【韓国小説】ドレミファソラシド #90-93

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トイたちは地元の警察に連行され、両親とチェガンがジョンウォンを迎えにきます。
犯人一味の主犯であるトイを睨みつけるチェガン。

ウンギュとナリも駆けつけていて、ナリはトイに駆け寄って
「オンニじゃないですよね?違いますよね?オンニ?」
と泣いていて・・・ウンギュも蒼白な顔をしてトイに近づきます。
「・・・お前だったのか?」
「ごめんね、ウンギュ。・・・ごめん・・・ウゥ」
歯を食いしばって泣くのをこらえていたトイだけど、ウンギュの顔をみてしまうと涙がとまらなく
なり、彼の胸に顔をうずめて泣きじゃくり、そんなトイにウンギュは正面を見据えたまま無表情で。
「今回はお前が悪いんだ」
「・・・」
「これから行く所がどれだけ寒くて孤独なのか・・・なんでこんなことしようと思ったんだ?」
「ウンギュ、あたし怖い。どうしよう・・・」
「すぐ終わる」
そんなふうにトイを許してかばうウンギュが憎い、ヒウォンだって苦しんでるのに、ソヒョンオンニ
だって。あたしもこんなに傷ついたのに・・・

「ウンギュ」
「あんたの友人のせいであたしの彼氏が留置場にいるの。この責任どうしてくれるの?
 学校でうわさにもなってるのにヒウォンにどうやって責任とるの?」
『こんな話をしたいんじゃない、あたしの彼氏だなんて、何をバカなことを・・・』
「そうか、ごめん」
「あの子が大きい罪を犯したのかわかる?なのになんで簡単に許すの?」
「オレが許さなければ誰がトイを許すんだ?」
「・・・そうだね。大事な友達でしょうから。ママ、パパ、ヒウォンが犯人じゃないってわかった
 から会ってもいいよね?チェガンもこれからヒウォンのことで何も言わないで。早く帰ろう。
 ヒウォンを釈放してもらわないと!」
意地を張ったジョウォンがウンギュの前を通り過ぎようとしたとき、ウンギュの視線が自分の首元に
あるのを感じて・・・ペンダントをまだつけていたことを思い出したジョンウォンは反射的にそれを
引きちぎってその場に捨て、ウンギュにニッコリと笑って見せ・・・悲しい顔で背を向けたウンギュ。

なんであんなことしたのか・・・一番大切なものだったのに。こんな風に捨ててしまうなんて・・・
こみ上げる涙をこらえながらヒウォンのところに向かうジョンウォン。

事件の詳細は向こうの警察から連絡が入っていたらしく、すぐにヒウォンを連れてきてくれた刑事。
ヒウォンの前に立ち、ゆっくり話すジョンウォン。
「・・・全部終わった」
「・・・」
「もう終わったんだよ。あんたの思い通りにはならなかった」
「そうだな」
「ヒウォン、あんたホントにバカじゃない?」
「うん・・・信じてくれてありがとう」
「あたしがあんたのこと信じるか確かめたかったの?こんなことして?」
(ヒウォンはジョンウォンが自分を信じてくれるかどうか試したってことなんだよね)
「・・・」
「これからはもうしないで」
「ああ」
最後まで自分を信じてくれたジョンウォンに、涙をこぼしながらやっとそれだけ言うヒウォン。
そっと手を差し伸べたジョンウォンの手に静かに手を重ねたヒウォンでした。

この後ジョンウォンの家で一緒に食事したヒウォンを家まで送っていくジョンウォン。
留置場で満足に寝てたなかったヒウォンはジョンウォンに膝枕か腕枕して欲しいとおねだりしてて。
そんな二人にドラムのソヒョンオンニが声をかけてきて・・・
「ヌナ、聞いたよ!女親分だったって?」
「バカ言わないで、あんたは大丈夫?」
「うん、ヌナもケガしてないか?」
「ないよ。ジョンウォンも大丈夫?」
「はい、大丈夫です!」
ヒウォンが元気そうにしてるのを見て安心したドラムのオンニ。
「ヌナ、オレは愛がどんなものかってわかったんだ。だから生きる理由が見つかったんだ。本当だよ」
ジョンウォンを一度見てソヒョンを見つめてニッコリ笑うヒウォンに、オンニも明るいほほ笑みで
ヒウォンを見つめて・・・
自分とジョンウォンは愛し合ってるとソヒョンに自慢げに話すヒウォン。
その表情はウソみたいに明るくて・・・自分がふりかけた災いがやっと終わったと思うジョンウォン。
(ドラムのオンニの恋も切ないなあ)

