【韓国小説】ドレミファソラシド #41-#45

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病院に着いたジョンウォンはヒウォンの病室に向かい、お見舞いにきてたドラムのオンニとナリに
二人で話をしたいから席を外してくれと頼みます。
(ケンカしないでくださいねと心配するナリと、雰囲気を察して出て行こうと言ってくれるオンニ)
「あんたが警察にブチ込んだジョンビンを釈放して」
「じゃあお前もオレのオヤジを刑務所から出してくれよ」
「どうしてこんなことを?あんたのお父さんを警察に突き出したのはあたしだから、あたしを攻撃
 すればいい。あたしの周りの人を傷つけないで」
「次は誰にしてやろう?・・・そうだな、お前のオヤジとか?」
カッとなったジョンウォンはヒウォンをビンタしようとして逆に手をつかまれてしまい、
「お前、オレを殴るつもりか?」
「ヒウォン、あんたって・・・なんてひどい奴なの。これが本当のあんたなの?」
「誰のせいでこんなになったと思ってるんだ?」
「言ったじゃない!知らなかったって!!車ではねられた子供はあたしの目の前で死んで、はねた
 車はそのまま逃げたのよ!(運転してたのが)まさかあんたの父親なんて知るわけなかった!」
「それで母親は家出してオヤジは刑務所に入り、オレは一人になった」
「・・・どうしたらこんなことやめてくれるの?私にどうしろと?」
「言っただろう?オレの前から消えろ。お前の顔を見るだけで体の底から怒りが込み上げて、
 発狂しそうになって眠れなくて・・・」
いつの間にかヒウォンの目に涙が浮かんでいることに気づいたジョンウォン。
「ウンギュには会うな、あいつはオレの親友だ。それがお前とつきあうのは許せない」
結局ヒウォンの口から出るのはウンギュのことで・・・警察官の腕にぶら下がって孫のジョンビンを
かばうおばあさんの顔が浮かんだジョンウォン。
「ジョンビンを警察から出して」
「ウンギュは?」
「そんなにウンギュが必要なら彼の前から去るわ。(ウンギュと)もう終わったし。今すぐ電話して」
そう言って病室を出ようとしたジョンウォンだけど・・・
「ヒウォン・・・変なこと言うんだけど・・・最期にあんたの手を一度だけ握ってもいい?」
「笑えるな、自分が何言ってるのかわかってるのか?」とあざ笑うヒウォン。

ヒウォンの孤独を垣間見てしまい、病室をでたジョンウォンはそのままとぼとぼと歩きますが、
そのジョンウォンをウンギュが呼び止めて・・・近づく足音に、顔を見ないようにするジョンウォン。
「ジョンウォン、ヒウォンの見舞いにきたのか?」
「うん」
「そんなにケガはひどくないらしい。話したいことがあるから逃げないでくれ」
「あたしも話すことがあるの。・・・先に言って」
「うん、昨日オレ言ったよな、お前を諦めるって。だけど頭が痛くて眠れなかった。
 お前と別れたら悲しくなるから・・・」
ゆっくり顔をあげてウンギュの目をみたジョンウォン。ウンギュは彼女に笑いかけてて・・・
怒りっぽい自分だから昨日はついカッとなってしまったけど、もう怒りも消えてジョンウォンのこと
を許したと笑いかけるウンギュに、思わず笑みを浮かべそうになったけど、これ以上自分のせいで
周りの人が被害に遭うのは耐えられないジョンウォンは、ウンギュに別れを告げます。
「今度はあたしが言うね、もうあたしのことは忘れて」
「・・・」
「遠くに感じたって言ったよね?だけど、あたしたち合わないんだよ、それもすごく」
「オレはもう歌よりもお前をもっと愛してるかも」
「ううん、あたしとあんたはダメなんだよ。
 それにあんたが世界で一番嫌いだっていう竜頭はあたしだし」
「・・・ええ?ウソだろ!?」
「(証拠)写真が家にある。それにあたしはあんたみたいに派手で騒々しいのはキラい。もう行くね」
「・・・ジョンウォン、一つだけ聞く」
「言って」
「お前が言ってた、『この世で一番憎んでるけどオレと親しいから言えない』って人は・・・
 ヒウォンだろ?」
「・・・ううん、あんたとは何の関係もない子。あ、そうだネックレスしたままだった!
 返さなくちゃね」
首にかけていたネックレスを外し、ウンギュの手に載せたジョンウォンの手を取り、
「あの時の竜頭でもいい、それでもオレはお前が好きなんだ」
「バカいわないで。あたしはあんたがキライなの。ジョンビンよりもケンカが弱いくせに」
「じゃあオレたちはつきあってたんじゃないと?」
「うん、あたしジョンビンの奥さんになることにしたから♪」
なんでもないようにニッコリと笑みを浮かべたジョンウォンに、彼女を握っていた手を力なく外して
しまうウンギュ。
自分のネックレスは床に落ち、まだウンギュの首にかかっているネックレスがジョンウォンを余計に
悲しくさせて・・・。
『速く!もっと速く歩かなきゃ!』足元が崩れそうになるジョンウォン。
『このまま座り込んでしまいそうになる。ウンギュの前ではちゃんと歩かなきゃ』
多分あたしのことをウンギュには理解できないだろう。あたしのことを好きになってくれたのに、
あたしがあんなバカみたいなことしたのもきっとわからない。

