【韓国小説】ドレミファソラシド #104~106

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夜遅くに電話をかけてきたのは大学の友達セナ。
酔っ払ってて内容はよくわからないものの、自分にも恋人ができたからあんたのウンギュとどっちが
いい男なのか比べてみよう!だからすぐに出て来いというあきれた内容で。
ジョンウォンはバカらしくなって電話を放りだして就寝。

翌日。
ジョンウォンの家まで来たセナは早速自分の彼氏自慢を延々してきてウンザリなジョンウォン。
ウンギュより背も高いし、目も大きい、お金だってあるし、ケンカも強いと写真を見せびらかされ、
辟易したジョンウォンはそれでもウンギュのほうが歌がうまいかもと反論。
(セナの彼氏って・・・サングラスでスーツ姿なんだよね。あきらかにチンピラなんだけど・・・)

そこへドラムのオンニ(ソヒョン)からメールが入ってきて・・・
『明日はヒウォンとあたしの100日記念って知ってるよね?
 手ぶらでおいで、いつものカフェで6時に会おう』

  ※ヒウォンは家族も戻ってきて落ち着いたのか、しばらくしてソヒョンオンニとつきあい
   始めた模様。
   韓国ではつきあいだしてから100日を記念日として盛大にお祝いするから
   その場合友だちは何がしかのプレゼントとかするのが通例なのかな?

メール見て初めてそのことを思い出したジョンウォンは慌ててサイフのお金をチェック。
「ジョンウォン、あたしの彼氏は歌が上手いのよ」
「うんうん(適当な相槌)、そうなの。プレゼントは何がいいかな?」
「あたしの彼氏はあんたの彼より百倍かっこいいんだってば!」
「そうだね、良かったね~ 羨ましいよ。あ~困った。ナリも連れて行かなきゃいけないかな?」
と、セナを相手にせず、
「だからあたしがあんたに勝ったってことよ」
「そうなんだ、おめでとう。ねぇ、100日記念のプレゼントは何がいいんだろ?」
「あたしの話聞いてる?!ジョンウォン!!」
鋭い目つきでジョンウォンをにらみつけるセナにキョトンなジョンウォン。
そんな険悪なセナを見かねたユナが間に入ってくれて・・・
「ちょっとセナ、そんなに怒らないでよ。ジョンウォン、あんたも悪いよ」
「セナ、悪かったってば。あんたの彼氏は歌が上手いんだよね。これでいい?」
「・・・・・・」
「ごめんってば、あんたの彼氏のほうがウンギュよりもっとカッコいいって」
「本心なの?」
「うん、本心だから」
「あたしをバカにしてるんじゃないよね?」
「バカにってて・・・(ため息)本心だってば」
「じゃあ今日みんなで会おうよ。あたしの彼をあんたたちに一番に見せてあげたかったんだ。
 だからウンギュを連れてきてよ」
ウンギュがバカになったことを知る由もないセナの要求をなんとか回避しようとしたジョンウォン。
「ウンギュは具合が悪いからダメなんだ、次にしようよ、セナ」
「どこか悪いの?」
「風邪。インフルエンザにかかったの」
「そう?なら動き回れないよね?」
「当然じゃない!インフルエンザで外を歩き回るやつなんかいないでしょ?」
「じゃあ、あれはなに?」
セナがジョンウォンの背後を指差すので振り返ったジョンウォン。
今は真冬だってのにハーフパンツをはいて店の前の大きい人形の置物の周囲をニコニコと笑いながら
グルグル回っているウンギュ。
その傍にはププとナリもいて・・・
「わッ!あの子は何やってんのよ」
タイミングの悪いときにそばにいるウンギュたちに慌てるジョンウォン。
「ジョンウォン、昨日も思ったけどひょっとしてあんたの彼氏はあの子と浮気してるんじゃ?」
「違うわよっ!ちょっと、ウンギュ!!」
鼻息も荒く二人のほうへ向かうジョンウォンの背中に聞こえてくるセナの声。
「いつものビアホールに7時までに来て。他の女に浮気してる彼氏を連れてくるのは容易じゃない
 だろうけど、それならそれでオッパの友達を紹介するから」
面倒なことになったと思いつつ、ジョンウォンはウンギュの方が先決で。

