【韓国小説】ドレミファソラシド #57-#60

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最近ウンギュは作曲に忙しくてスタジオから全然出てこなくて。ヒウォンを捜すのも中断して作業を
続けてて、ジョンウォンが話しかけても首でうなずくだけ。
歌を合わせるためにナリと二人でずっと話をしてて、ジョンウォンはそんな二人をずーっと眺めて
何時間も過ごしててめっちゃ退屈。
(ドラムのオンニも今日は来てなくて、ウンギュとナリだけで打合せ中)

退屈したジョンウォンが、それが終わったら映画に行こうって誘うけど、練習で遅くなるし、作業が
いつ終わるかわからないと答えるウンギュに、
「もうっ!首でも折って公演やめればいいのに!」
と憎まれ口を叩いて、スタジオを出るジョンウォン。
でもウンギュは追いかけて来てくれず、仕方ないからユナでも呼び出そうとして。

信号待ちしてるジョンウォンの目に道の向こう側に立ってるカップルが見えて、それがヒウォンと
前に病院で見た彼の恋人だとわかったジョンウォン。
とっさに手に持ってたキャップを目深にかぶって頭を下げたままその二人とすれ違おうとして・・・
かぶってた帽子をいきなり取られてしまい、思わず頭を上げたジョンウォン。
ヒウォンはジョンウォンのキャップをかぶって、「行こう」と横断歩道の真ん中でジョンウォンの
手をグイッと引っ張りますが、ヒウォンのもう片方の手を女の子がガシッと掴んで、
「その女とどこに行くのよ!」
と怒ってるのに、
「言っただろ?オレに本気を望むなと」
関心のない冷たい目でそんなこと言われて呆然の彼女をおいて、ジョンウォンを連れていってしまう
ヒウォン。
「ヒウォン!ちょっと待って!あたし、あんたの友だちだよね?返事して!」
「メシ喰ったか?」
ジョンウォンの質問には答えず、ヒウォンはのんきにそんなこと聞いてきて。
二人が友だちだったときにヒウォンがいつも言ってた口癖を久しぶりにきいたジョンウォンは思わず
思い出に浸っちゃって・・・

ヒウォンと並んで歩き始めたジョンウォンとヒウォン。
ジョンウォンのキャップをもう少し目深にかぶって、慣れたしぐさで手を握る。
そっと手を抜き取ろうとしたジョンウォンの動きを察知して、ギュッと握ってくるヒウォンの手。
「急にこんなことされても・・・理解できない」
「じゃあ、理解するな」
「・・・本気なの?」
「ああ」
と簡単明瞭なヒウォンの返事。
なんでこんな笑わせる展開に・・・とヘコむジョンウォンにヒウォンがキャップをかぶせ、
沈黙したまま歩きつづける二人。

で、二人は街頭インタビューをしてるテレビ中継の撮影に偶然出くわしてしまって!
しかもチェガンがそのインタビューのお姉さんに元気よく答えて、ソヒョンヌナへのアピールを
しまくってて・・・呆れながらも、二人でいるところをチェガンに見つかれば大騒ぎになるので、
身をひそめながらその場所を避けるジョンウォン。

ぎこちないまま食事を終えて、気まずい雰囲気に耐えられず帰ろうとするジョンウォンだけど、
ヒウォンが公園のほうに黙々と歩いていくので仕方なくつきあって。
ベンチに座ったヒウォンは自分を見下ろして突っ立ったままのジョンウォンを引き寄せて横に座らせ、
中学の頃よくここに二人で来たことを話し始めて・・・ジョンウォンは辛いことがあったらよくこの
公園に来て泣いてて、いつもヒウォンがここまで捜しにきてくれてチョコ味のアイスを買ってくれた
こと、ジョンウォンが嫌いなイチゴ味のアイスを買ってきて、泣いてたはずなのに怒りまくったこと、
花火してて交番に連れて行かれそうになったこと、辛い記憶は思い出さないようにして楽しかったこと
だけを話す二人。