その夜釈放されたジョンビンから電話がかかってきたけど落ち込むジョンウォンはそれどころじゃ
なくて・・・ウンギュの部屋の灯りがついてなくて心配なジョンウォン。

何日か経って久しぶりに屋上から抜け出して外出しようとするジョンウォンですが、屋上にいた
ウンギュとバッタリ会っちゃって・・・(髪を短く切ったウンギュ)
「久しぶり」と何気なく挨拶するジョンウォンに、ウンギュも挨拶を返してくれます。
「遊びに行くのか?」
「うん」
「髪切ったんだ、どうだ?」
「うん、カッコいい」
「恋人に会いに行くのか?」
「・・・うん」
自分は今でも足が震えて目もあわせられないのに、ウンギュが何でもないように話し掛ける姿に少し
傷つくジョンウォン。

このあとナリがベロベロに酔ってジョンウォンのところへきて、オッパは悲しい歌しか歌えなくなった
とジョンウォンに訴えますが、これからはナリがウンギュを支えてあげてと言われて・・・俄然やる気
になったというか、オンニがオッパと別れたなら自分が努力する!と喜ぶナリ。
ジョンウォンがウンギュと別れたことがジョンビンにバレてしまい、学校までくるようになって、
かなり迷惑なジョンウォン。(ジョンウォンはオレの嫁さんだ!と公言してるジョンビン)
家までついてくるジョンビンにいい加減怒ろうしてと振り返るジョンウォンの目にウンギュ、ナリ、
ドラムのオンニが目に入って・・・

絶対自分たちを見てたはずなのに視線を合わせないウンギュをジッと見てるジョンウォンに業を
煮やしたジョンビンがいきなりキスしてきて!
慌てて唇を引き剥がしたジョンウォンだけど、よりによってウンギュの目の前でキスされてしまった
ショックのせいで動遥しまくってて。
「あ、愛してる~」とジョンウォンの表情も見ないで自分勝手な告白をするジョンビン。

呆然としたままのジョンウォンの目の端に唐突にウンギュの姿が入り、うつむいたまま何かをつぶや
きながらジョンビンの肩を掴みます。
ジョンビンがウンギュの手を引き離そうとしてこぶしをウンギュの顔に向けたけど、スルリとかわし
て避け彼を殴ったウンギュ!
ジョンビンも応戦しようとウンギュを殴ろうとしたのに、ナリがウンギュをかばって飛び出したので
まともにジョンビンの拳が当たり、倒れてしまうナリ。

ナリを介抱しながら「怪物だけに馬鹿力ね」とつぶやくドラムのオンニにカチンときたジョンビン
だけど、女を殴る主義じゃない、わざとやったんじゃないとジョンウォンに謝り、ナリの具合を心配
して。

ウンギュってばそんなナリを無視してジョンウォンのそばに行って彼女の手を握り、もう片方の手で
自分の服の裾で唇をゴシゴシと拭いて。
「なんでおとなしく(キス)されたんだ、避けろよ」
と静かに言うウンギュに、
「お前はジョンウォンとは別れたくせになにをウロチョロしてるんだ!」
とジョンビンが声を張り上げて怒ります。

何も言わずにジョンビンの正面に立ったウンギュはいきなり自分の倍ほどもあるジョンビンを一発で
倒しちゃって!!(ケンカしたらけっこう強かったのね、ウンギュってば)
その場に倒れたジョンビンを狂ったように殴りまくるウンギュに圧倒されて声が出ないジョンウォン。
ナリはそれを見て泣いてて、殴られてるジョンビンの意識が朦朧としてるので、
「やめてウンギュ、もうやめて!」
と叫ぶジョンウォン。
だけどジョンビンもやられっぱなしでは終わらず、口元の血を拭いながら力で押し返そうとしてて。
ここで自分が揺れたらまたみんなを苦しめる結果になると思ったジョンウォンは心を鬼にすることを
決めて・・・
「見ろ、オレのほうがジョンビンよりケンカは上だろ?」
「それを見せつけるためにジョンビンを殴ったの?」
それにはすかさず「バカ」と怒るウンギュ。
(目の前で好きな女が他のオトコにキスされりゃ、そりゃキレるでしょうが~ 鈍いジョンウォン)

ジョンウォンはナリを背負おうとするウンギュではなく、倒れているジョンビンのほうへ行き、
「ジョンビン、立って。大丈夫?」
とわざと見せつけるようにジョンビンを助け起こしちゃって・・・ナリを背中におんぶしたまま理解
できないって顔でジョンウォンを見るウンギュ。
「なに?そんな目で見ないでよ。あたしはもうあんたのそばにはいないの。
 ジョンビンの横にいるの。あんたが背に負ってるのはあたしじゃなくてナリよ。これが現実なの」
「・・・」
「あんたのおかげでいい夢をたくさん見たわ、もうずいぶんまえに覚めてしまったけど。
 これからはあたしにこんなところ見せないで」
「そうか・・・オレも今わかった。やっとわかった・・・じゃあな」
ナリを背中に背負ったまま遠ざかっていき・・・ゆっくりとウンギュが小さくなっていき・・・。

シリアスな雰囲気をジョンビンが冗談でなごませようとして、こんな自分を好きになったジョンビン
にさえ不憫だと感じてしまうジョンウォン。
元はといえば全てヒウォンのせいだと彼を恨み、いろんなことが起こって珍しく寝込んでしまった
ジョンウォン。
『幸せでいてほしい。あたしのように泣いてもいけないし、悲しい歌ばかり歌ってもダメなの。
 どんな表情もカッコいいけど笑った顔が一番いい。あたしのように辛いことがないように』
うなされたジョンウォンが思い浮かべるのはウンギュのことだけで・・・
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