その場に座り込んでいるウンギュ、ナリが近づいてくるジョンウォンに不安そうな表情になって。
「ナリ!あんたまたウンギュを呼び出したの?」
「違います。ウンギュオッパが私を遊ぼうって誘ってくれたんです!」
「冗談言わないでよね!」
「シャララを困らせるな!」
ムクッと立ち上がったウンギュが大声を上げ、セナたちは三人の様子をうかがってて。
「ウンギュ、なんでそうなのよ。家に入ろうよ、風邪引くから。ププはいつ連れて出てきたの?」
ニャオンと鳴くププを自分の胸に抱くジョンウォン。
「チチピ探すって言ったのに、探すって言ったのに・・・うそつき!うそつき!」
(ジョンウォンがチチピを探すってその場の約束したんだけどウンギュは覚えてたんだよね)
「わかった。探すから行こう」
「お前とは行かない!」
ジョンウォンの手を拒み、さっとナリの手を握ったウンギュはジョンウォンに背を向けてスタスタと
歩いていってしまって・・・セナとユナにその醜態を見られてしまい恥ずかしいジョンウォンだけど
なりふり構わず二人のあとを追いかけて。
後ろからみてると腕まで組んで、見た目にはお似合いの二人。
ジョンウォンは今頃になってナリにシャララ姫になってもらったことを激しく後悔してて、自分が
青いコンタクト入れりゃよかったとヘコみます。

その日の夕方。
ジョンウォンはセナとの約束を思い出してしまって・・・ウンギュをつれていかなければセナはまた
自分をいたぶるだろうと憂鬱になり、ウンギュを誘い出すことにしてインターフォン越しに声を
かけます。
「ウンギュ!出てきて。ウンギュ!ちょっと出てきて。大事な話があるの」
「バーカ、トンマ」⇒出てくるつもり一切ナシ
「チチピ見つけたよ!本当だってば!だから早くできて、チチピが待ってるから」
途端にドアからウンギュが顔を出してので腕を引っぱっていくジョンウォン。
「うわぁぁあ」
「早く!チチピと会おうってば」
「ホントに?本当に?」
「そうよ!」
その言葉を聞いて、引きずられていたウンギュは自分の力で歩きだして。
その場かぎりの嘘でごまかしてあとはどうにでもなれ!って感じのジョンウォン。
(いっつもこのパターンでジョンウォンは墓穴掘ってるし)

待ち合わせの店についたジョンウォンはセナや昔のウンギュを知ってる友人の前で、ウンギュが
またもや変な言動をし始めたので、酔っ払ってると嘘をついて。
セナはチンピラみたいなオッパに「きゃあきゃあ」と騒いで喜んで甘えてて、ジョンウォンはそれ
見て「ウゲェ」って感じ。
でもそのオッパが、ジョンウォンの隣に座ってる子がアンヒョン高のウンギュだと知って、
「そいつ頭がイカレちまったやつだろ?」
瞬間ウンギュ以外のみんなの動きが止まって、セナの彼氏を凝視。
「アブドラ!チチピはなぜ来ない!この嘘つき!またウソついたな!」
「アハハ、やっぱりな。アンヒョン高のウンギュとは同じ学校出てるから、あいつの頭がイカれた
 って噂はすぐ耳にはいったぜ、おい、なんだか痛々しいなぁ(笑)」
無言でジョンウォンとウンギュをかわるがわる見る友人たち。
「皮肉なもんだな。あの野郎は高校のとき女どもをゾロゾロ従えて傲慢だったのに。世の中ってのは
 ほんとに先がわからないもんだ。それでセナの友だちはあいつとつき合ってるのか?
 オトコは顔じゃないっていうのがわかるだろ?な?」
「やめてよ・・・オッパ」
ウンギュのことを侮辱されるのは我慢ならない、だけどここは理性を保たなくっちゃ。
他の誰でもない、ウンギュのことなんだから冷静に対応しないと・・・
といいつつ手も口もフルフルと怒りに震えてるジョンウォン。
「あんなのとつきあってたらお先真っ暗だろ?」
「なに?・・・今あたしに言ったの?あんた・・・セナ、あんたの友だち一発殴ってもいい?」
「オッパもジョンウォンもやめてよ!」
「あたし何をどうしたって?セナ、あんた次から男とつきあう前に絶対あたしの許可を」
ガッシャーン!!
セナのオッパがジョンウォンにキレてガラスの灰皿を叩きつけ、ジョンウォンはそのガラスの破片で
顔を深く切ってしまって・・・皿の上にポタポタと血が流れます。
「キャア!!ジョンウォン、大丈夫?」
ユナや他の友人の悲鳴をよそに、息切れしながらにらみつける男と向かい合うジョンウォン。

このときジョンウォンはあることに自信を持ってて。
ジョンウォンがケガすることをウンギュはすごく嫌ってたから彼が反撃してくれるだろうと期待して
いたんだけど・・・
ウンギュは皿の上にあったえびせんとオニオンリングをわしづかみにして、
「1対0だ!えびせんが1、オニオンリングがゼロ!」
(どうやら形状がそういうカタチに見えるってことで・・・)
「アブドラ、アブドラは反撃しないのか?」
「おい、笑えるよなぁ、ホントにイカれてるぜ。アーハッハッ、完全にイカれてる。全く笑えるぜ」
首を左右に振ってバカにして笑い続ける男に、ジョンウォンは我慢できずにウンギュが手に持って
いたヤカンをひったくってその男の頭に打ち下ろしてしまいます。
かなりの衝撃にボンヤリしてる男を残し、心配する友人たちを尻目にウンギュの手を引いて外へと
出るジョンウォン。

