【韓国小説】ドレミファソラシド #53-#56

ここでは、「【韓国小説】ドレミファソラシド #53-#56」 に関する記事を紹介しています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
病院まで来たジョンウォンはついてこようとするジョンビンに、ここにいてと頼みますがなおもついて
来ようとするので、「ダンナに会いに行く!」と宣言し、呆然のジョンビン。
(ジョンビンはジョンウォンのことずっと『女房』呼ばわりしてたので、ジョンウォンはこの機会に
 好きな人は他にいるとキッパリ断言したというわけで)

病院の前で泣きじゃくっているナリに二人の居場所を聞き、近くの公園にいると知ったジョンウォンは
二人が大怪我してないか心配するけど、どんな顔でウンギュとヒウォンに会えばいいのかわからなくて
自分が恨めしくもあって・・・。

公園の隅の大きな木に寄りかかって泥だらけで座ってるウンギュを見つけたジョンウォン。
ウンギュはジョンウォンを見て力なく笑って・・・
「ウンギュ、なんでこんなことしたの?」
何も言わずジョンウォンを見上げて、閉じた目を開けてまた見るウンギュ。
「ケガは?ケガしてないの?」
「ああ」
「どうしてこんなこと?友だちじゃないの、ヒウォンとあんたは友だちなのに・・・」
「キスしてくれるか?」
「・・・」
ジョンウォンの手を握って引き寄せ、自分のそばに座らせたウンギュ。そしてつぶやくように、
「ヒウォンがいなくても歌えるけど、お前がいないと歌えないんだ。ヒウォンと絶交したっていう
 ことじゃなくて、そうじゃなくて・・・死んでもお前の手は放せない。オレのそばにいてくれ。
 このままそばにいてくれ。他の奴を見るな。オレのそばで、オレだけ見てくれ」
「・・・うん」
ジョンウォンの返事に、ゆっくり頭をあげて笑ってみせるウンギュ。
照れたジョンウォンは笑顔でウンギュの頭をちょっと小突き、ジョンウォンの手をウンギュが握り、
二人はますます近づき、ウンギュの唇が触れようとしたそのとき、
「やめろ」
とヒウォンの声がして。ジョンウォンがその声のするほうに目をやると・・・ウンギュがもたれている
木の後ろに足が見えて、ヒウォンがそこにいたことに気づきます。(木を挟んで相対していた二人)
「ヒウォン、これからは三人で過ごさないか?お前とジョンウォンが友だちで、オレとジョンウォンは
 恋人で、お前とオレとは親友だ。もう悲しい関係はやめよう」
ウンギュが木の後ろにいるヒウォンに向けてそういい、ジョンウォンは強張った表情で立ち上がり、
座っている泥だらけのヒウォンの前に立ちます。

恨めしい目つきでジッとジョンウォンを見つめて、両手で顔を覆い、息を吐き出すヒウォン。
「ヒウォン、あたしこのままウンギュのそばにいちゃいけない?あたしを許してくれない?」
ヒウォンからは何の反応もなく、10分あまり三人は沈黙したままその場を動かず。
そして以前と同じような、二度と見ることはできないと思った友人の表情でヒウォンがジョンウォン
を見上げ、その目には涙が浮かんでいて、その涙がジョンウォンを悲しくさせた。
「ごめん」
ジョンウォンはその瞬間耳を疑ったし、その衝撃が過ぎる前にヒウォンが言葉を続ける。
「ごめん、ジョンウォン。ごめん・・・ごめんよ」
「何を?」
「お前を泣かせて・・・そうとわかっててお前を痛めつけて。お前を許せなくて、ごめん」
その言葉にジョンウォンもヒウォンと同じように頬が涙を伝い、かろうじて立ちあがったヒウォンは
二人の前からゆっくり立ち去ります。
ジョンウォンの頬の涙をそっと手の甲でぬぐってやるウンギュ。
「オレがお前たちをまた元に戻してやる。だから泣くな、ジョンウォン。泣くなよ」
このごろ自分はすごく泣いてる気がする。理由はいつだってヒウォンだと思うジョンウォンでした。

