとつきあったんですよ!思い出せないんですか!?」
「知らない・・・そんなこと知らない」
「オッパ、泣いたでしょ。オッパ、『ププ拉致事件』って歌を作ったでしょ?その歌を歌った日に
 オンニはオッパを捨ててヒウォンオッパを選んで、それでオッパは死ぬほど辛かったじゃない!」
ナリがそう叫んだ瞬間ウンギュはその場にしゃがみこんで、
「あああああっ!!」
と両手で頭を抱え込んで苦しい悲鳴を上げ続けて。
「私はオンニだけにはオッパを渡しません!絶対イヤなんです。オッパが辛いのはダメです!
 だからオッパはオンニを思い出さないで下さい!」
(さっきはオンニの仕打ちを思い出せと言い、今度はオンニは忘れろというナリ)
ナリも悲鳴のように大声を張り上げながら涙を流していて・・・
ジョンウォンはナリに対して怒る資格なんか自分にはないと思ってるから何もいえないまま。

悲鳴を上げ続けたウンギュはその場に倒れ込んでしまい、ジョンウォンが背中におぶってズルズルと
引きずりながら病室までつれて連れて行きます。
安静が必要だと診断した主治医は、自分はウンギュの保護者だと言うジョンウォンと話をします。

なぜ昔の自分を思い出したがらないのかと聞くジョンウォンに、二人はどんな間柄だったと医者に
尋ねられて・・・記憶を失う前は恋人でつきあっていたと答えたジョンウォン。
医者は二人がいい別れ方をしなかったことをすでにウンギュオンマから聞いていて、
「すごく辛い出来事をに心が耐えられないから忘れたんですよ」
と説明を始めてくれます。

忘れたほうがはるかに心の痛みは軽い、本人もそれを無意識で望んだので事故で頭に衝撃を受けた
ときに瞬間的に強い意志で忘れることにしたのだと。
だからふとしたときに記憶が甦りそうになると本能的にそれを拒んで頭が痛くなるんです。
時が過ぎればその意志が固まってしまい、恋人だったことも忘れてしまいます。
そうなるまでに数ヶ月もかからないだろうと。

忘れさせてあげるほうが本人のためかもしれないという医者に食い下がったジョンウォンですが、
本人に思い出す意志がないからどうしようもないし、ムリに思い出させようとすると危険な行動に
でるかもしれないと逆に説き伏せられてしまいます。
愛しているならば彼の幸福を祈って忘れさせてあげるべきではないかと・・・

家に帰ったジョンウォンは医者の言葉が耳にこびりついてはなれず。
『本当にあんたのことが大切なら手を離すべきなの?あんたが望んでるのはシャララ姫だから・・・
 どうしたらいいの?』
とめどなくあふれる涙をぬぐうこともせず、ベッドで泣き続けるジョンウォンで。

翌日。
ジョンウォンはオンマに呼び出されてリビングへ。
そこにはウンギュママもいて・・・ウンギュママと二人で話をすることになるジョンウォン。
「私はジョンウォンが好きよ、りりしくて明るくて可愛くて」
と言い出すウンギュママに何の話かよくわからないジョンウォンでしたが・・・
「ウンギュがすごく辛いの。忘れたい記憶があの子をずっと苦しめてるから私たちも辛くて。
 それでウンギュを明日伯父のところにやろうと思うの」
「そこはどこなんですか?」
「ごめんね、それはいえないの。本当に申し訳ないんだけど、私はウンギュの母親だから言うことは
 できないのよ」
(ウンギュがジョンウォンとの記憶を封じ込めたことをわかっているオンマだからこれ以上息子を
 苦しめたくなくて教えてくれないつもりなんだよね)
「・・・ウンギュはどこにいますか?」
「ベッドに横になってる。話もしないし何も食べずにチチピだけ捜してるわ。
 ジョンウォン、ひょっとしてチチピっていうのが何か知ってるの?」
「いいえ」
「ウンギュは明日朝早く出発するから、お別れのあいさつにきてね。
 最後にウンギュの顔を見て、ウンギュのことはもう忘れてね」
「・・・」
「こんな話することになって本当に残念よ、ごめんね」
「そんな、おばさん違います」
痛ましいほほ笑みを残してウンギュオンマは帰っていき・・・

『ウンギュ、さよなら。ウンギュ、元気で過ごしてね。シン・ウンギュ、幸せに・・・』
医者からもウンギュオンマからも自分とのことを忘れたほうが幸せになれると言われたジョンウォン。
もう別れたほうがいいのかもしれないと弱気になってしまいます。

そして翌日の朝。
ベッドの上に座っているウンギュに別れの挨拶を切り出そうとしたジョンウォンですが、ウンギュの
引越し荷物をうっかり倒してしまいます。(家族がウンギュの荷造りをした模様)
中の荷物を拾い集めていたジョンウォンはあるものに気がつきます。
「ウンギュ、これ何?」
その声に、関心なさそうにウンギュが冷たい表情のままそばに寄ってきますが・・・
「・・・チチピ!チチピ!!」
狂ったようにチチピの名前を呼びつづけるウンギュに驚いてウンギュの両親も部屋に入ってきます。
ポロポロを涙を流すウンギュにジョンウォンは・・・

「この子がチチピ?シン・ウンギュ、話してみて。チチピってこの女?ウソでしょ?」
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