ジョンウォンの肩に頭を乗せてくるヒウォンに、ヒウォンの気持ちがまだ理解できないと戸惑っている
ことを素直に言うジョンウォン。
ヒウォンを友達としてしか見れないというジョンウォンに、
「お前までオレに背をむけたらオレは死ぬ。オレは・・・また笑いたいんだ」
とつぶやくヒウォン。
ヒウォンが今まで過ごした孤独を代弁するかのようなその言葉にショックを受けつつも、それじゃ
なぜ自分を何度も辛い目に合わせたのかと聞いちゃって・・・信じてた分だけ憎しみが強かったと
答えるヒウォン。

そのまま「眠い」と言ってジョンウォンの肩にもたれたまま眠ってしまったヒウォンに、ちょっと!
と怒るジョンウォンだけど、無視してヒウォンは寝ちゃって。
もう11時過ぎだからとジョンウォンが一時間後に起こしたところで、偶然ヒウォンの後輩とその
彼女に会ってしまい、ヒウォンはジョンウォンを自分の彼女だと後輩に紹介。
「ちょっと!あたしはこの子の恋人じゃないから!違うからねっ!!」
あいさつだけして去っていく後輩のカップルに向かってむなしく叫ぶジョンウォン。

ヒウォンはこのあと家まで送ってやると言い出し、あんたと一緒にいるあたしを見つけたら、あたし
がチェガンに殺されるわよと慌てるジョンウォンに、ヒウォンはフッと笑うだけ。
一人で歩き出したジョンウォンがしばらく歩いて後ろを振り返ると同じ場所にたったまま、自分を
見送るヒウォンを見てしまい、なんともいえない気持ちになるジョンウォン。

ちょうどジョンウォンが家に入ろうとしたときにウンギュが声をかけてきて・・・
今まで練習してたというウンギュはさすがに疲れてて、声もかすれちゃってる状態。
「バカね、無茶しちゃって・・・大丈夫? いつまでこんなことしなきゃいけないの?」
「わからない」
ギターを片手に持ったまま、ジョンウォンを抱きしめ、もう片方の手でジョンウォンの髪をくしゃっと
するウンギュに、子供みたいなことして!と文句言うジョンウォン。
「もう寝なよ。あたしのこと想いながら寝たらいい夢いっぱい見れるから」
「お前の夢?じゃあ明日宝くじ買わないとな」
といいながらジョンウォンに軽くキスしたウンギュに、どういう意味よ!と怒るジョンウォン(笑)
<韓国では豚の夢をみると宝くじに当たるんだそうで・・・>
「じゃあな」といいながら家に入っていくウンギュに、ジョンウォンもちょっとヘコんでた気持ちが
癒されて家に入っていくのでした~

翌日。
ウンギュとジョンウォンはデート・・・のはずが、ナリがついてきてて。
バンドの大会は一ヶ月後だというのにウンギュはすでに何日も続く猛練習でやつれてるし、あんまり
笑わなくなっちゃって。
しかもウンギュと会うたびに、曲の打合せといいながらナリが当たり前のようについてきて、二人で
過ごす時間はまったくない状態。
カフェに三人でいるのに、ナリとウンギュが並んで座って曲のことで話し込み、ジョンウォンは
蚊帳の外におかれてて。

ヒウォンがバンドの練習に来なくなって、ナリは何も事情を知らないからウンギュに連絡が取れない
んですか?とふつーに聞いてて。
「うん・・・学校に行っても会えない」
と暗い表情で答えるウンギュ。
急に来なくなったヒウォンのことを勝手だと何も知らないナリが言い出し、きっと事情があるんだよ
というウンギュに、それでもバンドのことを思えば来てくれてもいいのにと文句をいうナリ。
で、事情があるんだから察しなさいよ!とジョンウォンがヒウォンをかばってムキになり、大声を
あげてしまいます。
そんなジョンウォンに素直に謝るナリと、ジョンウォンをじっと見つめるウンギュ。
ぎこちない沈黙が流れて・・・ナリが話題を変えます。