翌朝。
学校に行くために家を出たジョンウォンを呼び止めるウンギュ。
「竜頭!何で先に行くんだよ?」
「あたしの学校のほうがあんたたちより登校時間が早いからじゃない!」
(昨日の今日なのに竜頭と呼ばれてちょっとスネるジョンウォン)
ジョンウォンの顔をしばらくじーっと凝視したあとで、ポケットからあのネックレスを取り出した
ウンギュ。
「竜頭、このごろ眼病が流行ってるから気をつけろ」
「うん、気をつけなきゃね、あんたも気をつけて」
(昨日二人ともかなり泣いちゃって、目が真っ赤に充血してるんだよね。~)
「眼病だから、学校なんて行かないでどこか遊びにでも行くか?」
ジョンウォンにそっとネックレスをかけながらウンギュがバカげたこと言うので、ジョンウォンは
返事代わりにウンギュの頭に頭突き!
「頭ぶつけるなよ!」
「死ぬ細胞もないくせに」
と、きっついこというジョンウォン(笑)
「お前、あいつとは会うなよ、確かビンって言ったよな?」
「ああジョンビン?あんたの学校のミヨンのお兄さんじゃない」
「チョン・ミヨンの?」
「あれっ?苗字がチョンなの?じゃあ名前がビンなんだ~」
と彼の名前をずーっと間違えてたジョンウォンでした。
(ホントはチョン・ビンなのに、ずーっと○○・ジョンビンって思ってたみたい)
学校に行くバスを一台見送って、ジョンウォンの髪をふざけてクシャクシャにするウンギュ。
「ぎゃあ!やめてよ~」
「お前、あいつとキスしただろ?」
「ちょっと!思い出させないでよ!思い出したら眠れなくなるんだからっ!」
「なんで思い出すんだよ!」
と自分から言い出したくせに勝手に怒るウンギュ。
で、今度そんなことがあったら、自分があげた小刀で相手を突けと指示するウンギュ(こわっ)
「あの子(ジョンビン)とはただの友達よ、いいヤツだし」
その言葉に、機嫌悪そうに斜めにジョンウォンを睨むウンギュだけど・・・
「あ!バスだ。あたし先に行くね、またあとでね、ダンナ様!」

そう言って駆け出し、停留所の前の列に並んでバスに乗り込もうとするジョンウォン。
そんな彼女の前にウンギュが急に立ちふさがって、いきなりキスしてきて!
驚いたジョンウォンだけど前のキスとは明らかにドキドキの度数が桁違いなので反応が遅れちゃって。
何秒後かにウンギュを押しのけようとしたその時、窓にピターっと顔を貼り付けてギャアギャアと
騒いでるユナや友人たちが見えて・・・(あとで袋叩きにあいそうな予感のジョンウォン)

「これからは毎晩このキスを思い出せよ」
「・・・あんたのせいで、あたしは終わりだわ」
ご機嫌なウンギュと反対に、あとで友人からつるし上げにあうとジョンウォンは憂鬱(笑)
「放課後スタジオに来い、ヒウォンを捕まえておいてやるから」
とブンブン手を振って見送ってくれるウンギュ。

このあとジョンウォンはバスの中で女友達に飛びかかられるし、別れたっていってたのにいつの間に
復縁したのよ!?ジョンビンはどうするの?ヒウォンが黙ってないんじゃない?とユナや他の子たち
から質問責めにあってグッタリのジョンウォンでした。

放課後スタジオに行くとウンギュがドラムのオンニと騒いでるところで。
「ちょっと、アンタあっちに行きなさい、こないでよ!」
「オレ、ウサギみたいだろ?」
「はいはいウサギみたいね!わざわざ眼病にかかったの?何かあったの?」
「別に、なにも」
で、ドラムのオンニは何かあったとピンときたらしく、
「ウンギュ!あんた目が治るまでバンド休みなさい」
「イヤだね」
「こいつ!来るなって言ってんのよ!」
「オレがいないとダメだろ?」
「あんたさえ歌がうまけりゃ何だってのよ!もうヒウォンはこないかもしれないし・・・
 もう!あたしたちなんでこんな複雑なことになっちゃったのよ。ジョンウォンがそんなに魅力?」
とブツブツ言うドラムのオンニ。
そのままオンニはスタジオを出ていっちゃうし、変な雰囲気になったのでウンギュがジョンウォンを
連れてスタジオを出ていきます。

ヒウォンはどこに行ったのか・・・ウンギュも自分もそばにいないのに。
もしかしたらもう心を開いてくれないかも・・・と心配になるジョンウォン。

それから二週間が過ぎて・・・ウンギュは放課後になるたびにヒウォンを捜してあちこち行ってる
らしいけど、捕まらないままで。

土曜日の夕方。
ウンギュにカラオケBOXに誘われて一緒に行ったジョンウォン。
(店の受付のおねーさんに公園で歌ってた人ですよね?と聞かれるほどだからウンギュはわりと
 有名なのかな?)
バンドやってるウンギュの前で歌うのがイヤでゴネたジョンウォンだけど、20分も格闘したあげく、
あきらめて歌い出します。
だけど・・・1コーラス歌ったところでブチッと曲を切るジョンウォン。
「ダメだな」
と深刻そうに首をふるウンギュに、
「あたしに歌えっていったのはあんたなのよ!」
と怒るジョンウォン。(ジョンウォンてば、かなりオンチなのかな?)
もう絶対にウンギュの前では歌わないとプンプン怒ってるジョンウォンの横で、マイクを取りながら
片手をジョンウォンの腰にかけて歌い始めるウンギュ。

な~の~に~、ジョンウォンはムードぶち壊し(笑)
お腹がすいたからパン買ってくると、歌ってるウンギュをその場において近くのスーパーヘ行って
しまいます。(そりゃあんまりだぜ、ジョンウォンよ)
ウンギュは歌が大好きだけど、ジョンウォンはさほど歌が好きなわけじゃないからちょっと退屈して
るっていう感じかな?