ドラムのオンニからウンギュがあと何日かで向こうへ行くから、引越しの前日に送別会をかねて
講堂でライブをすると聞いたジョンウォン。
当然ソヒョンもドラム演奏で出るつもりらしく、ジョンウォンに見においでと言いながら、ヒウォン
にもその日はベースで参加するようにというソヒョン!
だけどあっさりと「わかった」と返事をするヒウォンに当惑のジョンウォン。
あとで二人になったときにそれとなくドラムのオンニがヒウォンのことを好きだと匂わせるけど、
鈍いヒウォンはそのことにちっとも気づかず、ジョンウォンが嫉妬してると勘違いして嬉そう(笑)

翌日の学校の帰りにヒウォンと会ったジョンウォンだけど、ナリとウンギュに会おうと言い出した
ヒウォンに反対するジョンウォンだけど・・・。
「バンドの練習もしなきゃいけないし、オレたち和解しよう!」
とジョンウォンの手をとってウンギュの家に向かうヒウォン。

ジョンウォンはヒウォンに、まだ自分はウンギュをちゃんと見れないと言います。
彼を見ただけで涙が流れるから行きたくないと言ってるのに、ヒウォンはジョンウォンの手を
握って家まで行っちゃって。
こんな状況の上に彼の家にはナリがいて・・・
「あ、ヒウォンオッパとジョンウォンオンニがきた!」
ナリの声にウンギュの視線がヒウォンの顔で止まり、その間にジョンウォンは素早く頭を下げて
視線をあわせないようにして。
「きたか」
聞こえるか聞こえないかの小さい声でウンギュがやっと声を出した。
「ああ、ピザ買ってきた」
ウンギュとは対照的なヒウォンの元気な声。二人の状況が入れ替わったような光景に耐えられず、
決まり悪くてナリに笑いかけるジョンウォン。

「ウンギュ、久しぶりだな」
ヒウォンが明るい声で話しかけ、静かにうなずくウンギュ。トイの事件のせいか少しやつれたよう
な顔で力なく笑って見せて。
「お前、あんまりメシ食ってないのか?ピザ食べろよ」
ピザをウンギュの口に無理矢理もっていくヒウォン。
こんな雰囲気にたまらず、ウンギュ姉の部屋に逃げたジョンウォン。

実はこの後衝撃の事実が発覚!
チェガンはママがププ(チェガンが拾ったネコ)を捨てたと怒って家出してたわけですが、
ネコ嫌いなママとソヒョンが相談してソヒョンの部屋でずっとププを飼ってたわけで・・・
ソヒョンがププを匿ったのは、チェガンがププばっかり可愛がるので協力したらしい(笑)
結局ジョンウォンがププを連れて帰ることでチェガンの家出を終わりにすることにして、
ソヒョンがこの件に関わっていたことは秘密にするという固い約束をさせられたジョンウォン。

リビングに戻ってすぐ、
「キャッ!大丈夫ですか?」
と慌てるナリの声に、視線を向けたジョンウォン。
コーラのビンの栓を開けようとして手を切ったらしく、指先から血をポタポタと流しているウンギュ
を目にしたジョンウォンは何も考えず駆け寄って、
「バカ!気をつけなきゃ!」
ププを床に下ろしてウンギュの指をギュッと握ったジョンウォン。
血が止まったところでやっと周囲の微妙な雰囲気に気づいたジョンウォンは慌てて密着させていた
体を離して。
「あ・・・血を見て興奮したかな?」
咳払いしてごまかすジョンウォンと指を口に含んでジョンウォンを見るウンギュ。

「オレ、屋上でタバコ吸ってくるわ」
席を立ってタバコの箱を見せながら言うヒウォンに、指を口に挟んだままうなずくウンギュ。
「ついて行けよ」
ウンギュがジョンウォンにそう言い、
「指・・・薬塗ってね」
「うん」
「ヒウォンのところに行ってくるね」
何も言わないウンギュ。短い沈黙が流れてジョンウォンが席を立ち背を向けたとき、
「行くな」
と、ウンギュが小さく声をあげて・・・

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