『ウンギュの代わりにやっつけただけ。ウンギュもちゃんとあたしのこと心配してるはず。
 ただ慰める方法がわからないだけなんだ・・・』

服の袖で涙を拭いたジョンウォンは目の前に、ウンギュたちがよく使ってた練習スタジオが入って
いるビルを発見。

その時ジョンウォンを期待させるようにウンギュはジョンウォンの顔に人差し指をつけてきて。
「あ?これ?大丈夫よ、薬塗ってバンソウコウ貼ればいいから、心配しない・・・」
「おいっ!トンデクマンがケガしたじゃないか!」
「・・・なに?」
「チチピも探せないうえになんでトンデクマンを壊した!」
「・・・ウンギュ」
他の誰でもないウンギュがケガした自分を心配してもくれず、壊したヤカンのことで責めるから、
ジョンウォンもこらえきれずに、
「あんたにとってあたしはなに?いったいなんなのよ?!」
と怒鳴ってしまいますが、
「アブドラ!」
と即答するウンギュ。
「・・・ウンギュ・・・どうしてそうなのよ」
涙があふれて泣きじゃくるジョンウォンをぽかんと見つめるウンギュ。
前のウンギュならあんな奴は殴ってくれて、あたしの涙を拭いてくれたあとギュッと抱きしめて
くれたのに・・・。
「チチピはいつ来る?」
「もうやめてウンギュ、チチピなんていないの、いないのよ」
「いる。チチピはオレを待ってるんだ。いないわけない。チチピはいるんだ。
 チチピに会いたくて毎日泣いてるのに、いないなんて言うな」
ウンギュの小さいつぶやきを聞いていたジョンウォンは、ウンギュの手をつかんでさっき見かけた
練習スタジオにつれて行こうとグイグイ引っ張って行きます。
「あたしが思い出させてあげる。今から始めよう。わかる?ここは何年か前あんたのバンドが・・・」
「ウワアアアッ!!!」
建物の前で突然大声をあげるウンギュ。
「ウンギュ!聞いてってば!ちゃんと聞いてよっ!!」
「ここはキライだ!ここには入らない!オレ、ここはキライなんだ!入らないっ!!」
「頼むから聞いてよ!この建物がわからない?あんたが練習してたところよ。
 ウンギュが一番好きな歌を歌ってた場所じゃない!」
「歌はキライだ!歌わない!だからここに入らない!ここはキライなんだっ!」
てこでも動かないというように床に座り込んで抵抗するウンギュ。
道行くひとは泣いてるジョンウォンと座りこんでるウンギュを交互に物珍しそうに眺めていて。

『あたしが一番愛する人なのに、やっと会えたのに。
 いろんなことを乗り越えて今やっと一緒にいる時間がもてたのに。なんでこんなことに・・・』

こらえてた涙がまたあふれるジョンウォン。
このあとタクシーをつかまえて家まで戻ることにしますが、車の中でウンギュに言い聞かせるように
ジョンウォンが話します。
「よく聞いてウンギュ。あんたがあたしのことをイヤでも、あたしはあんたを捨てられないの。
 チチピなんていないの。それにあたしの名前はアブドラじゃない、ユン・ジョンウォンよ」
「・・・・・・」
「よく聞いてね、あんたの頭を治すのはあたしなのよ、ユン・ジョンウォン!」
ぼんやりした目で窓の外を眺めているウンギュが独り言のように聞き返してきます。
「ユン・ジョンウォンっていう名前なのか?」
「うん!ユン・ジョンウォン!」
「じゃあ、オレはユン・ジョンウォンんが世界で一番キライだ」
「・・・・・・」
クスクス笑うウンギュ。
泣きたい気持ちを抑えて、ジョンウォンはがんばろう!と気持ちを新たにするんだけど・・・

家の前まで来るとナリがウンギュにおもちゃを買ってきてて、それに飛びつくウンギュ。
ジョンウォンはナリに子供みたいなものを買ってこないでと怒ります。ウンギュはそんな子供じゃ
ないというジョンウォンに、
「オンニはオッパが恥ずかしいんですか?」
と真っ向から対立。
前にビアホールでジョンウォンがウンギュをつれていったのは、恥ずかしかったからじゃないかと
指摘するナリ。
それに対して反論しようとしたジョンウォンですが、ウンギュがナリの手を引いてさっさと家に
入っちゃって・・・

自分が指を指されることはぜんぜん構わないけど、ウンギュがそうなるのは絶対イヤ、いつだって
ウンギュは誰の目からみても最高でいて欲しい、そんな気持ちで行動してるジョンウォンだけど、
ナリには届いてなくて。
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