通りを歩いてたジョンウォンは、飲み屋の前でタバコを吸いながら座りこんでいるヒウォンが目線に
入り、声をかけようかどうしようか迷ったあげく、ともかくウンギュを連れてこようと道を戻り始め
ますが、
「呼ばなくていい」
とヒウォンの声が。かなりお酒を飲んでいるヒウォンに、ウンギュがすごく心配してると言うけど、
「・・・ウンギュって誰だ?」
「あんたの一番の親友じゃない」
「お前憶えてるか?」
「何を?」
「お前の友達だったカン・ヒウォンを憶えてるか?お前はそいつが憎いだろ?」
「今は違う。ゴメンね、ただ申し訳ない気持ちがあるだけ」
「オレはお前がまだ憎いよ」
「・・・もうやめよう」
「ウンギュのそばで笑うな」
「まだあんたはあたしがウンギュのそばにいるのがイヤなの?いつになったら三人で笑えるように
 なるの?いつになったらあたしを許せるの?」
「ウンギュのそばにお前がいるのがイヤなんじゃない、お前のそばにウンギュがいるのがイヤなんだ」
ヒウォンの言葉に驚いたジョンウォンだけど・・・イマイチ意味を理解できなくて。

「よく聞いて、ヒウォン。あたしはウンギュのそばを離れるつもりはないの。ウンギュはあたしを
 選んだの。あたしはもうあんたに負い目を感じることもないし、隠れるつもりもない。
 だからあんたも好きにすればいい」
「オレの好きにしても?」
「そうよ」
「わかった」
ヒウォンはジョンウォンに近づき肩を勢いよく引き寄せて抱きしめて・・・ジョンウォンが引き離そう
とするとヒウォンはいっそう強く抱きしめてきて。
「好きにしろって言っただろ?・・・オレのそばにいてくれ。頼む」

ヒウォンの表情をみたジョンウォンは友人だったころの彼が戻ってきたと大喜び。(にぶいなぁ)
ジョンウォンの認識ではヒウォンはジョンウォンとウンギュのところに戻ってきてくれたと思ってた
んだけど、一緒にウンギュのところに行こうと手を引っ張るジョンウォンを振り払っちゃって、
ワケのわからないジョンウォン。
「お前とウンギュ。オレが選んだのはジョンウォン、お前だ」
「え?何?」
「友達として過ごしたことも、オレがお前にしたことも全部忘れてくれ」
「友達だったことをどうして?戻ってきたんでしょ?」
「ああ、戻ってきた・・・男としてな」
それだけ言うと、面白そうに笑いながら去っていくヒウォン。
「ちょっと待って!ヒウォン!男として帰ってきたんなら、あたしはあんたを選べない!あたしは
 ウンギュを選んだんだから!こんなことするならいっそ前みたいに苦しめてよ!こんなことで
 友達を失くすのはイヤ!」
ジョンウォンの大きな叫び声に、振り返ったヒウォン。うつむき加減の顔から見える目は本気だった。
「もう友情は信じないことにした。オレが選んだのは愛だ。一ヶ月後にはお前はオレのそばで笑ってる
 ようにしてみせる。じゃあな」
ヒウォンの後姿を見つめながら呆然とするジョンウォン。

このことをチェガンやウンギュが知ったら・・・これは言うべきこと?それとも・・・と考え込んで
たジョンウォンにいきなりウンギュが声をかけてきて、飛び上がって驚くジョンウォン(笑)
「いつからここに?」って恐る恐る聞くジョンウォンだけど、パンを買いにいってから全然戻って
こなかったことをずーっと怒るウンギュの様子に、ひとまずさっきのやりとりを見られてなかったと
ホッとするジョンウォン。(彼氏にまたもや秘密を作ってどーする、ジョンウォンよ)

手を握って家に帰りながら、ジョンウォンはウンギュに「『愛してる』って言って」とおねだり。
いきなりそんなこと言い出したジョンウォンに何で?と聞くウンギュ。
「あたしがあんただけを見つめていられるように」ってちょっと弱音を吐くジョンウォンなのに、
「じゃあ『愛してる』って言うから、『竜頭』ってずっと呼んでもいいか?」
とウンギュが言い出して、「もういい!」と怒るジョンウォン。
(こういうこと聞きたがることは、気持ちが揺れてる証拠なんだけどねぇ・・・)

スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。