ウンギュの幼なじみが清州から遊びにくると聞いて、話題を変えてくれたナリに感謝してその話を
うんうんと聞くジョンウォンだけど・・・
「オッパが歌を始めるきっかけになった人なんですよ~ すごいオンニです」
と聞いて慌てまくるジョンウォンに、知らんぷりでストローを口に挟んでるウンギュ。
「ちょっと!あたしにそんなこと一言も言わなかったじゃない!?いつ来るの?どこで寝るのよ!」
「お前が聞かなかっただけだろ?」
「それを今言うの!?」
考えてみれば自分にヒウォンという幼なじみがいたように、ウンギュにもそういう存在がいても不思議
じゃないってことで・・・でもなんでウンギュが歌うきっかけがその子だったのか聞こうとしてた
ジョンウォンですが、誰かに肩を叩かれて思わず振り向いて。

「オンニ、こんにちは。前に会いましたよね?」
と見知らぬ女の子に言われてキョトンとしたジョンウォン。知らないと言ってるのに
「ヒウォンオッパのケータイ番号を教えて下さい。急いでるんです」
とジョンウォンに話しかける女の子。
で、昨日の夜ヒウォンの後輩と一緒にいた女の子だと思い出したジョンウォンは慌ててその女の子の
手を引っ張ってとりあえず外に出ようとしたんだけど、ウンギュが腕を横にだして通路を阻みます。
「言えよ」
「あの・・・この前公園でヒウォンを見たの」
「なんで言わなかった?」
「黙ってたわけじゃなくて・・・ゴメン」
「偶然に会ったのか?」
「うん」
「信じるよ。それでいいだろ?」
「それでいいの?」
「・・・うん」
ダランと腕を下ろすウンギュ。
ジョンウォンはその女の子を外へ連れ出して自分はヒウォンの恋人じゃないと改めて訂正。
ヒウォンは二日ほど学校に来てないらしくて心配する女の子に、恋人じゃないから電話番号なんて
知らない!とさっさとカフェに戻ります。
(この子は彼氏がいるのに、どうやらヒウォンが好きみたい)

そこにウンギュはいなくてナリだけがポツンと座ってて。
ウンギュが帰ったと聞いて、鈍いジョンウォンはナリにケンカしたの?なんて聞いちゃって。
「オンニが悪いです!オッパを苦しめないで下さい!」
おとなしいナリが拳をブルブル震わせて立ち上がって叫び、
「オッパがどうしてあんなに大会にのめりこんでるのか知ってますか?
 オンニは応援しないうえに、他の男にも会ってるなんて!
 私がオッパを見守ってるのは、オンニのそばにいるオッパが一番明るく笑ってるからです!
 だから考えを改めて下さい!」
「そ、そう。ゴメン・・・わかった」
おとなしいナリが怒りをあらわにして怒るのでさすがにジョンウォンも面食らって迫力負け。
しかもナリが言うように自分が悪かったと反省しまくりのジョンウォン。

自分の恋人はウンギュなんだから、ヒウォンと会って話したことを全部言わなきゃ!と決心した
ジョンウォンはチーズケーキを買ってウンギュの家へと急ぎます。
呼び鈴を鳴らしたジョンウォンだけど「どなたですか?」と見知らぬ声。
で、「この家の嫁です!」と返事したら中から変なオンナが出てきちゃって!
頭にはバスタオル巻いてるし、バスローブ姿の東南アジア系のオンナにビックリのジョンウォン。
「あんたは誰よ!?」
といわれて、「ウンギュの恋人よ!」と叫び返したジョンウォンがさっさと家に入ろうとするのに、
入れさせまいとするそのオンナとにらみ合いの状態に。

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